「テレビ」と「平和」と「憲法」のblog

元ワイドショープロデューサー仲築間 卓蔵(なかつくま・たくぞう)のブログ

政治がおもしろくなってきた

2007-09-16 17:19:33 | Weblog
政治がおもしろくなってきましたね。
福田か麻生かで テレビは連日二人を登場させています。立会演説も中継していましたね。
でも なぜか白々しい。国民生活がこれ以上後に退けないときにきているというのに 自民党総裁選ででる話は「光と蔭」論ばかり。「蔭」をどうするかの具体論はまるで聞かれません。

福田内閣で決まりのようですが 所詮 選挙管理内閣ですね。
次は「政界再編」と予測しますが どうでしょうかね。
小泉チルドレンの一人の片山さつきという議員が 小泉に総裁選出馬を要請にいったときの話をしていたのを 興味深く聞きましたよ。
そのとき小泉は 「きみたちは心配症だね まだ早いよ」と言ったそうです。小泉なりに先をみているようです。これは当たっていると思いますよ。

地殻変動の第一弾が今回の参院選結果だとしたら 第二弾は「政界再編」でしょう。
誤解をおそれずに言えば 小沢党 対 小泉党です。
「小沢は新党をつくったり潰したり。所詮 政権さえとれればいいという考えだよ」というひともいますが ぼくにはそうは思えないのですよ。
買いかぶりすぎかもしれませんが 参院選の予想以上の結果は 小沢に「重い責任」を背負わせたのです。へたなことはできなくなったのです。だから小沢は「きのうと違うの ボク」にならなければならないのです。

「どのような政界再編か?」
なんといってもアメリカ追随の政策を続けるか 脱却するかです。
小泉党は もちろんアメリカ追随 アメリカ依存路線です。国内的には「改革路線」の継続ですよ。
小沢党は ここが踏ん張りどころです。民意を背にしてアメリカとの関係を見直すかどうか 「改革」という名の国民生活無視の政策から 国民本位の政策に転換させるかどうかです。

有権者も問われます。
地殻変動の第二弾は 有権者の判断できまるのです。間もなくくるであろう総選挙は 有権者にとっても正念場です。

政党も大変ですね。自民党も問われます。民主党も公明党も 腹を据えなければなりません。
折も折 日本共産党は「選挙区候補を減らす」といいます。
いいことだと思いますね。「たたかえるところは候補を立てるが 比例に力を注ぐ」そうです。現実的な転換だと思いますよ。
候補を立てないところは 個別の政策合意で選挙に臨めばいいと思いますよ。
「それでは共産党の票は減るのじゃないか」というかもしれませんが そうじゃないと思うのですよ。
なぜか その柔軟さが有権者の信頼を増す効果を生みそうなのです。

小沢民主党も 日本共産党に一目置くような感じになってきているようじゃありませんか。ちゃんとした政策なら ふつうの人間なら耳を貸すことになるはずです。
小沢民主党の「ブレ」を防ぐ役割をはたすためには 今度の総選挙で日本共産党の議席を増やすことが大事でしょうね。

ところで 政治風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」が ここにきて重用されていますね。一時期人気を博しましたが テレビ局は(自主規制で)敬遠していたのです。なのに いまは引っ張り凧の様相です。いいことだとおもいますよ。
「自主規制」が緩んできたようです。いいことです。ぜひ長続きしてほしいものです。

小沢民主党にしっかりしてもらうためには 各地の「九条の会」も大きくなる必要があります。次なる政権には「九条」改悪を断念してもらはなければなりません。

国政調査権が活用され始めたら これまでの自民党の「ひどさ加減」が露呈することになるかもしれません。利権の構造があきらかになれば いかに国民が騙され続けてきたかで ひっくりかえるような驚きをするかもしれません。
これからの1年 おもしろくなりますよ。