久喜市長 田中 暄二(たなか けんじ) ~久喜市の発展のために~

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人生の本舞台

2018年02月22日 | 日記
 「人生の本舞台は常に将来に在り」

 元衆議院議員の故・尾崎行雄氏の言葉です。

 「現在の成功に満足してしまえばさらに大きな仕事はできない。今はどんな苦境にあろうとも、貴重な試練と思えば前に進める。」ということでしょう。

 尾崎行雄氏は、現在の伊勢市を中心とした三重県南部を選挙区として、1890年(明治23年)の第1回総選挙から連続25回当選、1953年(昭和28年)、94歳まで63年間衆議院議員を務めました。

 94歳まで衆議院議員を務めたのは日本史上最高齢記録であり、当選25回、議員勤続63年も日本記録です。

 尾崎氏は「議会政治の父」「憲政の神様」と呼ばれていますが、それは記録的な当選回数と在任期間の長さゆえではなく、どんな弾圧を受けても衆議院に送り出してくれる強固な地盤のもと、藩閥や軍部など議会をないがしろにする勢力と常に対決してきたことによるということではないでしょうか。

 昭和の初め、盟友・犬養毅首相が5・15事件で暗殺され、療養中の夫人も亡くし、さらに自身も病床に伏し、打ちひしがれていた尾崎氏に、まるで天啓のように頭に浮かんだのが冒頭の言葉だということです。

 軍部の台頭により無力感を抱いていた尾崎氏は、自らがまず、この箴言によって失意の底から復活し、闘志を取り戻していきました。

 「人生の本舞台は常に将来に在り」

 まさに、慢心する者を戒め、失意の中にある者を奮い立たせる言葉ですね。







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