京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

百年に一度?リュウゼツラン開花 京都金光寺 now

2015-08-10 13:39:39 | 京都花めぐり


百年に一度咲くと言われるリュウゼツラン(竜舌蘭)が 金光寺で開花しました。
本日昼のテレビで放映されましたので、早速行ってきました。

リュウゼツランはメキシコ原産、葉が竜の舌に似ていることから名前がつきました。
花が咲くのに数十年かかり、一般的に一度開花すれば枯れてしまうそうです。
先代の住職が50、60年前に植えたそうで、それが今年開花したというわけです。

金光寺(下京区六条通河原町西入ル)





開花の案内書があります。





リュウゼツランです。
高さは5,6メートルもあるでしょうか、大きな植物です。










花をズームします。















葉でしょうか、変わっています。










立秋、萩がポツポツ開花、梨木神社

2015-08-10 04:21:56 | 京都花めぐり

梨木神社は京都市上京区にある神社で、京都御苑の東隣に位置し、萩の名所として有名です。
王政復古を唱え、明治維新の原動力となった三条実萬、実美親子を祀っています。




毎年九月には神社の境内で萩まつりが行われ、私も毎年足を運びます。

京都を代表する世界遺産のひとつ、下鴨神社前のマンション建設がニュースになり、ご存知の方も多いと思います。
下鴨神社は二十一年ごとに式年遷宮が行われますが、それには多額(二十億円)の資金が必要になります。しかしその資金が集まらないのです。
それで神社はやむを得ず、下鴨神社前の駐車場などの敷地をマンション業者に期限つきで貸与することにしました。
毎年業者から入る賃貸料に活路を見いださざるを得なかったのです。

梨木神社も全く同じだったのです。
老朽化した本殿や拝殿などの修理費用が捻出できず、やむを得ず参道前の駐車場をマンション業者に60年間の期限付き貸与したのです。
そのマンションは今年完成です。
神社経営は傍目で見ていてはわからないですが、どこも深刻なようです。

長い前置きはさておき、昨日の散策は梨木神社です。
萩には季節はまだ早いですが、立秋の声を聞き、ひとつふたつは咲いているかもと思ったのです。


新築のマンションを背にした神社鳥居





本殿に続く参道の両脇には萩が植えられています。





鳥居近くにある白雲木(ハクウンボク)の実です。





鳥居近くの萩、一部ポツポツ開花です。















境内には有名な「染井」の井戸があります。
京都三名水のなかで千年以上もなんとか湧き続けている唯一の井戸です。





以前はカンパでしたが、今はこんな貼り紙がありました。



















振り返った景色






紫ツユクサがきれいでした。





梨木神社は源氏物語とも縁があります。





ところで、梨木神社前のマンションですが、京都御苑に隣接し、京都府立病院も近い、
京都市内でも特等地でしょうね。
3階建で販売戸数は31戸(68.2~117.4平米)、60年の定期借地権付きながら、
販売価格は6千万円から1億6千万円とのことです。
私は不動産価格には疎いですが、ずいぶん高いように思います。
どうなのでしょうね。
ちゃんと住んでくれればいいのですが、外国資本などの投機対象物件でなければいいなと思っています。