終わりなき旅~青年海外協力隊への道~

☆青年海外協力隊への挑戦日記☆
平成20年度1次隊でフィリピンに派遣されてます
職種は獣医・衛生です

原爆の日

2007-08-06 18:56:03 | JOCV結果待ち
今日は原爆の日ですね。

わたしの両親は広島出身である。
二人とも1945年生まれ、母が8月、父が9月生まれなので
62年前の今日は、おなかぱんぱんの頃だったんだろう。
東広島市なので原爆投下された場所から少し離れてはいるが
戦争の話、きのこ雲の話、シベリアで捕虜となった話、
いろいろおじいちゃんから話してもらった。
おばあちゃんは戦争の話になると、嫌そうな顔をするので
あまり話は聞けなかったが、それでも
母をおなかにいれて命からがら逃げてきた
なんて言葉を口にしていた。

そんな話を聞いてきたわたしだったが
以前旅行先でお話した現地の人に
「僕はアメリカ人嫌いだよ。
 ベトナム戦争で親を亡くしているから。
 日本も広島と長崎に原爆落とされてるから
 君もアメリカ人嫌いなんでしょ?」
と言われ、
「わたしはアメリカ人のこと、嫌いじゃないよ。」
と答えたが、なぜ?という問いにうまく答えることができなかった。
戦争を遠い過去の出来事、そしてどこか他人事のように思ってて
ちゃんと考えたことがなかったからだと思う。

わたしみたいな人間がどんどん増えてしまって
戦争体験は風化していってるのかと思ったが
今日の平和祈念式で、
「平和な世界をつくるためには、憎しみの連鎖を断ち切る強さと優しさが必要」
と子供代表の小学生が言ったとか。
あぁ、日本はまだ大丈夫だ
とほっとした。
いつまでも憎しんでても仕方ない、許す強さも必要なんだね
と今日は小学生から学んだ日だった。

でもこんなことを言えるのも、戦争を体験していないからなのかなぁ?
当事者は頭ではわかっても、実際許せないものなのかもしれない
なんてことも思ったりする。
「おじいちゃん、アメリカ人のことまだ憎い?」
おじいちゃんが生きていたら聞いてみたかった。

日本がされてきた過去、日本がおかした犯した過ち
もっと勉強して、ちゃんと考えなきゃいけないな

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