青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

7月7日に生まれて

2017年07月09日 22時22分42秒 | 東武鉄道

(デビューほやほや!東武70000系@南千住駅)

東武電車の地下鉄直通と言えば、近年は「半直(半蔵門線直通)」ばかりがメインルートとして持て囃され、かつての都心ルートであった「日比直(日比谷線直通)」は東急からの乗り入れ廃止などどうにも寂しい話題ばかり。それも何も18m3扉車という開業当初の規格が間違ってたんじゃねーかと言うそもそも論の話にようやくメスが入りまして、やっとこ日比谷線も20m4扉車化に向け新車導入を決定。3月にデビューした日比谷線の13000系に遅れること4ヶ月、7月7日の七夕の日に、東武線からの日比谷線直通車輌として70000系がロールアウトしました。


未だに東武電車と言えば8000系に端を発した「同じような電車の大量発注」的なイメージが強すぎて、最近の東武とは思えない斬新なデザイン(アーバンパークラインの60000系とか)の車両はひときわの垢抜け感があります。日比谷線13000系と共通仕様にするため、東武車では初の近畿車両発注の車両になりますが、この新車導入により日比谷&東武とも18m3扉車(一部5扉車)×8両から20m4扉車×7両への置き換えを行い、ホームドアを導入するのだそうな。


そんなスタイリッシュな70000系にお初にお目にかかったのは日比谷線は南千住駅。起終点を除けば唯一の地上駅であり、ホームも開けていて編成撮りにはいい感じ。北千住から常磐線とTXに並んで隅田川を渡った日比谷線の電車は、こっから入谷方面に向けて一気に高架を下って、大関横丁の交差点あたりから昭和通りの地下に入って行きます。

高架下に広がる隅田川の貨物駅。そして南千住から山谷へ続く路地には労働者向けの簡泊なんかがチラホラ見える南千住の雰囲気はどでかく聳える都営アパート(昭和46年築)の雰囲気もあいまってガッツリと昭和レトロ。あの都営アパートに住んだら、隅田川貨物駅から何からここらへんの鉄道関係全部俯瞰出来てきっと楽しいんだろうなあ(笑)。
コメント
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