まきりゅうさんが極めて明晰にバイセクシュアルの問題を語ってくれています。
論点も分かりやすく、具体例も豊富ですので、是非みなさん読んでみてくださいね。
いくつもあります。
第一部]「そもそもバイって」という玉野さんの問いかけへのあたしの答え その1
第二部「そもそもバイって」という玉野さんの問いかけへのあたしの答え その2
第三部「そもそもバイって」という玉野さんの問いかけへのあたしの答え その3
第四部「そもそもバイって」という玉野さんの問いかけへのあたしの答え その4
このあともうひとつ書かれるそうです。
とりあえずここまででコメントをしておきます。
主にその3とその4について。
まずその3から。
ここでは、「既婚者のバイセクシュアルの人から交際を申し込まれたときに「じゃあ、恋人として少なくとも奥さんと同等の立場に立ちたいから、おくさんに紹介をしてほしい」といったらタジタジと逃げて行かれたこともあるし、「やっぱり結婚する」といって別れられた経験のある友達も多数います」というコメントについて。
これはバイセクシュアルの問題ではないというご意見です。
それはまったく正しいと思います。
もし「恋愛は男女でするもの」とか「結婚は男女間でなされるもの」というのが、社会制度的および通念としてなければ、こういう事態は発生しません。逆に言うと、こういう通念が存在している限り、ゲイ同士の恋愛であろうと、レズビアン同士の恋愛であろうとこういう事態は起こりうる。
ただ現状としては、ゲイライフという生き方の提示がゲイに受け入れられつつも、社会通念および社会制度としては「男女で結婚するもの」だという規範が流通しているわけです。こうした状態において、男同士の関係と男女の関係のどちらをとるかといわれたときに、ゲイの方ははなから諦めてます(ほかの可能性を諦めることを覚悟ともいいます)ので、男女の関係性の可能性を考えないという人が多くなってきている。それに対してバイセクシュアルの人はどちらも可能性として考えるので、結局、社会の一般的な規範を受容する可能性が高くなる。
あくまでも確率的にですが、バイセクシュアルのほうがゲイの恋人を裏切って結婚をするという可能性が高いんだと思います。
なので、どうしてもゲイがバイセクシュアルをお付き合いの相手としてみるときには、厳しい目になってしまう。そういうことなんだと思います。
「どうせゲイだって流動性は高いですから、いつ別れるかわかんないじゃん。ていうかアンタそもそも半年以上続いたためしないしね」といわれれば、返す言葉がないわけですが(笑)(というと怒られるので書いておくと、現在の彼氏は11ヶ月と1週間ほど付き合ってます。返す言葉がないゲイが多いということで(笑))、やはり最初から別れの危険性があるところにわざわざ本気で首をつっこもうというのは(恋愛初心者の若者ならいざしらず)、ある程度経験を重ねてくると厳しい基準になるのもやむをえないのではないかと思います。
その4のほうでは、「ヘテロセクシュアルもゲイもレズビアンも恋人選択の第一基準に「性別」を使っているが、バイセクシュアルはそうではない」ということです。「恋愛ゲームは男女間で行われるものである」というルールを一歩ひくと「恋愛ゲームは男女を基準にして行われるものである」となりますが、バイセクシュアルの人は選択基準のルールが違っているので、それが分かってもらえないということです。
性別二元性を容認しておいてもさして問題のない同性愛者でも、その存在をアピールするのはたいへんでしたので、そうではない基準で恋愛をしているということをアピールして理解を得るのはたいへんだと思います。
しかしその選択基準がある程度はっきりしていて、自分がその選択基準にかなった存在であると納得できれば、さきほど言ったバイセクシュアルへの確率的非寛容はとけるんじゃないかと思います。あくまでも「確率的」にということなので、きちんと愛を表現できれば解ける問題でもあります。
あとはそのつど関係性構築への努力をする、というのは別にどんな関係でも同じことですね。
バイセクシュアルの人の間では、こうした意識はどの程度定着しているんでしょうか?
論点も分かりやすく、具体例も豊富ですので、是非みなさん読んでみてくださいね。
いくつもあります。
第一部]「そもそもバイって」という玉野さんの問いかけへのあたしの答え その1
第二部「そもそもバイって」という玉野さんの問いかけへのあたしの答え その2
第三部「そもそもバイって」という玉野さんの問いかけへのあたしの答え その3
第四部「そもそもバイって」という玉野さんの問いかけへのあたしの答え その4
このあともうひとつ書かれるそうです。
とりあえずここまででコメントをしておきます。
主にその3とその4について。
まずその3から。
ここでは、「既婚者のバイセクシュアルの人から交際を申し込まれたときに「じゃあ、恋人として少なくとも奥さんと同等の立場に立ちたいから、おくさんに紹介をしてほしい」といったらタジタジと逃げて行かれたこともあるし、「やっぱり結婚する」といって別れられた経験のある友達も多数います」というコメントについて。
これはバイセクシュアルの問題ではないというご意見です。
それはまったく正しいと思います。
もし「恋愛は男女でするもの」とか「結婚は男女間でなされるもの」というのが、社会制度的および通念としてなければ、こういう事態は発生しません。逆に言うと、こういう通念が存在している限り、ゲイ同士の恋愛であろうと、レズビアン同士の恋愛であろうとこういう事態は起こりうる。
ただ現状としては、ゲイライフという生き方の提示がゲイに受け入れられつつも、社会通念および社会制度としては「男女で結婚するもの」だという規範が流通しているわけです。こうした状態において、男同士の関係と男女の関係のどちらをとるかといわれたときに、ゲイの方ははなから諦めてます(ほかの可能性を諦めることを覚悟ともいいます)ので、男女の関係性の可能性を考えないという人が多くなってきている。それに対してバイセクシュアルの人はどちらも可能性として考えるので、結局、社会の一般的な規範を受容する可能性が高くなる。
あくまでも確率的にですが、バイセクシュアルのほうがゲイの恋人を裏切って結婚をするという可能性が高いんだと思います。
なので、どうしてもゲイがバイセクシュアルをお付き合いの相手としてみるときには、厳しい目になってしまう。そういうことなんだと思います。
「どうせゲイだって流動性は高いですから、いつ別れるかわかんないじゃん。ていうかアンタそもそも半年以上続いたためしないしね」といわれれば、返す言葉がないわけですが(笑)(というと怒られるので書いておくと、現在の彼氏は11ヶ月と1週間ほど付き合ってます。返す言葉がないゲイが多いということで(笑))、やはり最初から別れの危険性があるところにわざわざ本気で首をつっこもうというのは(恋愛初心者の若者ならいざしらず)、ある程度経験を重ねてくると厳しい基準になるのもやむをえないのではないかと思います。
その4のほうでは、「ヘテロセクシュアルもゲイもレズビアンも恋人選択の第一基準に「性別」を使っているが、バイセクシュアルはそうではない」ということです。「恋愛ゲームは男女間で行われるものである」というルールを一歩ひくと「恋愛ゲームは男女を基準にして行われるものである」となりますが、バイセクシュアルの人は選択基準のルールが違っているので、それが分かってもらえないということです。
性別二元性を容認しておいてもさして問題のない同性愛者でも、その存在をアピールするのはたいへんでしたので、そうではない基準で恋愛をしているということをアピールして理解を得るのはたいへんだと思います。
しかしその選択基準がある程度はっきりしていて、自分がその選択基準にかなった存在であると納得できれば、さきほど言ったバイセクシュアルへの確率的非寛容はとけるんじゃないかと思います。あくまでも「確率的」にということなので、きちんと愛を表現できれば解ける問題でもあります。
あとはそのつど関係性構築への努力をする、というのは別にどんな関係でも同じことですね。
バイセクシュアルの人の間では、こうした意識はどの程度定着しているんでしょうか?
バイって便宜上呼んでることが多い気がします。
おれもバイですが、まきりゅうさんとは
ぜんぜん違うタイプのようですし。バイで集まる集団とかも、
ホモやヘテロほどはないので(メリットないですしね……)、
バイらしさとか、バイ固有の文化ってのも
ないんじゃないかと思ってます。確率的にこういう人が
多い、くらいならあるかもしれないですけど(笑)。
自分もゲイに、バイだからってことで中途半端だの
ごまかしてるんじゃないかだの言われたことあります(笑)。
でも、セクシュアリティなんて、持っているだけで
幸せで、ぜいたくなことじゃんか、って思っています。
ホモも、ヘテロも、バイも。その人を、見るだけで
気持ちよく思えるのはやっぱり幸せなことだと。
自分がバイの中でも、その気になればホモだけ、ヘテロだけ、に
なることできるタイプだから、こういう世間からの押し付けを
あまり感じてない結論になるのかもしれませんが。
私はバイセクシュアルですが、「既婚者のバイセクシュアルの人から交際を申し込まれた」という事態、これはセクシュアリティの問題ですか?これは不倫関係の申込みですから、人としてのモラルの問題だと私は考えます。それから、「やっぱり結婚する、といって別れられた」という事例は、「他に好きな人が出来たからあなたとは別れる」と言われるのと大差なく、特に「結婚」という理由付けに対してのみ裏切りと受け取るのはやや不当かと。
また、「ヘテロセクシュアルもゲイもレズビアンも恋人選択の第一基準に「性別」を使っているが、バイセクシュアルはそうではない」との主張ですが、まあそういう人もいるのかもしれませんがそれが一般的と言われると疑問を感じます。と言うのも私は恋人の選択基準にはっきりと「性別」を置いており、男なら男らしく、女なら女らしいタイプを好むからです。身体的にです。中性的な人間には恋愛対象として魅力を感じません。
バイセクシュアルに対する同性愛者の非寛容、実際にあるのかもしれませんが私はそれによって不利益を被ったことはあまり無く、そんなに声高に主張するような事か?と感じてしまいます。まあそんな見解もあるということでご参考まで。
表面上は、ヘンタイ宣言とか威勢のいいことを言っていますが、内心は不安に駆られ、破綻しています。常に誰かに救いを求め、しかしそれは得られず、不安定なまま時が過ぎ…。
それもまた一生、と割り切っていますが、いつの日か穏やかな安定を得られる時が来ればいいな、と願ってはいます。