日本の風景 世界の風景

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水無川の水量

2007-07-08 | 世界地理
堰(せき)の役割
2003年11月、百瀬川にはしばらく水が流れなかったようで、植物が高く茂り、川の水は細い流れになっていた。百瀬川の水は地下水になって扇央に流れ、堰を流れる水はほとんどない。堰の役割は、砂礫を堰で止め、下流へは水だけを流すのである。砂礫を下流に流さないのは、下流に砂礫が堆積して天井川になることを防ぐためである。
なお、堰は一般には「砂防ダム」である。地形図用語ではひらがなの「せき」である。(2003.11.28)




しかし、大雨になって扇頂の水門が開けられると、流量は急増する。扇央の地下水滞水層が飽和状態になり、水無川の下流の天井川に、水を流すからである。こんなことは1年に5~10回である。そんなに多いことではない。
扇央と扇端の洪水被害を防ぐため、水無川に水を流すことは、よくあることなのである。(2007.6.30)



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