光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

東京国立近代美術館(2012.11.23) 洋画、戦争画

2012年12月08日 | アート 西洋画

東京国立近代美術館の洋画です。

展示室2は「はじめの一歩」と題されたコーナで、アーティストのスタートとなる作品が展示されています。

日本画で紹介した土田麦僊の「湯女」もここで展示されています。

さて、松本竣介の「建物」    以前、東京国立近代美術館で見た青の系統の「Y市の橋」の印象が強く残っていましたが、この茶系統の絵も雰囲気がいい。

13歳のときに病いのため聴力を失ったのち、画家を志すようになった松本は、1929年には上京し、舟越保武や麻生三郎ら同時代の芸術家たちと交流を重ね、ともに新時代の絵画、芸術、社会を求めて制作に励みました。1935(昭和10)年の秋には、第22回二科展で《建物》が初入選を果たし、画家としての地歩を固めます。  松本竣介のはじめの一歩です。

 

そして「戦争の世紀 」の展示室から 

 

 日華事変での激戦地だった娘子関、ここを行軍する兵馬と休息する兵士を描いた小磯良平。 

軍国主義に加担する気持ちは毛頭ありませんが、絵としての良さは感じます。

 

 この絵は、少年時代の漫画雑誌などで見たような気がします。 子供時代は悲惨さよりも、格好良さなどに目がいっていた。

 

この絵も有名なものです。 写真をもとに描いたとのこと、そして演出。  なるほど

 

梅原龍三郎の「北京秋天」は戦争の世紀2の展示室にありました。

有名ですが、私はいまひとつ迫力を感じません。

 

 「海外作品とMOMAT」の展示室から、ココシュカ・オスカーの絵。

会場でなぜか気になる絵でした。    ピカソやクレーなどの絵もありましたが、既に紹介しているためパス。

 

 版画のマックス・ペヒシュタインも面白い。  12作品ほどあったのですが半分をご覧ください。  

日本の谷中安規と似た雰囲気を感じます。 線描のタッチは異なりますが。

 


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