Technics SL Series 何でもT4P Cartridge

銭は無いけど大好きT4P,P-mount Cartridge

Shure V15V-P Cartridge

2006-03-25 18:24:05 | Weblog
このカートリッジ用の交換針VN5Pを2個入手しました。
音を確認する為、Shure ME75Pのボデーに装着。
なんとゆるゆるなんです。しかも2本の交換針共にです。
そこで現行生産品のShure M92Eに装着し、若干緩い
程度で実用上問題なかったのでM92Eで試聴。
やはりベリリュウム特有の高域の華やかな再現や
線が細い音はどうしても満足出来ないのです。
ボデーはやはり針がきちっと緩み無しで使えた方が良いので
中古の純正V15V-Pを購入しました。中古ですが針もちゃんと使えたので
これで再度、音楽を聴いてびっくり、今までのベリリュウム特有の
音だと思っていた独特の高域の華やかな再現、線が細い音は全く
無いのです。このカートリッジを聞くといつものShureが聞けるのです。
率直で押し出し良く元気に鳴ってくれます。高域も抜けが良いです。
このカートリッジを購入した際に付いて来た数ページの小さな
カタログを読んで納得しました。
Finally tuned systemと呼ばれるTotal integration of
cartridge body and stylus that results in the extended
high-frequency trackability of the V15 type V-P
と記載されていました。
Bodyは特別設計で少ない巻き線で高出力を得て
Low Impedance特性により高域特性を改善していると書かれています。
接点の影響も考慮してT4P端子は金メッキしたそうです。
この音を聞いているとML120PやV15HR-Pと区別が出来なくなってしまいます。
それにしてもカートリッジのボデーはShureの場合同じだと思っていました
が、高級機種は細かくチューニングされていたのには驚きました。

Micro-Acoustics 50 PE Cartridge

2006-03-21 18:16:53 | Weblog
このカートリッジは針が非常にユニークな構造をしています。
画像で判り難いのですが、通常のIM型は本体側にマグネットを
装着しているのですが、交換針の中にピップエレキバンの様な磁石
がシャンクの上のプラスチックのしきいに乗っているのです。
固定されていません。この小さなマグネットを本体側に
付けると出力電圧を変化させられます。もしかすると
音も違うのではと思ったのですが変わらない様です。
このカートリッジは中古針付きで購入しました。
音を聴くと高域で歪むんです。針が悪いと思っていたところ
運良く新品交換針を入手して再度試聴するとやはり同じ現象を
起こすのです。本体が悪いと断定し、装着出来る針を探したところ
ELAC EMM130の針がなんと装着出来るんです。
これで再生すると、なんとELACの音になるんでびっくり。
高域で歪む原因はダンパーゴムが劣化しているのだと思います。
但し、エージングを根気良く続けると段々改善されてきましたが
100%ではないようです。これを除けばリッチな再現と癖のない
音です。もう少しエージングが必要みたいです。
それにしても面白いカートリッジなので、磁石を交換してみたくなりました。
ピップエレキバンの磁石を付けたら本当に肩こりがとれた様に高音が改善したり
して。うそみたいな事が起きるかもしれません。

ANDANTE P-76 Cartridge

2006-03-18 14:45:54 | Weblog
全く聞いた事の無いメーカーです。
元箱にはSUMIKOと記載されておりSUMIKOの別ブランドなんでしょう。
Cartridge本体には型式もメーカー名も記載されていません。
製造は日本です。P-76はトップエントリーモデルですが下位機種はP-38の1機種しかありません。
F特 8~45kHz、針はTapered line。高性能ですが、聞いた印象は
高、低域共にそれほどレンジが広い印象はありません。
音はやや細身で、おとなしい鳴り方です。
おそらくこのモデルは試験的に市場に出されたのではないかと推測しています。
音の印象からもヒット商品ではないように思います。
交換針を検索しても出てこないので製造された個数もあまりない様に思います。