此 予が住む笠間市(旧友部町)は小原の酒蔵「須藤本家」の酒なり
この酒蔵の歴史を遡れば鎌倉時代なり 日本最古の酒蔵の一ときく
当主五十五代を数ふるといふ
ラベルが文字 書家金子卓義氏の筆になる
彼の父金子鴎亭氏なり 北海道の出身にして若くは比田井天来翁に学びたる 壮にして近代詩文書の分野を開きたるパイオニアなり 書家として文化勲章を西川寧に次いで二番目に受章したる 毎年八月十五日に日本武道館にて挙行される全国戦没者追悼式の「全国戦没者追悼之標(現在は全国戦没者之霊)」の文字をかつて書きしは鴎亭翁なり
卓義氏 父の書風受け継ぎてその七光りを浴びるといへども なかなかに味のある字と見る
酒瓶左のぐい飲みは笠間焼なり 白と紺の色合いすがしければ 酒が味もひときわ澄みてうまし
ゆすら酒白砂青松の杯に注げば静む秋の夜かな 丹人
コメント一覧
山桜
酒徒善人
最新の画像もっと見る
最近の「酒」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事