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雑感録

福岡なるほどフシギ発見~番外編~ 舞鶴公園、復元すべきものは何?

 
昨年末からちょ~バタバタで、おまけに推定ノロにやられてりしてすっかりご無沙汰してしまいましたが、お元気ですか?

福岡市のオアシス、梅や桜の名所として人気の舞鶴公園と聞いて思い浮かぶのは、たいていの人は福岡城なんじゃないでしょうか。
次の大河ドラマが『黒田官兵衛』に決まったこともあってか、ここのところ福岡城の天守閣復元話が再燃してたけど、最近こんな話がニュースになっていた(盛り上がりに水を差すようで悪いけど、官兵衛の生涯から見れば、福岡は余生に過ぎないんじゃないかと思うんですが)。

福岡城武具櫓復元なるか、市「観光目玉に」 (2013年1月15日 読売新聞)
国史跡の福岡城跡で、復元が難しい天守閣に代わるシンボルとして、「武具櫓」の復元案が急浮上している。高さ12、13メートルの威風堂々としたつくりで、櫓としては全国有数の規模だ。昔の写真など資料もそろうことから、復元に必要な文化庁の基準を満たせる可能性が高い。「新たな観光の目玉に」と、福岡市は熱い視線を注いでいる。
武具櫓は、槍やよろいなどの武具を保管する櫓で、本丸の南側を守るために設置されていた。1919年(大正8年)に黒田家の別邸に移築されたが、45年に空襲で焼失した。現存する写真からは、石垣を登ってくる敵兵に石を落とす設備や、火縄銃を撃つための扉などが確認できる。
福岡市が注目する理由は、その大きさにある。写真などから南北約10メートル、東西約60メートルに及んだとみられ、3層構造の櫓の高さは石垣を含めれば約40メートルで、平均的なビルなら10階建てに相当する高さだったと推定されるという。
福岡市は、文化財を観光振興に活用する方針を打ち出しており、福岡城跡をその柱に位置づけている。しかし観光客を呼び込むには、天守閣がないためインパクトに欠けていた。大規模史跡整備推進課は「武具櫓は、城のスケール感を感じてもらう象徴的な建物にできる」と期待をかける。


あったかなかったかも分からない、あったとしても短期間で取り壊されたであろう天守閣を無理矢理復元するよりはよっぽど建設的な計画だとは思う。
でもね、福岡城跡は天守台からの眺めも良くて今のままでも十分楽しいので、妙な場所に造っちゃった福岡城むかし探訪館を本丸広場か二の丸の東御門近くに移して、あとは散策の案内を分かりやすくしやれば十分なんじゃないかな。

それより力を入れるべきは、日本史的には福岡城よりはるかに重要な鴻臚館跡
まだ発掘調査が続いてるけど、調査が終われば海側から見た鴻臚館の景観を復元したり、老朽化してきた鴻臚館跡展示館を再整備したりする予定なのだとか。
舞鶴公園を利用する人にすらあまり認知されてない鴻臚館跡。
もっとアピールすべきだよねって、『グラフふくおか』まんよう校長の井上先生と話したりしてたのでした。




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