「永遠の武士道」研究所所長 多久善郎ブログ

著書『先哲に学ぶ行動哲学』『永遠の武士道』『維新のこころ』並びに武士道、陽明学、明治維新史、人物論及び最近の論策を紹介。

高杉晋作縁の大太鼓

2006-09-25 09:49:35 | 日々の出会い・感動
下関の厳島神社で国民運動セミナーを開催した。この神社はご創建800年に及び、崇敬者も多い。境内には、幕末期に高杉晋作が奉納した大きな太鼓が今尚厳然として設置されている。実は、高杉晋作はこの大太鼓を小倉藩との戦いに勝利した際に戦利品として小倉城から持ち帰り、ここ厳島神社に奉納したという。近くには、高杉晋作終焉の地があり、晋作とは縁が深い。私も、昨年夏にここで初めてセミナーを開催して戴いた際に、この大太鼓を打たせてもらった。

神社の総代会長さんはまだ若く、ラジオ会社の社長をされており、かつ「あべ晋三後援会 晋緑会」の会長もされている。ここ下関は安倍晋三氏の選挙地盤なのだ。安倍氏とも昵懇の間柄である。総代さんの若手の方々は「全国晋作会」を組織されており、神社の下の鳥居の横には「晋作」という居酒屋があり、ここが「全国晋作会」の方々の集会所である。私も、セミナーの後招待を受け、様々に意見交換をする事が出来た。

くだんの大太鼓だが、8月13日に安倍晋三氏がこの神社を訪れた際に、自ら大太鼓を叩かれたとの事である。晋作会の人々に言わせれば、この大太鼓を叩いて高杉晋作を偲び「総裁選」に出陣されたのだという。「全国晋作会」の会員には上海在住の方も居り、高杉晋作を偲ぶ上海渡航ツアーを是非行いたいとの事であった。

今日は、安倍新総裁の下自民党三役が決まり、明日には新内閣が決定する。セミナーに集まった方々も、安倍総理を支えて日本を良くせねばとの意気に燃えた人々ばかりであり、熱心に聴講して戴いた。

日本会議山口の理事長さんは県議の伊藤氏だが、お会いした際に記帳所不設置の件や、「闘わない県議会」の事についてお話をすると、「闘わない」体質は県知事の姿勢から生じているとの事であった。実は、昨年夏に日本会議山口の会長に安倍晋三氏が内定した際、就任時には安倍氏の力をお借りしてその体質を改善したいと思っていたとの事であった。だが、官房長官就任・総理就任と続き、安倍氏の日本会議山口会長就任は見送られてしまった。「全国晋作会」の方々も「闘わない県議会」は問題であり、何とか改善しようと関係ある県議に働きかけて下さる事となった。

高杉晋作、安倍晋三氏と関係深い「美しい日本」を目指す方々との語らいの場を安倍内閣発足直前に持てた事に心から感謝したい。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 闘いの意思の欠落 | トップ | 吾らが世代的責任 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日々の出会い・感動」カテゴリの最新記事