山々な話しですが・・・ ①

聖地尾瀬と山歩きをメインにしたブログです。野鳥や旅の写真も紹介しています。

ゲンジスミレ

2008年04月29日 23時22分34秒 | スミレ
 ●PENTAX K10D SIGMA17-70mm ノートミング

 今日は週中の祝日で骨休みしたいところでしたが、奥多摩に出掛けてきました。
 1週間ちょっと前にも書きました「フイリオクタマスミレ」の再チャレンジでした。でも葉は確認出来ましたが花は無くて残念でした。蕾もないので今年は咲かないでしょう。

 その同じ山でゲンジスミレの散在群落を見つけました。昨年初夏に行った時にそれっぽい葉を見つけていたのですが今年は花が咲く時期に訪れることが出来ました。ザレ場の緩斜面ですが、散在的に沢山生育していていました。奥多摩でこれだけまとまって咲いてるのは珍しいかもしれません。

 ゲンジスミレは遠目には地味な色合いの花ですがよーく見ると可愛い花です。
良い香りもするので好きなスミレのひとつですね。

白い尾瀬沼

2008年04月28日 21時52分45秒 | 尾瀬
 
 白い尾瀬は尾瀬好きの人の憧れです。でも厳冬期に入るのは危険なので滅多なことでは入れません、でも沢山の雪が残るこの4月下旬~5月上旬なら白い尾瀬に逢うことが出来るので多くの尾瀬好きさんが入山します。
 最近はスノーボード(上級者)の人も多くて至仏山や燧ヶ岳の急斜面を滑っているようです。今回も長蔵小屋にボーダーの若者が数人宿泊していました。

 添付写真は尾瀬沼です。ぜんやにちょっとだけ雪が降ったおかげで黄砂や砂の汚れが隠れて真っ白になっています。厳冬期の尾瀬沼はこんなものではないでしょうけどそれを想像できる景色です。雪原と化した尾瀬沼の上を雲間からの光が移動していきました。

 奥に見えるのは大江湿原と三本カラマツです。

初尾瀬沼入り

2008年04月27日 23時17分04秒 | 尾瀬
 ●PENTAX K10D SIGMA17-70mm ノートリミング

 この週末は、今シーズン初めての尾瀬沼に行ってきました。
 25日に道路が開通になり待ちかねた尾瀬ファンが訪れているようでした。
 でも尾瀬沼の方は入るのが大変ということもあり少なくて長蔵小屋の宿泊者は40名ほどでした。夏場は200名も泊まりすし詰めになることを考えると非常に少ないですね。

 土曜日は生憎の天気で、雪もふりました。この時期に降るのはそれほど珍しいことでもないですが、尾瀬初日ということだと昨年に続いて2回目です。
 日曜日は、晴れの予報でしたが、朝は雲が多かったです。その後に快晴になさったようです。

 まだまだ花は無いですけどふもとの大清水湿原は水芭蕉やザゼンソウがいいかんじになってきました。

 いよいよ尾瀬シーズンの幕開けです!!

ヒャクニンシズカ?

2008年04月25日 21時55分35秒 | 野草
 ●PENTAX K10D SIGMA17-70mm ノートリミング

 「ヒトリシズカ」という素敵なネーミングの野草があります。文字通り静御前を名前にしています、春の山野にひっそりと咲くイメージなのですが、場所によっては大量に咲くこともあります、それが本日の添付写真です。
 この写真にうつっているのはほんの一握りでこの斜面には無数のヒトリシズカが出てました。これだけ大量に出るとシズカというよりウルサイ、キモイ部類になりますね(^^;)

 写真に写ってるだけでも100本近くはありそうですよね(^^;)

 さて、GW前半の今週末は尾瀬沼に行ってきます。今年初めての尾瀬です。
 ちょっと天気が心配なのですが、今回は長蔵小屋泊なのでなんとか降る前に辿り着けば大丈夫でしょう。寒気が入っているのでもしかしたら夜は降雪で日曜日の朝はうっすらと新雪化粧かもしれません。
 では行ってきま~す

ミドリミツモリスミレ

2008年04月25日 00時27分30秒 | スミレ
 ●PENTAX K10D SIGMA17-70mm ノートリミング

 前回は憧れの「オクタマスミレ」でしたが、、今日の写真は、「ミドリミツモリスミレ」です。
 このスミレは、「フモトスミレ」と「マキノスミレ」の自然交雑種です。
 とあるスミレ研究家が長野県の三森山で最初に発見したのでミツモリスミレと名前がついてます。最初は「フイリフモトスミレ」と「マキノスミレ」の雑種で葉に斑が入ってましてたが、その後に斑のないものも見つかったため斑のある物を「ミツモリスミレ」と呼び、斑のないものを「ミドリミツモリスミレ」と呼ぶようになっています。
 この交雑種は比較的多く見つかってますのでそれほど珍しくはないのですが、どこでもあるわけでも無いのでやはり見つけると嬉しいです。しかも自分でみつけると更に嬉しくなりますね。
 
 写真手前に白いのが写ってますが、これはフモトスミレです。周辺には沢山のフモトスミレと僅かなマキノスミレが混雑してました。こういう場所では雑種が見つかる可能性が高いです。

 

オクタマスミレ

2008年04月22日 23時49分03秒 | スミレ
 ●PENTAX K10D SIGMA17-70mm ノートリミング

 先日に行った山梨遠征でみつけたのが上の写真の「オクタマスミレ」です。
 オクタマスミレは自然交配種でして「エイザンスミレ」と「ヒナスミレ」との交雑種です。両者が生育している場所で希に見ることが出来ます。スミレは交雑種が出ることが多くてこれまでにも数々の雑種が見つかっています。ただ何年も残ることはなくて数年くらいで株は消えてしまうこともしばしばです。これは遺伝子的に安定していない事が起因しているようです。それでも交雑種は希少なので見つけると凄く嬉しいです。

 ちなみにオクタマスミレは奥多摩で最初に発見されたのでこの名前がついています。フイリヒナスミレとの交雑種もあり「フイリオクタマスミレ」と言われてます。でもこちらは花付きが悪いそうで検索しても写真が出てきません。


フモトスミレ

2008年04月22日 00時00分06秒 | スミレ
 ●PENTAX K10D SIGMA17-70mm ノートリミング

 日曜日は疲れも癒えないまま奥多摩に行ってきました。しかも土曜日より早い時間に起きたので寝不足気味・・・。

 天気回復の予報でしたが流石に奥多摩は山ですね、小雨が時々降っていました。貼れてきたのは夕方です。
 目的の「雑種」のはまだ新芽でして、早すぎました。もう一週間後くらいに花が咲きそうなのでなんとか確認したいです。
 その帰りに以前、マキノスミレを見た尾根に行ってみました。するとそこにはフモトスミレの大群落!! 今が盛りと咲いてました。こんなにあるとは知りませんでした。少し杉を間引きしたので環境が変わったのでしょうね。
 奥多摩や高尾では杉花粉軽減の意味もあって盛んに間引き伐採をやってますので薄暗かった杉林に光が入ってスミレの生育環境が改善されてきてるのでこれからスミレが増えそうです。

 陽も大きく傾いてましたが、大群落を目の前にして帰れないのでしばし撮影を楽しんでしまいました。そして、サプライズが!!


 こんな感じでいたるところに咲いてました。凄い数です!!

キスミレ

2008年04月20日 21時33分20秒 | スミレ
 ●PENTAX K10D SIGMA17-70mm ノートリミング

 添付写真は、土曜日に山梨県南東部で見てきたキスミレです。
 キスミレといえば九州の久住などの草原に沢山咲くのが有名ですが西日本や東海地方で隔離的に生育しています。東日本にはほとんどなくて山梨県が東限となっているようで関東近辺では貴重なスミレの一つです。
 
 タカネスミレやオオバキスミレなど黄色いスミレはいくつかありますが、黄色いスミレはやっぱり可愛いですね。


イブキスミレ

2008年04月19日 22時40分41秒 | スミレ
 ●PENTAX K10D SIGMA17-70mm ノートリミング

 今日は富士山周辺部にスミレ探しに行ってきました。
 あいにく朝のうちは日差しもあったけど、次第に曇ってきてしまいました。富士山は半分雲に隠れてまったく見えなくて残念・・・。

 昨年確認したイブキスミレの葉の場所に花を求めて行きましたが、今年は3月に寒かった影響でちょっと遅れてます。花はポチポチであとは蕾、葉もあまり伸びてませんでした。おまけに朝までの雨でちょっと痛んでまして清楚な感じのイブキスミレの花が見られなくて残念。でも初めて見るイブキスミレの花なので見れて良かったです。

 その後はバスで移動してキスミレを見に行きました。とある場所には点々と咲いていてとても可愛かったです。他にもいろんなスミレもあり、さらにオクタマスミレも発見でした。
 
 とりあえず今日はイブキスミレの写真を掲載します。


ニオイタチツボスミレ

2008年04月16日 23時04分32秒 | スミレ
 ●PENTAX K10D SIGMA17-70mm ノートリミング

 スミレの花には芳香のあるものがけっこうありますが、もっとも強い芳香のあるのが名前にもなっているのが上の写真の「ニオイタチツボスミレ」です。

 普通のタチツボスミレより乾燥した場所を好みます。花もタチツボより濃くて中心が白く抜けるのが特徴です。
 新鮮な花だと顔を近づけるだけで香ります。雨の後や鮮度が落ちてくると香りも僅かになります。

 ちなみに園芸店で「ニオイスミレ」というのが売ってますがこれは外国産のスミレです。