日々練習

どうにか上達しようともがくへタレ練習日記です

とても非常識なことを書く

2016-07-27 20:18:51 | 日記
障害者殺傷事件。

重度障害者の従兄弟がいるので、その家族の生活の大変さはよくわかる。

重度障害者が居るということは、重度障害者に全ての生活のリズムが揃えるということ。

40歳となった従兄弟の重度障害者でも、一人立ちなんてむり。年老いた両親は全ての世話をしている。

「この子が居なかったらという思いもある」
と、ずっと昔に聞いている。

でも、
「産んでしまった後悔と反対に、重度障害者として産んでしまった責任がある」
と、これもずっと昔に聞いている。

もしかしたらですよ、今回殺害されてしまい、哀しみにくれるご両親が、非常識ながら、これから先、これまで出来ることが出来なかった生活から解放されるかもしれない。


日本社会、福祉においては北欧からずっと遅れてる。高齢者に対する介護や、介護による貧困対策。障害者の家庭に対して、家族のケア。

親が痴呆となり、子供が介護の為に仕事を止む無く出来なくなり、収入が無くなり、心中する悲しい出来事が珍しくないなんて、そんなの社会と言えるか?

犯人が安楽死させると言う言葉を吐いたのを聞いた時、完全否定出来ない自分が居た。

寝たきりの子供を介護する親がもし倒れたら。その寝たきりの子供はどうなるのだろう?

もしかしたら、限りなく100%に近い「それでも生きていてほしい」という気持ちと現実のどこかに、限りなく0%でも、「この子が居なければ、もっと違う今の生活や老後があった」と思うのがあるのではないだろうか?

この事件、犯人の残忍な事を報道するのではなく、重度障害者を待つ家庭がどれだけ大変か、重度障害者が一人になってしまった時にはどうするのか?それを考え、そして、国が対策を示してほしい。


不謹慎ながら、犯人が言う「安楽死」は、現状の日本社会では、一つの選択肢に入るのではないかと思う。