カボスクラブ

消化器・小児外科勉強会Case and Evidence Based Surgery(通称:カボスクラブ)の活動報告

オペレコの書き方(2月29日 担当:原先生)

2016年02月29日 | カボス
オペレコの書き方について、勉強しました。

ある外科医は、一生懸命オペレコを書きました。
毎日、まいにち、オペレコを書きました。
書いているうちに、とっても手術が上手になりましたとさ。



スライドです。23枚あります。とても内容が深いです。
















































本日講演の原先生と、同級生の多田先生は、本当に素晴らしいオペレコを書きます。
どこに出しても恥ずかしくありません。

「腕のよい外科医の見分け方」という記事を見ると、必ずと言っていいいほど「絵がうまいかどうか」という項目が挙げられています。
2人もきっと腕の良い外科医になると、信じます。

研修医の皆さんは、良いお手本が目の前にいます。
まねをして下さい。
まねをして下さい。





腸閉塞(2月15日 担当:平塚先生)

2016年02月16日 | カボス
腸閉塞について平塚先生に教えて頂きました。

イレウス=腸閉塞ではない!
イレウス、腸閉塞の定義、診断から治療手順、チェックポイントなどを簡潔にまとめて頂きました。

平塚先生は、われわれのヴァイブルである「消化器疾患ベストアンサーVol.1」にもイレウスのCQを2個執筆しています。
CQ22: 機械的イレウス(単純性)に対し、イレウス管による減圧療法時に手術に踏み切るタイミングは?
CQ23 :機械的イレウス(単純性)に対するガストログラフィン造影は病態の改善に有効か?

どちらもなかなか答えの見つからない難題ですが、たくさんの文献検索をもとに、ひとつの答えを導いてくれています。
ぜひご一読を!

では、今日のスライドです。
























イレウス管の鼻固定について、
イレウス管留置後の鼻固定については、バルーン拡張の有無や胃内でたわませているかどうか、などによって管理の方法が異なるため、主治医が「鼻には固定しないで下さい」とか、「鼻で固定しても良いです」とか、必ず指示を出す事、と取り決めました。
以後、皆様よろしくお願い致します。

そしてなんと、今日は「い、ろ、は」を見事にもじってくれました



お後がよろしい様で

術後疼痛(2月1日 担当:田島先生)

2016年02月02日 | カボス
本日は、カボスクラブ特別拡大判。
術後疼痛管理について、
1.アセトアミノフェン製剤とPOPSマニュアル(株式会社テルモ)
2.消化器・小児外科での疼痛管理の実際(田島先生)
3.麻酔科としての術後疼痛管理(奥田先生)
の順で、教えて頂きました 

特別拡大版のため、本当に多数の看護師さんも参加してくれました。

講師の田島先生は、人を惹き付ける力があります。今日もワンランク上のスライド作成、話術で皆を笑わせてくれました。


みなさんももし手術を受けるとして、術後痛いのは嫌ですよね?
外科手術に携わる仕事をしている以上、今日勉強した事を無駄にせず、術後疼痛管理に励みましょう!

キーワードは
Around the Clock(定時指示)とMultimodal鎮痛
の二つです。

では、スライドです