山々な話しですが・・・ ①

聖地尾瀬と山歩きをメインにしたブログです。野鳥や旅の写真も紹介しています。

フジスミレに逢っちゃった!

2006年04月30日 20時57分34秒 | その他の山域
 キスミレの出会いから1週間、同じくらいに逢いたかったフジスミレを求めて日光へ向かいました。朝の内は快晴でしたがどんどん曇って小雨がぱらつく天気でしたがお構いなし胃山野を徘徊しました。なかなか見つからず帰ろうかと諦め掛けた頃、見つけることが出来ました。キスミレの時と同様にやった~!!!て感じです。花期が過ぎていたようで、ちょっとシオシオでした。来年はもうすこし早めに行きたいです。
 フジスミレは栃木県の北部と群馬県の北部の県境付近にだけ生育するという珍しい稀少なスミレです。しかも、点在しているので見つけにくいのですか、断片的な情報を元に探し出すことが出来ました。
ほんと嬉しいです。 場所は超極秘扱いですので、メールとかしないでくださいね(^^;

同じ山で「ヒトツバエゾスミレ」を見つけることが出来ました。こいつはエイザンスミレの単葉種で、葉が1枚しかないです。でも花は同じ。突然変異と見られています。

笠丸山

2006年04月29日 21時00分07秒 | その他の山域
西上州の笠丸山に行ってきました。スミレが多いという情報だったのですが、あまりなかったです。アカネスミレ、オカスミレ、エイザンスミレ、ヒナスミレ、タチツボスミレあたりが山麓には咲いてましたが、上の方はまだまだ芽吹きが始まったばかりでした。今年はどの山も春が遅いようです。
ちなみにこの笠丸山は岩山でして、上部は急峻な岩となってます。結構キツイ斜面もありますが3点支持をしっかりすれば問題ないです。また、ヒカゲツツシとアカヤシオが咲き誇るツツジの山です。すて゜に咲いてましたがこれからが最盛期です。

写真は、笠丸山山頂に咲くヒカゲツツジ(白緑の花)、ヤシオツツジです。奧のゴツゴツした山は埼玉県の両神山です。

尾瀬の花シリーズ  オオバキスミレ

2006年04月27日 23時20分50秒 | 尾瀬の花シリーズ
今回は「オオバキスミレ」です。
 尾瀬にはキスミレ仲間が3種類あります。至仏山に咲く、「キバナノコマノツメ」と「ジョウエツキバナノコマノツメ」、そしてこの「オオバキスミレ」です。

「オオバキスミレ」は山の鼻~鳩待峠間の山道沿いで見ることが出来ます。特にカエル岩と呼ばれる大きな岩があるあたりから山の鼻側に群落がありますのでじっくり見ることが出来ます。花の時期は6月中旬くらいです。積雪量の多い地域に多いスミレです。

 名前のとおり大きな枚の葉と小さめの葉を1枚を広げてその中心から1~2個の黄色い可愛らしい花を咲かせます。キバナノコマノツメは花弁が細いですが、オオバキスミレは丸いです。地下茎や種でどんどん増えるので大概群生になります。
 

ネコノメソウの仲間です

2006年04月24日 22時45分38秒 | 高尾・陣馬・奥多摩
 地味なイメージのネコノメソウですが、意外と可愛い花をつけるものも多いです。有名なのはハナネコノメソウですが、このコガネネコノメソウも綺麗で可愛いです。名前の通り黄金色の花を咲かせます。ハナネコノメより1月くらい遅く咲き始めるようです。高尾山あたりでは見かけませんが、渓谷の多い奥多摩には普通に見られるようです。
 この花の存在は実は知りませんでしたが、先日行った奥多摩で初めて見付けました。御前山の中腹付近にも数株ありましたが、もっと下の沢沿いにはさらに沢山ありました。やはり湿度の高いところが好きなようです。群落を作ると非常に綺麗です。

御前山

2006年04月23日 22時24分44秒 | 高尾・陣馬・奥多摩
前日に山梨の方に出かけたばかりでしたが、今日は奥多摩の方へでかけてしまいました。
天気予報の雨予報も外れて曇りでしたが雨には祟られませんでした。
行ったのは御前山です。カタクリが多い山で人気があるようです。奥多摩湖側から登ったのですが、凄い急斜面の連続でほとほと参りました。もちろんただ登るだけで行ったわけではなくスミレ探しです(^^; キョロキョロしながら歩いたのでなかなか進みません・・・。 ブナ尾根あたりにくるとカタクリがそこらじゅうに咲いてました。角田山ほどではないですが、結構咲いてました。中腹までは芽吹きが始まっていますが標高1405mなので山頂は芽吹きもまだてした。曇りのせいもあり眺望はそれほど良くないです。

 スミレも期待していたほど多くは無かったですが、オトメスミレや非常に色の綺麗なヒカゲスミレを見ることが出来ました。上の写真がそのヒカゲスミレですが、通常は白地に側弁や左右の花弁に少し赤紫色の筋がある程度ですが、この個体群は白地に淡い赤色がありさらに赤紫色の花弁のほ半分以上まで伸びているので非常に美しいです。こんなのは今まで見たことがないいです。もしかしたら何かの交雑種なのかもしれません。そうでなければタカオスミレのようにヒカゲスミレの変種という扱いで「アカバナヒカゲスミレ」とでも命名してもいいんじゃないかと・・・(^^;

出会っちゃった! キスミレ

2006年04月22日 22時07分51秒 | その他の山域
スミレを本格的に初めて2年ほどになります。いろんなスミレに逢いたい中でも3本の指に入る「キスミレ」にとうとう出会うことが出来ました。キスミレは主に西日本や九州の草原などに見られるスミレですが、東にいくにしたがって個体数が減ります。なぜが火山性の山々や周辺部を好むのです。スミレの図鑑によると富士山周辺部が東の限界点のようです。いろいろ情報を集めて富士山周辺の山に行きました。で、そこで出会ったわけです!! これには感激でしたね~ 相方も凄く感激していました
流石に東の限界地域というだけあって、大群落はありませんで、ポツポツ咲いているだけでした。それでも、初めて見るキスミレは綺麗で可愛かったです! 夢中で撮影しました。来年もまた逢いに出かけたいです。


尾瀬の花シリーズ  エゾムラサキ

2006年04月20日 20時12分32秒 | 尾瀬の花シリーズ
尾瀬の花シリーズ。今回は「エゾムラサキ」です。
 水芭蕉がおわりかけた6月中旬から7月上旬頃にかけて淡青紫色の可愛らしい花を咲かせます。良く似た花にはワスレナグサがありますが、エゾムラサキの萼には白い毛があり先が少しかぎ状になっているので判別が出来ます。また、同じような花で白いタチカメバソウも尾瀬にはありますが、エゾムラサキは尾瀬沼周辺に限られるのに対し、タチカメバソウは尾瀬ヶ原の拠水林などに棲み分けがあるので判別出来ます。
 梅雨のころにひっそりと咲くエゾムラサキ、雨に濡れると一段と美しい色合いになります。

尾瀬の花シリーズ  コミヤマカタバミ

2006年04月16日 00時46分41秒 | 尾瀬の花シリーズ
尾瀬の花シリーズ。今回は「コミヤマカタバミ」です。
ちょうど水芭蕉が最盛期を迎える頃にこの花も咲き出します。咲いている場所は林床でブナ林、針葉樹どちらでも見ることが出来ますがやはりブナ林には多いです。
葉はハート型で三つ葉。花色は淡紅紫色~白いまで様々です。かなり濃いピンク色のものも見ることもあります。木漏れ日の林床に咲く姿がすごく愛らしい花です。

上の写真は白色。下の写真はピンク色のもので、どちらも尾瀬で見ることが出来ます。


尾瀬の花シリーズ  オオバタチツボスミレ

2006年04月13日 22時07分27秒 | 尾瀬の花シリーズ
尾瀬の花シリーズ。今回は「オオバタチツボスミレ」です。
スミレに興味を持つまえから尾瀬のスミレも撮影はしていたのですが、それほど興味がなくて漠然と撮影したものしかありませんでしたが、スミレを本格的にやるようになると俄然、目がゆくようになって尾瀬のスミレにも愛着が沸いてきました。豪雪地帯特有のスミレもいくつかあるので興味深いです。

とくに今回のオオバタチツボスミレは、北海道など寒冷地の湿原や泥炭地に生える大型のスミレです。本州では高山の湿原にのみ分布して南限は長野県カヤノ平だということで本州では珍しいスミレの一つです。
 尾瀬では尾瀬ヶ原や大江湿原に多く見ることが出来ます。名前のとおり大柄な葉で濃い紫色の花を咲かせますのでかなり目立ちます。タチツボスミレと付いていますが分類的にはニョイスミレ(ツボスミレ)に近い存在と言われています。

 花の時期は、6月中旬頃です。木道沿いに茂るように生えていることが多いです。

そろそろ見頃か?

2006年04月12日 23時30分42秒 | 高尾・陣馬・奥多摩
高尾山~城山の尾根沿いには沢山の山桜があります。ほとんどは植えた物ですが中には自生のものもあるようです。毎年4月中頃から見頃を迎えて尾根が淡いピンク色になり結構綺麗です。先週末に行ったときもすでに咲いていましたが、最盛期は今週末でしょう。
旅雑誌の「大人の遠足」にも掲載されたこともあって高尾山人気は益々高まっていますので桜の季節から新緑の季節はかなり混みそうです。撮影にはちょっと問題アリですが、やはり最盛期には訪れてみたいですね。

添付写真は、先週末の一丁平あたりからの眺めです。遠くに西武ドームが光っています。
桜の老齢化もありあちこち枝が切除されて若返り作戦中のようです。

3日前にも桜の記事書いてますね、文章も似てます・・・(^^;
せっかく書いたので変更せずにこのままです(^^;