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書道 直庵(筆耕所)

山桜桃

今宵の酒 生酒「山桜桃」なり この字「ゆすら」とよめる
此 予が住む笠間市(旧友部町)は小原の酒蔵「須藤本家」の酒なり
この酒蔵の歴史を遡れば鎌倉時代なり 日本最古の酒蔵の一ときく 
当主五十五代を数ふるといふ

ラベルが文字 書家金子卓義氏の筆になる 
彼の父金子鴎亭氏なり 北海道の出身にして若くは比田井天来翁に学びたる 壮にして近代詩文書の分野を開きたるパイオニアなり 書家として文化勲章を西川寧に次いで二番目に受章したる 毎年八月十五日に日本武道館にて挙行される全国戦没者追悼式の「全国戦没者追悼之標(現在は全国戦没者之霊)」の文字をかつて書きしは鴎亭翁なり 
卓義氏 父の書風受け継ぎてその七光りを浴びるといへども なかなかに味のある字と見る

酒瓶左のぐい飲みは笠間焼なり 白と紺の色合いすがしければ 酒が味もひときわ澄みてうまし


 ゆすら酒白砂青松の杯に注げば静む秋の夜かな  丹人

コメント一覧

山桜
桜桃梅
http://yamasakuran.seesaa.net/
 一般には「桜桃梅」と書いて「ゆすらうめ」と読ませますが、

「山桜桃」の方が、この植物の雰囲気をよく表していますね。



 風に揺らめくような優しい文字、「山桜・桃」…まるで今日の私の誕生日にプレゼントされたようで、とても嬉しいです^^



 ユスラウメ、キイチゴ、ザクロなどは、子供の頃、こっそりタダで戴ける美味しいオヤツでした。 今は自分の庭に植えて自由に食べられるようになったけれど、あの頃のような内緒の美味しさはありません。
酒徒善人
ゆすらうめ
http://syutozennin.blog.ocn.ne.jp/e411y/
昔、我が家の田んぼの畦に“ゆすらうめ”がありました。手で田を植えていた頃です。田植えの休憩に食べたあの“ゆすらうめ”の美味しかったこと・・・

美しい文字ですね。きっと中身も美味しいはず。
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