Tanaka masaru

田中 賢ブログ

シルクロードにて

2007年07月31日 08時49分34秒 | 日記
土曜日の夜はHPの管理人K君と久々に飲んで語った。 いったんはおひらきになったものの、何だかまだものたりずにカラオケに行って、僕はギターも持参した。 2時間交互に歌って、ああ、すかっとした。 特にばんばひろふみさんの〔幸子〕は初めて歌ってみたが気持ちよかった。 男友達ってのはほんとにありがたい。 気をつかわなくていい関係だから、なおさらうれしい。 もちろんHPのリニューアルについてもいろいろと話すことができたから、これからのHPにも期待していただきたいと思います。 



 で、明くる日、7月29日(日)は神戸元町シルクロードでHARUのライブだった。 朝から選挙の投票に行き、練習し、昼すぎに家をでた。 さすがに二日酔なんてことはなかった。 やれやれ。 
 シルクロードにいくとすぎた君は前日から音響システムを持ってきてくれていて、準備も万端であった。 さすが! ほんとうにありがたい! リハも順調に進み、ピアノはキーボードだったからタッチが軽くてひきづらいけれど、何曲か使うことになった。 
 お店でしばらくのんびり昼下がりを過ごしつつ、マスターはとてもおだやかな方でほっとできた。 すてきなお店である。 楽器を弾く人達がいっぱい集まっているお店、マスターもマンドリンを弾くとのこと。 
 夕ご飯に出かけて、どうしてもオムライスが食べたいなあと思っていると、ほんとうにそうなって、これはさい先がいいなあと思ってると、急に外は雨ざあざあになり、しかも、ものすごい音、雷である。 ほんとうにおどろいた。 お店にもどる時には何とか雨も小降りになってくれて、ほっとした。 
 ライブはたくさんのお客さんたちが来てくださって、僕はまたしても自分の部屋で演奏しているかのごとく、リラックスして、昔からやってる曲やら、久々に歌うコピーやら、ともかくHARUの演奏を楽しんだ。 このところ一人で活動してきたことも、かなり生かされてるなあとかってに思いつつ、うれしくなっていった。 
 〔君のそばで息をしよう〕の時、思わぬことが起こった。 軽いタッチのピアノのことを少し考えながら世界に入り込んで歌っていたら、何と歌詞を変える前のバージョンで歌ってしまった! こんなことは初めて、去年CDを作る時にかなり考えて歌詞をかえたのだが・・・。 でも不思議にショックはなくて、2番から今の歌詞になおすことができた。 やれやれ。
 後半もお客さんしっかり歌聴いてくださってるのが伝わってきて、ギターを弾くという人たちがかなり多いことも、ライブの終わりくらいに分かって、最初から知らないでよかったあ。 変な緊張せずにすんだから。
 打ち上げでもみんなで演奏したり、ご飯いただいたり、ああ、楽しい一時だった。 
 シルクロードでは冬くらいにまた歌いたいなあという話になった。 またここに来たいなあと思った。 
 このところ一人でのライブが多かったので、横にすぎた君がどっしり座っているライブというのはとてもおちつけて、僕はギターもピアノも歌もハープもピアニカも、その曲の中で遊んでいるような感覚だった。 それに自分の曲がHARUの曲としてしっくりとおさまっていることがなにやらとてもうれしく感じた。 今さらながら・・・。 
 聴きにきてくださったみなさーん、お店の方々、お手伝いしてくださったみなさん、応援してくださったみなさん、ほんとありがとうございました! 
 HARU、次は京都です! 

 SET LIST

 PART1
1 翼はなくても
2 地球が小さくなる
3 記憶のない世界で
4 ノーウェアマン
5 ロング・トレイン・ランニング
6 ワッチング・ザ・リバー・ラン
7 サボテン
8 夕焼け
9 君のそばで息をしよう

 PART2
1 僕らの予定はいつも
2 願い
3 りんご(田中ソロ)
4 ザ・ウォーター・イズ・ワイド(すぎたソロ)
5 カンチャナブリ
6 心ある人が歌うなら
7 雨ざらし
8 君の手を引いて
9 コインの裏側
10 情熱

アンコール:僕を救ってくれたのは
 

夏を行く!

2007年07月28日 14時24分52秒 | 日記
 暑いといってもしかたがない、けど、暑い!
 今週はいろいろであった。 朝ひげを電気かみそりでそっていたら調子が悪くて、安全かみそりでそることに、それでちょっと気持ちがだらーっとしてしまい、いくところはあったんだけど、まあもう少しいいかあということで、曲を作り始めたら3時間も経ってしまった。 
 この曲はここで以前書いたと思うが、京都で絵を描いているAKIさんの〔闇に咲く〕という作品がとても好きで、何とかその絵からイメージして曲を作りたかったのだが、ようやく形になってきた。 うれしい! 
 職場のとある人が、パイナップルはパイナップルでも、スナックパインというのがあると数ヶ月前におしえてくれた。 パイナップルのしんの周りにぶどうみたいに実がついてて、それをひとつずつちぎって食べられるらしい。 へえー、と感心して、ぜひ食べてみたいーーと言ってたら、何とそんな話を覚えていてくださったようで・その人が持ってきてくれた。 食べてみると、確かにちぎれる、線維にそって細かくちぎれる。 慣れてくるとふたつやみっつ、いっしょにちぎって食べた。 しんの周りもうわさどおりに甘かったのです。 スナックパイン、みなさんもどうぞ! ごちそうさまです。 
 かと思えば、また職場の違う人が、これも数ヶ月前に、その人はご夫婦でベランダにプチトマトの苗を植えて育ててるという話をしてくれて、わあ、いいなあ! そんなことやれたらいいなあと言ってた。 そしたらおととい、うちで取れたトマトですといってお昼時にかわいいプチトマトをひとつくれた。 こういうことには感激する。 食べた時の植物くさいあおくさい味がたまらなくうれしかった。 いいなあ、僕のうちのベランダは洗濯機があって、とても育てられそうにもないなあ。 
 ヤマハのギターはメンテナンスから帰ってきて、かなり調子よく鳴っている。 このすきにギブソンのギターもメンテナンスに出した。 しばしのお別れである。 また良い状態になってもどってきてくれるのが待ちどおしい。 
 という感じで、のんびりしつつ、ライブやりつつ、夏が過ぎている。 
 音楽については練習しないことにした。 というより、ライブがあるから練習するとかじゃなくって、日常的に歌ったり弾いたりしてて、それをライブでやるだけのことなんだと今は思っている。 だから、あえて練習なんてしなくてよいと思う。 
 さて、本日はHPの管理人K君と打ち合わせがてらのんびり飲むことになっている。 SONGもたくさんになってきたから、ぼちぼち新しいのと入れ替えていったり、ライブも音悪くても音源アップしていこうかなあと思ったり。 やっぱり今はライブが楽しい! 特に自分だけで歌うのではなくて、その会場でそこにいる人達と作れる音っていいもんだなあとつくづく感じる。 今の今まで、歌やめないでよかったなあと最近感じるようになった。 おそらく今はいちばん楽しく歌えてるんじゃないかなあ。 
 ではでは、みなさん、良い夏を! ぼちぼちといきましょう! 


京都モダンタイムスにて(7月26日)

2007年07月27日 15時56分23秒 | 日記
 京都モダンタイムスに出演し始めて1年になる。 何度かおじゃましているうちに、ほんとうに心おちつく場所になっている。 僕の出番は最後だったからのんびり、まるで自分の部屋にいるみたいな感覚で、歌を聴いていた。 
 ふたつめの出演者の人は何とドラムのソロ演奏。 リハを見ることができなかったのでどうなるやらほんとうに楽しみだったし、ご本人もどうなるやらわからない、なにしろこれは初めての試みなので・・・とおっしゃっていたから、とても楽しみだった。 
 うまいなあ! というのはすぐわかることだけど、やっぱりこの音の迫力っていうか、体にばしーんとくる感じがとてもここちよくて、音楽は理屈じゃない、音そのものがメッセージなんだなと感じて、うれしくなってきた。 リラックスなモードはさらにすすんで、大腸も動き出してトイレにかけこんだ。 
 そんなふうに僕の出番がやってきて、ステージに立った。 やっぱりここは自分の部屋のようだ、ふだんやってることをそのままここでやればいい。 聴いてくれる人達がいてくれるから、なおさらうれしくなる。 

 今日は感情のままに歌いたいです。 まずはとてもさみしいーー!という感情の歌、サボテン。 

 という感じでライブが始まった。 

 次は二人でいて楽しいーー!という感情の歌、恋のかおり。 そして、次はこれでいいのかーー!という歌、食えないブタ。 

 というふうに、僕はどこまでも自分らしくいることができた。 
 ピアノで、影、を弾いた時あたりからお客さんもかなりこちらに集中してくれるようになってきて、そこからはみんなといっしょにしっかり楽しめた気がする。 

 最近、少し前のベストセラーである〔鈍感力〕という本を読みました、恋愛も結婚生活も、環境に適応することについても、ストレスに対しても、敏感であればあるほど生きていくのはたいへんになる。 鈍感っていうのはそんなに悪いことじゃなくて、それをそなえている人はきっと野太く生きていくことができるし、何かトラブルが起こっても立ち直りも早く、人の言葉もそんなに気にせずに笑っていられる・・・確かにそんな力って必要だなあと思います。 歌なんかやる人はきっと心が繊細だとか敏感だとか思われがちだけど、実は案外鈍感なのかもしれません。 あまりに細かなことを気にしていたら、歌なんか歌えないし、人前にも立てないし、歌い続けることなんかできないと思います。 さらにこれから鈍感な自分にみがきをかけていきます! では、情熱 ―――。 

 この歌はほんとうによくみなさん聴いてくださってるのがわかった。 
 最後は〔うさぎ〕を歌ってみた。 ちょっとこぶしなんかまわしてみた。 かるーく。 手拍子してもらえたから、うれしくて、サビを5回ほど繰り返してしまいました。 楽しかった! 
 人はいろんなことを気にやんだりするし、つい自分の人生これでいいんだろうか、とか真面目に考えたりしてしまうけど、何かひとつだけでもやりたいようにできていれば、あとのことはちょっと鈍感になって、おおめに見てやるっていうことも必要だなあ。 全てがうまくいくなんてありえないんだし、そういう余裕を持つことで、自分がほんとうにやりたいことにも力を注いでいけるんだろうと思う。 
 良い夜でした。 みなさーん、ありがとうございました! 
 いよいよこれからはHARUの夏です。 まずは今度の日曜日、兵庫県元町シルクロードでのライブ! がんばろっと。 

 SET LIST
1 サボテン
2 恋のかおり
3 食えないブタ
4 新しいキス
5 影
6 情熱
7 りんご
8 うさぎ




歌の旅

2007年07月25日 06時51分17秒 | 日記
 7月21日(土)は大阪さくらがわでフォレストのライブに参加して、サボテン、恋のかおり、りんごを歌いました。 会場まではちょっと迷ってしまい、人にたずねたら、この人がほんとうに良い方で、住所をたよりにいっしょに会場まで連れていってくださいました。 フォレストのみなさんもほんと良い方ばかりで、ちょっとゆっくりめに到着した僕をあたたかく迎えてくださいました。 15分ずつの出番で、8組ほどの演奏。 最初に登場したぺこさんの歌とギターを聴いていて、これは不思議なんですが、ギター弾きながら歌えるってかっこいいなあ!としみじみ感じました。 その瞬間は僕も一人のリスナーになってたんでしょうね。 そして、ギターってすごいなあ、弾きたいなあと思っていた昔の気持ちを思い出してたんだろうと思います。 シンプルな歌とギター、歌詞がぐっとくる歌・・・良い感じでしたね。 僕が歌う時もサークルのあたたかい雰囲気でリラックスできてました。 みなさん、ありがとうございました! 
 その明くる日はHARUの久々の練習。 すぎた君とあれこれ曲を合わせていて、やっぱりHARUはいいなあと自分たちのことながらうれしくなってきました。 その流れですぎた君がいっしょにライブをしたという方のライブに行って、飛び入り参加しました。 翼はなくても、と、サボテンを歌って、気分よく飲んで語りました。 この時の演奏は気持ちがとてももりあがったし、二人での演奏の心強さを感じました。 彼は仕事ではいろんなコピーも多々やっているようですが、やっぱりオリジナルをやりたいんだなあと感じて、まだまだ新しい歌、いっしょに作っていきたいなと思いましたね。 
 そしてそのまた明くる日はSARAHさんと滋賀県豊郷町へ。 なつかしいフォークソングを歌おうという会の伴奏でした。 これはほんとに遠かった。 とても良い天気で、たんぼのあぜ道に立ち、稲穂を揺らしながら吹いていく風を見ていると、心も静かになりました。 僕が住んでるところとは何もかもが違ってる、いいもんです。 で、ボランティア団体の方たちといっしょにいろんな歌を歌ったのでした。 この日は稲穂のせいか、心はずっと静かで、自分の曲を歌ったり表現したりする時とはまったく違う心境でした。 ギター弾いたり歌ったりすることにかわりはないのに、不思議でしたね。 
 誰かが作った歌っていうのは、自分から出てきた言葉とかメロディーではないから、どこか他人事になってしまって、心静かなのかなあ・・・オリジナルをやってる時と比べて、楽しさの感じっていうか深さっていうか、性質が違うってだけなのかもしれません。 22歳の別れ、では歌詞がふと飛んでしまって、やれやれ、やっぱり体にはしみついていないんだなあなんて感じました。 
 最後には会場のみなさんといっしょに、あのすばらしい愛をもういちど、を合唱できて、うれしかったですね。 みなさん、ありがとうございました!
 というめまぐるしかったような、それでいて、移動時間も長くてうとうとたくさんしたような三日間でしたが、あらためて自分が音楽でやりたいことはいったい何なのか、確かめられた気がします。 僕はやっぱり表現者だから、自分の心で生まれた歌をしっかり体で表現できるように練習して、いろんな場所で歌う・・・それをずっと続けていく、それだけなのだと思いました。 
 というわけで、今週はよく練習しています。 体に歌をしみつかせるかのごとくに・・・。 そんな日常、歌といっしょにある毎日の延長線上にごく自然にライブがあるんだろうなあ。 このままをステージでやれたらいいんだろうなあと思うのです。
 空が晴れ晴れしている! いよいよ夏、みなさーん、暑さに負けないように! 

心のバカンス

2007年07月21日 13時10分11秒 | 日記
 また今年もこのじっとりと暑い季節にたどりついた。 毎年仕事はこの季節で山を越え、ちょっとおちつく。 これから1ヶ月ほど僕はほんとうの心をとりもどすのだ。 
 うまくいったこともあれば、だめだったこともあるし、なんとなく毎日やりすごしてきたこともある、そしてそんなことは今はちょっと片隅に追いやって、ここにたどりつけた気持ちをかみしめている。 お金のために自分自身にうそをついたり、人のために心をくだいたり・・・ようやく今年も夏である。 
 セミが泣いて手、じっとり汗ばんでて、僕のほこりっぽい部屋は今年もここにあって、雨風から僕を守ってくれてる。 ブラックコーヒーはあいも変わらず今年の夏の朝も僕の目を覚ましてくれてるし、久々に聴いたボブディランは僕を原点に立ち戻らせる。 ギターを持ち、ただただ好きな歌を歌っていたい。 感情のままに歌を作り、それを持って世界中を旅するのだ。 そんな若いころの夢も今だここに存在してる。 
 まるで心を狭いオリの中に閉じこめていたみたいだ。 広い空、危険な空、自由な空へ解き放たれた鳥みたいな気持ち・・・。 
 僕の心はいったいどこへいくんだろうか。 
 そんなお気楽モードの僕の目をさらに覚まさせたのは、新潟県の地震、そしてそこにあった世界一大きい規模の原発の事故、そして、世界ではものすごい自己として取り上げられているというのに日本ではまるで小さなことのようにしか報道されていない事故・・・。 放射能もれは人体には影響がないというが、これを信じる人っているんだろうか? こんなに地震が多くおこる国で、小さな国で、まるで大作もととのってない原発がたくさんあって、さらに核を作ろうとしている国・・・何を考えているんだろうか?と世界から冷ややかにみつめられているのだろうね。 遠くの国のことはいっぱい知っているつもりでも、自分の国のことはまったく知らされない・・・これが現実なのかもしれない。 
 この時代この場所だからこそ感じること、歌いたい歌。 いろんなところに歌いにいく機会も増えてきたけど、心に余裕があるうちに、しっかり作ってみたいと思う。 
 さて今日は歌う人達の集まり、フォーレストのライブに参加してきます。 ぜんぶで7組くらい出演するそうです。 良い出会いたくさんあるといいなあ! 

音楽虫とともに歩く

2007年07月20日 03時48分01秒 | 日記
 もうセミが泣いている。 夏である。 頭の中に音楽虫がうじゃうじゃあふれ出してくる季節である。 何もかも忘れて歌っていたいなあと思う。 
 最近は心に余裕がなかったなと思う。 ふとしたことで人とぶつかったりもしたし、仕事から帰ったらばーっとお酒を飲んで寝てしまったり。 気持ちはもっと自由なはずなのに。 ひとつの悪いイメージに捕らわれることなく、どこまでも広がっていけばいいのに。 とはいいつつ、忙しい毎日に何となく安住してしまって、仕事はたいへんだがまずまずやれてるし、音楽もできてるし・・・みたいに、そんな自分にふときづいて、ああこれじゃあちょっとなあと思う。 まだまだやりたいことはいっぱいだから。 気持ちを閉じないで、自然にまかせて広げてみよう! 
 ビールとか日本酒とかジュースとか、飲み物ってたくさんあるけど、最終的にやっぱり水がいちばんおいしい! 味がないっていうことのすばらしさをふと感じた。 ついつい忘れてしまいそうなこの感覚を、いくら忙しくても、心が堅くなった時も、見失わずにいようと思う。 とても身近な人よ、友人よ、心から、ありがとう! 
 この土曜日(7月21日)は大阪の櫻川というところで歌う。 パフォーマンスする人達の団体、フォーレストに参加させてもらって、いろんな人達と出会って、3曲ほど歌う。 
 日曜日は久々にHARUの練習で神戸に向かう。 この夏から秋にかけてHARUでのライブもいくつか決まってきた。 さっきまでこれまた久々であったが、去年作ったCDをききながら自分たちの曲を思い出していた。 
 月曜日(7月23日)は滋賀県でSARAHさんの伴奏である。 フォークソングを歌う会で、僕も何曲か歌う。 
 そして26日の木曜日は京都モダンタイムスでのMAJIOMOとしてのライブである。 モダンタイムスで歌い始めて1年になる。 思えばこの1年は激動だった。 そして、貴重な歌が生まれた。 きっと良いライブになる、今の自分、とどまらない自分の姿をその瞬間に切り取りたい! 
 最近は少しずつ詩を書いたり、曲をつけたりしているが、前ほど多作ではなくなった。 作りたい気持ちはおとろえてないけれど、いろんなことを考えてしまうようになったのかなあ。 ライブでやったらどうなるかなあとか、自分らしいかなあとか・・・。 今までにあるような歌だったら、僕がわざわざ作ることもないんだから。 ともあれ、新しい歌を求めている時、心から歌がほしいと思える時には、歌はすんなり生まれてくる。 あせらずゆっくりやろう。 
 台風がすぎたとおもったら地震がおきて、たいへんな状態は続いてる。 このごろ人身事故で電車もよく止まってこまる。 
 それぞれの人に、夏がやってくる。 僕にとっても37回目の夏がやってくる。 音楽虫といっしょに歩いてみよう! 
 

七夕にぎわいステージ(7月8日)

2007年07月11日 02時58分58秒 | 日記
 SARAHさんと京阪枚方市駅からぶらぶら会場まで歩いた。 出番は11時50分くらいと聞いていたからまずは腹ごしらえしようということにしていたが、念のためにいちど顔を出しておこうということになった。 11時過ぎに会場周辺に行ってみると、「MAJIOMOさん、SARAHさん、至急ステージまでおこしくださーい!」という放送が・・・まだ早いのに、出番の予定はちょっと変わっているようで、主催者の方とあわただしく再会しつつ・・・すぐ準備して歌うことになった。 
 天気もよくて、オープンな野外ステージは気持ち良い! ただ、前日のライブでちょっと気分よくなりすぎ、よく飲んだので、胸やけぎみであった。 ところが、ギター弾き始めるとこれがまた気分もすっかりよくなりました。 音響さんはとても繊細に音を作ってくださって、とても自然に歌えた。
 2回目の本番もご飯食べて帰ってきたら、また20分ほど予定より早い出番となっていて、おどろきつつ、でした。 
 オリジナルを中心のステージだったけど、昔のフォークもということで、「結婚しようよ」を歌ったら喜んでくれる方も多かったり、SARAHさんが、あのなつかしいアニメの主題歌「タッチ」を歌った時も、かなり反応がよかった。 みんなに知られている歌ってやっぱりすごいもんです!  ちなみにタッチはSARAHさんの声、とてもしっくりきていましたね。 ギター伴奏ものってしまいました。
 ところで最近メンテナンスに出してピックアップの調子もすっかり良くなったヤマハのギター、ここちよい音で鳴ってくれて、むちゃくちゃうれしいのです! 

 SET LIST

PART1
1 ABOVE ALL
2 うさぎ
3 りんご
4 タッチ
5 あかりの数だけ

PART2
1 時代
2 サボテン
3 逢いたいよ
4 こころ
5 結婚しようよ
6 ため息ミルクティ

今は昔、そしてこれから・・・!

2007年07月09日 19時38分20秒 | 日記
 7月7日(土)4時、七夕、さかふねに足を踏み入れた時、10年ぶりなんだなあとちょっと感激した。 そして、こんなに細長いお店だったかなあと思った。 この10年の間にいろいろあったあ!とお店の人も元気に話してくれたし、お手洗いはかがんで入らないと頭ぶつけてしまうような面白いつくりになってて、僕はやっぱり頭をぶつけてしまい、やっぱりーー!とお店の人に笑われた。 とってもあったかいお店だなあと思った。 
 呉さんはあたたかく僕を迎えてくれて、リハもスムーズだった。 出川さんの音響も安心して歌えるので大好きだ。 
 お客さんたちはおいしい料理とお酒に酔っていて、僕も不思議に歌う時のありがちな緊張感はまったくなかった。 お店は超満員で、みんな楽しそうだった。 
飲みながら歌える人を僕は尊敬します。 とうていできないから。 歌詞もとんでしまうし、楽器も弾けなくなってしまうから。 日本酒は歌い終えるまでちゃんとがまんした。 
 あったかなお客さんたちだった。 コーラスしてくれたり、手拍子もくれたり、それに、知っている歌は歌ってくれたりした。 
 このハートライト・コンサートはもう15年も続けているらしい。 月1回、すごいことである。 僕がこの前出演させてもらったのは、ちょうど10年前、振替休日時代であった。 あれからそんなにも時間がたって、このライブがしっかり続いていて、そして僕も歌を続けている・・・歌いながらこのうえなく幸せな気持ちがあふれてきた。 いろんなことが変わったけど、歌うことはあのころよりもずっと楽しくなっているなと思う。 もちろんずっと楽しかったけれど、あのころよりずっと自分の評言に近づいている気がする。 歌いたいことがまだまだあるし、きっとこれからも生まれてくる予感がする。 
 朝への扉、は初めて歌ってみたが、やっぱり途中で歌詞がわからなくなって、誰かー!歌詞知りませんか、と問いかけてしまった。 これはどうしても歌いたかった。 この歌が好きと言ってくれてる人が見てくれてたから。 今度はもっとばっちり歌えるようになってるだろうと思います。 
 サボテンは燃えました。 みんなもしっかり聞いてくれてるのがびんびん伝わってきて、ほんとすてきな瞬間だった。 アンコールもいただいて、ともかく音で何か自分の魂が伝わったらいいなという願いで全編歌えたと思う。 
 呉さんのステージはパワフルだったし、バラードはまさにすばらしかった! 大学生のころ、京都のライブハウスで歌い始めた時、呉さんの歌を聴いて、すごい人いるなあ、声もすてきだしギターもすごいし、とあこがれていた頃を思いだした。 今こうして僕も歌えていて、いっしょにステージに立てたということがほんとうにうれしい。 
 ALONE、とか、OPEN YOUR EYESとか、言い出せなくて、とか・・・ほんとになつかしく、僕の心にまた火をつけてくれた気がする。 まだまだ歌わなきゃ! そして、もっといろんな人に出会いに行かなきゃ! 何より人生の喜びをしっかりかみしめなきゃ! 
 日本酒はほんとうにおいしかった! お店の方になみなみついでいただいて、気分は最高でした! 
 MAJIOMOを聴きにきてくださったみなさんも、しっかりお店の雰囲気と料理とお酒と、もちろん歌も、楽しんでいただいてる様子でしたね、ほんとにありがとうございました! 
 また呉さんとはぜひぜひごいっしょしたいですね! そして、時々原点に帰りつつ、これからも新しい歌どんどん歌っていきたいですね! 
 人生はいつもいろんな気持ちに満ちていて、歌うこともたくさんあって、そんなふうに毎日生きていけたら、ああ、このうえなく幸せなんだと思います。 
 ほろ酔いで帰りました。 みなさーん、ほんとにありがとうでした! 

 SET LIST
1 カンチャナブリ
2 りんご
3 食えないブタ
4 新しいキス
5 朝への扉
6 うそは簡単!
7 きれい
8 君のそばで息をしよう
9 サボテン
10 あかりの数だけ

アンコール:情熱

朝のムーンリバー

2007年07月07日 00時32分27秒 | 日記
 朝5時半ごろ目が覚めてラジオを聞いていたら、ムーンリバーが流れてきた。 すーっと心に入ってきて、やっぱりいい曲だなあとうっとりしながら、ちょっとこのごろ疲れてるんだなあと感じた。 
 朝はニュースを仕入れることにしてる。 悪いニュースが多くて少し気分が重くなるから、シャワーをして、それで時間に余裕があれば、歌を作る。 今週はふたつの詩に曲をつけることができた。 「お別れには渇いたキスを!」というやつと、「ヒザをすりむいた」というやつ。 
 仕事はこの時期はほんとに忙しい。 ただその合間にもふと本を読んだりした。 パレスチナの子どもの話・・・イスラエルの戦車が居座っている街、外出禁止令が出されたら2週間も家から出られない。 わずかに2時間それが解除されて、大人は買い物に走ったり病気の子どもを病院につれていったりする。 子どもはその時間に学校に宿題を取りにいったり遊んだりする・・・。 そこまで読んでふと我にかえり、今やらなきゃいけないことをしっかりやろうと思ったりした。 
 ライブに向けての練習も、いつもの暑い部屋で行っている。 またやっと魂が自分の体の周りに広がっていく感覚がもどってきている。  家に帰ったらもう今日はこんなもんでいいかということでビールを飲んで眠ってしまう。 やれやれ、そんな毎日を通り過ぎればもう夏である。 
 ムーンリバーはほんとうに良い曲だ。 疲れた気持ちをいやしてくれる曲だ。 僕の曲もそんなふうならいいな。 
 「草色」という歌を、病気のお父さんに対する応援ソングとして聴いてくれてる人がいる。 「朝への扉」を朝聞いて、今日もがんばろうと思ってくれる人もいるみたいだ。 「あかりの数だけ」を歌ってみたいという人がいたり、「抱いてあげる」をおふろで練習してくれる人もいるらしい。 うれしいかぎりである。 
 僕は歌作りが好きだし、歌うのも好きだから、たのまれなくても精一杯やっている。 それを誰かが聞いてくれて、思いを返してくれた時、僕はもっと良いものを作りたくなる。 ライブでも同じ。 精一杯の演奏に手拍子やらコーラスやらで返してもらえたり、密度の濃い拍手だったり、笑い声が広がったりするとこちらももっと頑張ってしまう。 そしてさらに気持ちよくなる。 
 明日はさかふねでのライブ、七夕ですねえ! 1年に一度、一生に一度の良い夜になりますように! 


チガーヌでのライブ(6月30日)

2007年07月02日 20時25分48秒 | 日記
 たまたまお客さんで来ていた丼(どん)さんとライブ前に話していたら、何と盲腸で入院してて数日前に退院したところだというのだ。 手術は全身麻酔だったとか、かなりたいくつでよく本を読んだとか話を聞いていたら、自分が盲腸で入院した時のことをふと思い出した。 
 あれは中学2年の冬でした。 学校から帰ってきたらおなかが痛い。 それがどんどん右の下腹部に限局してきて、夜には痛みはひどくなり吐いてしまった。 それでも病院に行かなかったのは、深夜放送でアルフィーのアコースティックライブがある日だったから・・・。 
 という感じで、今回のライブのMCは大半がその話になった。 
 よく覚えているのは手術の時、僕は曲部麻酔だったから、お医者さんの言葉もはっきり聞こえましたね、「これは俺が切る」とか、「ちゃんと持ってて」とか・・・。 
 緊急入院だったからベッドがなかなか空いてなくて、僕は小児科病棟に入院しました。 横のベッドでは3歳くらいの子が飛び跳ねていたり、泣いてるこもいたり。 で、看護婦さんはとっても親切で、これが最も印象的なことでした。 
 朝起きると看護婦さんが僕の手を握っているわけです。 ただ脈を取ってるだけなんだけど、それがとてもどきどきしたりして。 目覚めた時に熱を計ってくれて、平熱ならそれでおしまいなんだけど、微熱があれば夕方にも計りに来てくれたりして、そんなことがとてもうれしかったんです。 中学生って何かかわいいもんです。 
 みたいに話しつつ歌ったのである。 
 やれやれ、次のライブの宣伝さえ忘れて、夢中で歌ったというか話したというか・・・。 
 けど、これもひとつのライブ、その日にしかやれなかったライブだと思います。 何となく話したことの全てを書くことはできないので、またライブ会場で、その空気の中でいろんな話をしたいなあと思います。 
 チガーヌはこじんまりしたアクセサリーを飾っているギャラリーで、マスターもギター弾くあったかい雰囲気の方でした。 カレーライスもおいしかった! 
 SARAHさんの歌の伴奏では、やはり「うさぎ」や「ため息ミルクティー」がとても楽しめました。 貴重な演奏になったと思います。 山元大造くんの歌はやっぱりやさしさと男のロマンというイメージでしたね。 
 雨も降らず、ほんとによかった。 そして、来ていただけたみなさん、ほんとにありがとうございました! 暖かな時間をみんなで過ごせたこと、ほんとうれしいです。 
 ひとつひとつのライブに最近は幸せを感じつつ、また新たなメッセージを発信していくべく、練習にはげむわけです! 
 ああ、もう今年も半分終わってしまったなあ。 ライブもたくさんやって、駆け足で過ごしてきた半年だったように思います。 もう少しこんな感じでいこうかな。 新しい曲などしっかりと育てながら・・・。 

 SET LIST
1 サボテン
2 渇いた夏を旅してみれば
3 りんご
4 新しいキス
5 あかりの数だけ
6 みみず