京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

期待はずれだった2013京展

2013-07-21 07:01:03 | 美術・博物館


京都市美術館で2013京展を見て来ました。
京展は、京都市主催の総合公募展で、日本画,洋画,工芸,彫刻,版画,書の6部門にわたって入選,入賞した作品を展示しています。

主催者である京都市は、
『「京展」は,全国規模の総合公募展として,80年近くの歴史があり,日本画,洋画,工芸,彫刻,版画及 び書の6部門から選ばれた優秀な作品を展示しています。名だたる作家を輩出してきた本展は,新人作家の登 竜門として,多くの皆様に親しまれています。 この度,京都市美術館開館80周年記念展「2013京展」における入選作品451点の中から,審査員による選 考の結果,「京展」などの各賞,今回特設の京都市美術館賞80周年記念特別賞(コレクション展),京都市 美術館賞(コレクション賞),芝田記念賞及び京都市美術館館長奨励賞の合計33点の受賞作品を下記のとお り決定しましたので,お知らせします。
なお,京都市美術館開館80周年記念展「2013京展」では入賞作品を含めた,全入選作品451点を展示します』。と広報していました。


作品を見終わっての私の感想です。
期待して行ったのですが、率直に言って、どれも力作ですが心に残った作品がほとんどありませんでした。
賞に選考された作品も、なぜこの作品が受賞されたのか理解に苦しみます。
私は単なる美術好きの素人ですが、新人作家の登竜門というので、日本画にも洋画にも作家たちのギラギラと主張する作品が出品されているかと思ったのですが、多くは平凡な絵ばかりでした。
蛇足ですが、出品作品の多くが大作なのですが、どこに飾るのだろうと考えてしまいます。たしかに、美術館のような天井も高く、広い空間では、大作の方が映えるにかもしれませんが、一般家庭では間違いなく飾れる場所はないでしょう。
作品の質は小品な作品でも関係ないと思います。
最近の美術団体の傾向なのでしょうか。大作ばかり目につきますが、ほとんどが大味です。

本当はこんなこいとは書きたくなかったのいですが、非常に残念な思いで美術館をでました。来年を期待します。