非公開寺院ですが、坐禅会や桃花会の例会時に参加者は庭園を見ることができます。
なお坐禅会や桃花会は参加費無料です。
それぞれ開催日は定例になっているのですが、忙しい御住職の都合で変わります。
入り口に当月坐禅会の日程の張り紙がしてあります。
御参加を希望される方は、前もって電話で確認されることをおすすめします。
非公開寺院ですので、庭園写真を公開することに躊躇はあったのですが、
興味本位ではなく、坐禅会の参加をすすめる立場からブログに書ことにしました。
この庭園は、日中もいいですが、私が一番好きなのは、薄暮の庭です。
さらに、満月の月明かりに照らされた庭と甍の美しさは、格別です。
まるで、この時に見てほしいと庭が訴えているような錯覚さえ覚えます。
以前十五夜に坐禅していたら、老師が、「今晩は月がきれいだから、月を眺めましょう」
と言ってくれ、参加者みんなで縁側に座り、名月と庭を観賞しました。
まるで月見台から月を見ているようでした。
老師の粋なはからいでした
臨済宗の多くの寺院の庭園は、禅僧の禅的生活と直結したものです。
一方今日では、多くは観光化され、臨済宗寺院の本分である、
坐禅が付け足し程度にしか扱われていない残念な現状も散見されます。
そんななか、霊雲院は非公開を続け、坐禅普及一筋に力を注いでいます。
現在の住職は、昭和の名僧山田無文禅師から印可証明を受けた人です。
無文禅師の禅に対する峻厳な考え方は、霊雲院には生きています。
庭園の写真は、6月初めと7月初めのものです。
坐禅会や桃花会は住職の都合で変わることがあります。
参加を希望される方は、前もって電話で確認されたほうがいいです。
妙心寺霊雲院 電話番号 075ー462ー4648
哲学者西田幾太郎のお墓もあります。
是非お参りを。
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