京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

仁和寺御殿と庭園

2017-09-12 06:16:30 | 寺院・庭園

一昨日青空がきれいだったので仁和寺に向かいました。
久しぶりに御殿と庭園を拝観します。


二王門
京都3大門のひとつです。










本坊表門





御殿入口










回廊





南庭

















白書院














回廊





宸殿の北庭















パノラマ撮影





宸殿(登録有形文化財)
近世初期の皇居・常御殿を移築したものです。





























霊明殿















黒書院










黒書院前庭





御殿を出て五重塔に向かいます。

中門










五重塔
















妙心寺退蔵院庭園

2017-09-09 06:28:16 | 寺院・庭園


先日妙心寺山内を散策し、後日龍安寺と昨日退蔵院に行ってきました。
退蔵院は妙心寺山内にあり、建立は1404年と600年以上続く古刹です。

退蔵院山門





拝観受付と庫裏






庫裏玄関に網代笠





方丈に向かいます。
















方丈






方丈前庭






国宝瓢鯰図 退蔵院所蔵 複写
日本最古の水墨画(如拙筆を)
禅の公案をわかりやすく絵にしたものです。
小さな瓢箪で大きな鯰をいかに捕らえるかという問題です。
絵の上部には京都五山の高僧31人の賛があります。










杉戸絵











元信乃庭
室町時代の画聖狩野元信の作品で、絵画的な優美豊艶の趣を失わず、独特の風格を備えている枯山水庭園です。
狩野元信が画家としてもっとも円熟した70歳頃の築庭と推測されています。
昭和6年(1931年)には、国の名勝史跡庭園に指定されました。

撮影に失敗しましたので退蔵院HP借用




参道をさらに進みます。





陽の庭

















桔梗





陰の庭






白桔梗





四阿










つくばいと水琴窟











売店











茶席





余香苑
昭和40年造園家中根金作による作庭です。
桜、蓮、楓など四季の彩りが美しい昭和の名庭です。






















待合





睡蓮が咲いていました。





帰り道





春は余香苑の枝垂れ桜がきれいですが、観光客が非常に多いです。


龍安寺庭園

2017-09-07 07:51:52 | 寺院・庭園


久しぶりの龍安寺です。
今まで何度も拝観していますが、退職後初めてです。
拝観開始の8時少し前に到着で、一番乗りです。

山門





参道を通り石庭にある庫裏に向かいます。







庫裏玄関







まだ誰もいない方丈の石庭です。
東西25m、南北10mの空間に白砂を敷き詰め、15個の石を配したものです。
室町末期(1500年頃)、特芳禅傑などの優れた禅僧によって作庭でされたと伝えられています。
石庭は菜種油を混ぜた土で造られた油土塀で囲まれ、時とともに油が変化し独特な風合いがあります。


石庭
どの角度からみても15個の石全ては見えないそうです。
パノラマ撮影してみましたが、微妙です。
























石の配置 5,2,3,2,3個です。









大きな石の背後にも石があります。


油土塀
時が作りだした風合いは石庭になくてはならない景色です。



















方丈を一周します。






つくばい
方丈北東にある銭形のつくばいは、中心の口を共用すれば『吾唯足知』になります。





龍安寺垣






方丈襖絵






































方丈を一周すると観光客がどっと入ってきました。
相変わらず、海外観光客、修学旅行生が多いです。












もう一度石庭











油土塀







庫裏を出て鏡容池の周囲を歩きます。






納骨堂

























梯子のような支えがある木は雷が落ちたものです。






水分石























山門に帰ってきました。






妙心寺山内散策

2017-09-06 05:40:59 | 寺院・庭園


先日妙心寺境内を散策してきました。
全国に3,400の寺院を持つ臨済宗妙心寺派の大本山です。
1337年花園法皇が法皇の離宮を禅寺に改め、関山慧玄を招いて開山しました。
応仁の乱で多くの堂塔を焼失しましたが再興、豊臣、徳川家をはじめ諸大名が帰依し、隆盛を極めたました。
三門、仏殿、法堂と重文の伽藍が一直線に建ち、その周囲に46の塔頭が並んでいます。

とにかく広い山内です。龍安寺を除き歩いてきました。





南総門






勅使門と放生池







三門






仏殿













法堂





境内を散策します。


東海庵






玉鳳院











蓮池ですが、もう長い間蓮はなくなっています。







涅槃堂






沙羅双樹の庭で知られる東林院
























小方丈 非拝観










少し色づきはじめています。





桂春院


















北門





隣華院







天球院










禅寺建築ですね。











霊雲院
現在御無沙汰していますが、座禅会でお世話になりました。










鐘楼





大方丈入口











退蔵院










東福寺方丈庭園ー八想の庭

2017-09-04 05:43:21 | 寺院・庭園

伏見稲荷大社の帰り、東福寺に寄りました。
久しぶりに方丈庭園八想の庭を見ます。

方丈










南庭
広さ210坪の枯山水庭園です。
古来中国の蓬莱思想に基づく四仙島を十八尺の長石と巨石を配し、渦巻く砂紋で八海を表しています。


















五山になぞらえた築山を置いています。






パノラマ撮影






西庭
さつきの刈り込みと市松模様の図案化が斬新です。
井田市松と呼ばれています。












屋根瓦の間に京都タワーが見えます。






通天台





通天橋





通天台の柱の虫食い 芸術品のようです。






北庭






















東庭
円柱の石で北斗七星を構成し、北斗七星の庭と呼ばれています。





方丈を出ます。





法堂





三門







浴室






三門






放生池の蓮まだ咲いていました。










東司






禅堂





まだ日中は30度を超えますが、朝晩めっきり気温が下がってきました。
就寝時は勿論ですが、夜もエアコンなしでもいけるようになりました。
すっかり秋という感じです。
そろそろ朝の散策も長袖が欲しくなりました。




黒谷(金戒光明寺)、真如堂

2017-09-01 06:34:22 | 寺院・庭園

今日から9月、夏が終わり秋の月す。
昨日は秋の気配が感じられる一日でした。
朝の気温は久しぶりに25度を下回り、22度と心地よい朝です。
青空が広がった一日ですが、最高気温も30.2度、カラッとしています。
そんな青空の下の散策です。

黒谷(金戒光明寺)高麗門






山門







墓地上に三重塔(文殊塔)が見えます。










御影堂(大殿)







山門







青蓮院門の「将軍塚青龍殿」が見えます。






コエビソウ






スイフヨウ












真如堂
















宗忠神社






今朝も涼しい朝です。
エアコンなしで目覚めた二日目です。
今日も晴れた一日になりそうです。



南禅寺庭園

2017-08-30 06:36:10 | 寺院・庭園

朝の散策でちょくちょく訪れる南禅寺ですが、今回久しぶりに庭園を拝観しました。

南禅寺






放生池の蓮まだ残っていました。


















三門













法堂






久しぶりに方丈拝観します。










方丈南庭











雲水さんでしょう。掃除と砂模を作っています。


















方丈は趣がある庭園に囲まれています。





















































一周してきました。まだ砂模作りしています。







水路閣







三門







天授庵






羊草

















今年二番目の暑さ 東寺

2017-08-25 06:23:23 | 寺院・庭園

昨日は残暑厳しい一日でした。
予報では最高気温が37度でしたが、結果は36.2度で今年二番目の暑さでした。
9時には30度と散策中汗だくになり、昼過ぎには肌が焼けるようでした。

昨日昼過ぎ、用事があり東寺近くに行きましたので、東寺にちょっと寄ってきました。
暑さが画像から伝わらないのが残念です。






東門





暑すぎて観光客も少ないです。






まだ蓮が咲いていました。

















蓮池と五重塔





経蔵










五重塔と不ニ桜











納経所







講堂














金堂と五重塔












八幡宮
796年、平安京と東寺を守護するために作られた社殿です。
1200年以上の歴史があります。





修業大師
朝早くからお参りする方が絶えないです。






金堂






八嶋社殿
東寺以前より鎮座されていた地主神の社殿です。これも歴史があります。
























南大門












サギがいました。掘の小魚を狙っているのでしょうか。











東寺の境内を歩くだけで汗が吹きだしてきました。
でも青空がとてもきれいでした。




神泉苑

2017-08-23 05:49:40 | 寺院・庭園


神泉苑は現在東寺真言宗の寺院で、場所は二条城の南にあります。
桓武天皇が平安京造営(794年)の際に、大内裏の南の沼地を拓いて造られた苑池です。
常に清らかな水が湧き出ていることから「神泉苑」と名付けられました。
その広さは南北約500m、東西約240mに及ぶ広大なものでした。
後に建てられた神泉苑の北側にある二条城も当時は境域に含まれていました。
境内には大池と中島が造られ、歴代の天皇や貴族が舟遊びや遊宴に興じました。
神泉苑の池には竜神(善女竜王)が住み、季節を問わずまたどんな日照りの年も涸れないと言われています。

東寺真言宗の寺院ですが、いきなり神社の鳥居があります。
典型的な神仏集合です。












善女竜王神社
824年大干ばつに襲われ、天皇の勅令で東寺の弘法大使空海と西寺の守敏が雨乞いをめぐり法力争いを行いました。
空海が「善女龍王」に祈りをささげ雨が降り注ぎ勝ち、「善女龍王」は池の竜神として祀られることとなりました。
以来神泉苑では名僧が祈雨の修法を競って行うようになり、宗教霊場としても盛んに利用されました。











恵方社
正面鳥居をくぐると池のほとりに小さな祠があり、この祠には歳徳神(としとくじん)が祀られています。
毎年大晦日の晩に新年の恵方に祠の向きを変える点が他の神社仏閣と異なります。
日本国内で毎年向きを変える「大歳神」は唯一ここだけに見られる祀り方であると言われています。
今年の恵方(北北西)に社が向いています。
参拝することで、一年間の幸せと財産面でのご利益があるといわれています。











法成就池












法成橋
願い事を念じながら渡り、善女龍王にお参りすると願いが叶うといわれています。
神泉苑は源義経と静御前の出会いの場所でもあり、その後二人が結ばれたことから、
今では恋愛成就を願う多くの女性が訪れています。





屋形船





弁天堂





鎮守稲荷社



































本堂





二条城のお堀、もともと神泉苑のものです。





平安京とともにできた神泉苑ですが、
境内には祇園平八という料理店まであり、非常にユニークな場所です。


八月の仁和寺

2017-08-20 17:59:26 | 寺院・庭園

八月お盆過ぎの仁和寺です。

青空に夏の雲を背景に二王門






二王門から中門





中門











五重塔





金堂
蔀戸部分修理のため9月下旬まで仮説覆いが設置されています。





鐘楼





御影堂

















御室八十八ヶ所御山登り案内石碑







経蔵





九所明神本殿・左右殿
仁和寺の重要な伽藍を守る社です。






五重塔






工事中の観音堂
予定では平成30年3月末です。


















一部紅葉







二王門から双ヶ丘






無鄰庵

2017-08-17 06:58:31 | 寺院・庭園


一昨日の朝、八坂神社、知恩院から南禅寺までの散策途中で無鄰庵に入りました。
無鄰庵の夏の拝観時間は7時半です。
ここは京都市の管理ですが、非常に頑張っています。






曇り空は残念ですが、東山を借景にした回遊式庭園です。





母屋に入り庭園を楽しみます。










パノラマ撮影してみました。










生け花 ヒメガマ





蓮の花托とホトトギス














庭園に出て散策します。















クサボケの実が大きくなっています。





































茶室










母屋





洋館






ここは私の好きな場所の一つです。
いつも母屋の中でのんびり庭園を眺めています。





法然院の白砂壇、安楽寺、フサアカシア開花直前

2017-02-25 05:22:46 | 寺院・庭園

昨日近くまで用事があったので法然院に寄りました。
今月初めに白砂壇模様が梅に変わったばかりでしたので、次回は3月で模様は桜ではと勝手に思っていました。
行ってみると模様が変わっていました。





茅葺き山門





山門から見た白砂壇
両側梅の模様は幾何学模様にも見えますが、白砂壇は水を表わし、心身を清めて浄域に入ることですから、
水に四角い置き石を敷いた景色を描いたと思いました。






















青苔はきれいです。





ヤマガラが木にとまっていました。
法然院は野鳥の鳴き声がよく聞こえていましたが、出会ったのは初めてです。





本堂への参道





帰り道の立砂壇と山門





帰り道から見える立砂壇










法然院参道近くに立つオブジェ





法然院から安楽寺に向かいます。





安楽寺










安楽寺近くのフサアカシア開花直前です。











常照寺、源光庵、光悦寺

2017-02-16 05:39:27 | 寺院・庭園

寒い朝鷹峰三ヶ寺(常照寺、源光庵、光悦寺)に向かいました。
このあたりは京都市内でも高い地域にあり、市内中心部より気温が3度は下がります。
中心部は全く雪がないですが、ここまで来ると雪景色が見れることがあります。

常照寺










吉野門





本堂




















常照寺を出て源光庵に向かいます。










本堂














光悦寺に向かいます。





鷹峰の街道は積雪はほとんどないのですが、アイスバーンになっていて滑り易いです。





光悦寺

























鐘楼

























今日からは気温が上がるようです。
これでやっと京都の河津桜も開花しそうです。
今日は河津桜チェックにまわろうと思います。