終わりなき旅〜青年海外協力隊への道〜

☆青年海外協力隊への挑戦日記☆
平成20年度1次隊でフィリピンに派遣されてます
職種は獣医・衛生です

ヨードを探して三千里 〜なぜにわたしは探しているのか編〜

2010-02-09 22:55:23 | フィリピン初めてつくし
農家さんが使っているポストディッピング剤(搾乳後の乳頭に用いる消毒液)。
Iodineが使われてるんですが、色がうっすい。
「希釈しすぎなんだよ」って思ってた。
どうせけちけち薄めてるんでしょ?って。

ある農家さんはこう言う。
「ポストディッピングしたら乳房炎が増えたんだ」
んなわけねぇべ
ちゃんと適切に使ってたらそんなわけねぇべ。
薄すぎるからだろ?
そして、汚ねぇディッピングを延々と使ってるんでしょ?
そんなことを思ってた。

とんでもない勘違い。

新しいIodineを農家さんに届けた時、希釈時にも立ち会った。
「Iodine1に水を9入れてね」
しばらくして、農家さんが手にしてきたボトルは、薄黄色い液体だった。
「何それ」と私。
「Iodineだよ。10倍希釈したよ!ちゃんと」
えっ!?またまたー
「ほんとだって!!」
そういう農家さんに連れられて、原液を見ると

黄色い・・・

薄いのか?それとも古いのか?
ボトルには10%って書いてるけど、とてもじゃないけどそんな風には見えない。
「以前はこれを薄めずに原液で使ってたんだ。でもかえって乳房炎が増えちゃって。
 高いしさ。だからやめたんだ」
そりゃ使わん方がえぇ。
金の無駄遣いだ。

他の農家にも確かめた。
「これ、薄いから原液で使ってんだ」
最初の農家で見たものよりも茶色かったけど、明らかに10%とは思えない。
「これ大丈夫なんかよ?匂いもねぇしよー」
農家さんは言う。
これ、1Lで320ペソ。


フィリピンで最も頻繁に目にするIodineはBetadineっつぅ商標のもの。
ロスバニョスのマーキュリードラッグという大手薬局で
120mlで150ペソ前後。1gallon 1140ペソ。
「Betadineは高いから・・・」
農家はそう言って、こいつに切り替えた。
しかし原液で使ってるくらいなら、Betadineを薄めて使った方がよっぽど安いということに
農家の方はお気づきでいらっしゃらない

っつぅか、だれだよ!?このIodineをうちに入れてるやつは
聞けば会社ではなく、個人で売りに来てるという。
あやしさ満点。次会ったらただじゃおかねぇ

そして、これに代わるIodineを、自分の足で、あちこちまわって探し中。
医療系隊員に話を聞くかぎりでは、もっと安いのがあるはずなのよ。
でも、これがなかなか大変でして・・・(続く)
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ここに連れてきたのはこいつなのかも

2010-02-08 23:32:58 | 生活よもやま話
今日、英語のレッスンで「What is the most memorable gift in your life?」と聞かれまして。
はて、なんじゃろな。特にございませんが・・・あえて言うなら

これ。

バックパック
20歳のお祝いに、父に買ってもらったバックパック。

8歳上の姉が、20歳のお祝いに、確かルビーのネックレスをプレゼントされていた。
当時小学生だった私は、
「そうか、20歳になったら、両親からアクセサリーをプレゼントされるんだ!」
と、憧れの気持ちで見ていた。

で、20歳になった。
特にプレゼントはなかった。
ま、末っ子なんてそんなもんだ。
でも欲しかった。
「姉ちゃんの時にはプレゼントしてたやん。わたしも欲し〜」と言った。
そして、ジュエリーショップに連れてってもらった。
ところがだ。
欲しいものが特にない・・・
で、父にこう言った。
「やっぱいいや。その代わり、バックパック買って」

それまで父のユニクロの大きめのデイパックで、旅行に出かけてた。
タイとカンボジアとラオス。
よくあんな大きさのリュックで行ってたな、と思う。
でも学生。
バイトでためたお金なんて、全部旅行で使うから、バックパックなんて買えなかった。

人生初のちゃんとしたバックパックで、ベトナムに行った。
それから、ペルー、ネパール、ヨルダン、フィリピン、中国、インドネシア。
あと、富士山や屋久島にも。
あっ、二本松の訓練にも。
どこに行くにも一緒。
そして、今。
二度目のフィリピンで、
今もこの子は現役活躍中。

そんな話を英語の先生にしたら
「まったくあなたらしいわね。アクセサリーじゃなくってバックパック!?」
と、言われた。
「こういう質問をしたら、たいてい女の子らしい答えが返ってくるものよ」と。
「でもすてき。20歳っていったら、みんな外に出ていく年頃。
 そう考えてみたら、バックパックってふさわしいプレゼントだわ。
 現にあなたは、10年間近くそれを使ってて。
 そして、今、フィリピンにいるんだもの!」

確かに。
大人の第一歩を踏み出した時に贈られたこのバックパックが
わたしを外へ、外へと連れ出してくれたんだろう。
アクセサリーではなく、バックパック。
わたしにとってはふさわしい20歳の贈り物だったと、今では思う。
ほんとはもう少し大きなのが欲しいんだけど、
自由なお金ができた今でも、なんとなく買えずにいる。
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うれしいです たのしいです

2010-02-06 20:55:23 | フィリピンでのお仕事★カラワン
うれしいです、うれしいです。
ネットがつながってうれしーです。
では最近の状況をご報告。

まず、

顕微鏡が使えるようになりましたー
どんなに探してもMicrometerを持ってる機関が見つからなかった。
ネットでDiameterとかMagnification factorをキーワードに探しても見つからなかった。
ってか、ネットがつながらなかったので、そんなに時間かけて調べれなかったってのもあるけど・・・
で、ある日、写真ができるまでの間、時間つぶしに寄ったネット屋。
その日はなにかとついてなくって、入ったネット屋も、日本語が表示されないPCばかり。
英語サイトのみだから、なんとなくまた、検索してみたら・・・
ひっかかった。
KKMIが購入した古い顕微鏡のマニュアル!!
しっかりField of Viewも表記されてる!!
で、めでたく、Magnification factorを計算して、顕微鏡使用の運びとなったのであーる。
顕微鏡破壊事件から1年・・・
ん?1年?
意外と早く使えるようになったなー・・・
って思ったあなたとわたしはフィリピン人検定1級です。

それからそれからー
KKMIに派遣されてから、昨年末までのデータをまとめて
バルツくんに渡しました〜
というのも
「日本のことを言われたって、ここはフィリピン。
 日本のスタンダードをここで言われたって意味がないんだよ。
 フィリピンのスタンダードを知らなくっちゃ」

そんなことをバルツくんに言われたのです。

「フィリピンにはスタンダードさえない。
 きっと雨季に体細胞があがり、乾季になると体細胞がさがるんだと思う。
 でもそれもただの予測。
 まずはどんな傾向があるのかを知るべきで
 体細胞の検査をするとかしないとかってのは、その後の話。
 まだフィリピンに体細胞の検査を取り入れるのは早すぎるんだよ
 スタンダードを決めなければ」

すごい正論です。
で、傾向をつかむために、この1年4ヶ月分のデータを整理して分析。

結果としては、気温が下がり、雨も少ない1月に、体細胞が一番低い。
そして3月4月と、夏まっさかりな頃から徐々に体細胞が高くなり始め、
8月からの台風シーズンでどーんと跳ね上がる。

でも、バルツくんの反応がなかった。
で、ちょっとがっかりしてたら、そうじゃなかった。
バルツくんは動いてくれてた。
ま、農家に「お前んところ、細菌が多いんだよー」って文句を言うっていう動きなんだけど。
でも、わたしが言うより、農家の反応がものすっごい良い。
なんせ、工場長ですから!なんせバルツくんですから!!
農家さんが「どうしたらいいんだよー」と、真剣に詰め寄ってくるようになったのです。
で、今、がんばって、巡回中なわけ。
搾乳を見学して、できそうなことを提案したり、一緒に良い方法を考えたり・・・

メモをしっかりとってくれたりしてくれる

「とりあえず1ヶ月、がんばって続けて、どんな結果が出るか見てみよ」って言ったら
「1ヶ月じゃなくって、ずっとがんばるんだろ」って農家さんの方に言われたり。
こんな農家さんには、本当に結果が良くなって欲しい。
思わずその場で手を合わせて祈ってしまうのです。
最近暑くって、巡回行ったあとは、疲労困憊。
でも、楽しい。
農家さんの住んでるところは、町から随分外れたところにあるから、
緑が豊富で落ちつくし。
そうそう、今日は、農家さんを待ってる間、

今年初の

路上ハロハロ〜
フィリピン版かき氷。
その場で氷をシャカシャカ削って
バナナとかおいもとか、ウベとかゼリーとかプリンとか
いろいろと入ったものに、練乳かけて、ハロハロ(まぜまぜ)して食べる、夏の風物詩。
いよいよ夏本番なのです。
こういうのも巡回の一つの楽しみ・・・えへっ。
ま、ご褒美がないとやってられません。
10Pなり。

そしてそして
農家さんちに行くと、遊んでくれる

子供たち。
癒しです。
「あようぃー」ってじゃっかん間違えて呼ばれるけど。
でも「あさみ〜(ずいぶん前のボランティア)」って呼ぶ、あんたの父ちゃんよりもましだ。

忙しいけど楽しい今日この頃。
どうか結果が伴いますように・・・
農家さんの努力が報われますように・・・
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復活

2010-02-06 12:16:03 | フィリピン初めてつくし
さっきスマートブロ(インターネット会社)のテクニシャンが来て、ネットが復活しました。

原因:プログラムのミス。
   台風でシャットダウンしたプログラムを復旧させる時に、間違えたらしい。

パソコン音痴なんでようわからんのだけど。
3ヶ月待って、直した時間30分たらず。

テクニシャンに来てほしい、と言った時も、
「テクニシャンは忙しいんです。もうこれがラストチャンスですから、絶対家にいてくださいね」
いろと言われた時に、いなかったことがあったか。
だいたい、なぜ、客の私が「ラストチャンス」などと言われなくてはならぬ。
農家さんところに泊まりで搾乳を見る約束してたけど、
家族や近所の人に「キャンセルしなさい。その約束はそんなに大切なの?インターネットより大切なの??」
と、まるで「わたしと仕事、どっちが大切なの!?」と聞く、めんどくさい女のような発言をされ。
普通に約束の方が大切です。
ま、「キャンセルしなさい。ラストチャンスなのよ」とみんなに言われ、あえなくキャンセルしましたが。
ま、いいや。
直ったし。

今から別の農家さんとこ行ってきまーす。
最近巡回がんばり中。
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おもろくってなんぼ

2010-02-03 17:06:05 | フィリピンでのお仕事★カラワン
同期隊員の住むRoxasはCapital of seafoodって呼ばれてる。。
うちの近くのPagsanjanというところは、
滝にイカダで突っ込むアクティビティが有名で、Capital of tourism。
わたしの住むCalauanは、Capital of pineapple(たぶん・・・)。
じゃあ、わたしの産まれた愛媛はきっと、Capital of tangerineで、
わたしの大部分の人生を送った大阪は、Capital of comedyだ。

生粋の大阪人ではございませんので
普段から漫才チックな会話なんてできないけど、
それでも少しは大阪の血が流れてるのかな。
ばかする時は思いっきり。
だからSAMAKANAで、子供の前で寸劇するのなんて大好きだし、
ボランティア調整局でも、お偉い方の前で、思いっきりハメはずして
タガログ語のコントをやったった。
わたしにそういうイメージがないからか、最初はびっくりされるけど。
人生の中で、笑いは大切。

プレゼンやセミナーも同じかな。
かたくるしくって、手の甲をつねりながら、眠りと戦い、結局耐えきれずぐーぐーと寝た経験、数え切れず。
どうせだったら楽しくお勉強したい。
そんな根っからぐうたらなわたしは、自分が前に立つ時は、
なにか一笑いを提供したいと思うように。
以前はそんなことできなかったの。
でも、ここに来て、人前で話すのに慣れて、ようやくそれだけのことを考える余裕ができるようになったのね。
どこで笑ってもらえるかな、このあたりで笑わせて場を保とう
そんなことを意識して準備するようになったのは、つい最近。

あと任期も半年きって、最後に自分らしい活動をしたいと思うように。
わたしらしいってどんなだ?
そう考えた時、やっぱ皆を笑顔にさせる活動だと。
にっこりお上品なスマイルじゃなくって、嬉しくさせてあげるんじゃなくって
笑わせる
大爆笑
そんなやつ。

んなわけでコントやります。
搾乳コント。
正確に言うと、理想の搾乳夫婦コント。
実はネタ元は日本の獣医さん。
一部の獣医師の間で上演されてきたこのコントを
フィリピンEnglish or Tagalogバージョンにして、上演して回りたい。

しかし、このコント。
「夫婦」コントなのです。
相方・・・
相方・・・
相方・・・
一瞬、顔を半分男にして、劇団ひとりになろうかとも思ったんだけど。
彼しかいない。
同じ配属先に来た、新しいボランティア。
30代後半。農水省から現職参加。以前1年間、専門家としてフィリピンに滞在。
そんな輝かしいバックグラウンドをもつクドーさん。
こんな人に頼んでいいものか。
けっこう物静か。
コント・・・?
そんなイメージございませんが。
でも飲むと意外とようしゃべる。
それどころか話しやすい人。
いけるかも、いけるかも。

「クドーさん、搾乳コントの相方してくれませんか?」
わたしの出しぬけのお願いに
「なんですか?それは。」

でも、内容を話すと
「おもしろそうですね。手伝いますよ」

うぉっ!のってきた〜!そうこなくっちゃ!!
やっぽーい!やるぞーい、コント!!

しかしただいま翻訳苦戦中・・・
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