べんきょうなせん(='ω')

べんきょうは論理で考えるトレーニング
熊本県山鹿市中高大学受験の "あすく" です

5月15日。避難覚書

2016年05月15日 | 熊本地震関連
地震その時の行動とは?(Yahoo!地震速報・パソコン向け

被災直後は被災地外部からの安否確認やボランティアは控える!救援車両などの妨げになって人命に関わります


一ヶ月が過ぎました。熊本市中央区指定避難所で個人的体験からの覚書です

避難手順を家族で共有(痛感!指定避難所と避難路まで安全確保。連絡手段や近隣との連携、できれば複数)

火災と漏電対策→室内の落下物対策(特に寝室)→飲料水とトイレットペーパー備蓄(ここまで事前常時)

携帯電話と充電器等、歯ブラシ、処方薬と保険証持ち出し→除菌ティッシュと栄養補助食品またはサプリ(個人で用意しておいたほうがいいもの。赤ちゃん用や高齢者用物資は不足した)

防寒特に靴下。任意だがアウトドア用品は役に立つ。ペットがいる家は躾と避難手順も事前に


熊本地震で火災はほぼなかったよ。IH比率は特段高くないけど。季節と時間が幸いしたのもあるんだろう。阪神で多かった通電火災(電気の復旧とともに発生する火災)も聞かない。揺れで自動で消えるまたは遮断する設備が整っていたおかげだと思ってる

→火災や漏電対策はケチらない。住むところを失っては再建が大きく遅れる。周りも巻き込む。倒壊や火災も少なければ助けが回る。それぞれの対策が全体も救う(重要!)。通電火災に備えてコンセント抜いたりブレーカーを落とす。感震ブレーカー(¥3,000~)を設置したり、灯油ストーブやむき出しの加熱ヒーターはやめてエアコンなど温風型が良いと思った


水道は漏水多発で制限がかかった。復旧は20日ほど。復旧後も泥水まじる。飲料水が不足したが配給は優先された。風呂に水貯めておいたが揺れで半分以上こぼれてた。生活用水の運搬は大変だ。行列並びと運搬をやってもらえるだけで助かる家庭もあるだろう。特に独居老人や小さな子どものいる家(地元中高生が活躍していたが)。風呂は顔と首そして手を洗うことで耐えられるが、便が出なくなったのは想像以上に辛い。水と紙が不足したからだ。下剤はもらえたが避難所では飲むタイミングが難しい

地割れ土砂崩れがあった地域では1ヶ月たっても復旧していない

→保存の利く飲料水2lと子ども高齢者用500mlそれにトイレットペーパー。箱ごと出しやすい場所に備蓄。洗う水がないから使い捨て前提。クチに入る水は命綱だ。職場・物置・車内等分散備蓄で。なお室内備蓄は玄関が良いらしい。全壊しても玄関だけは残るという


安全確認が済むまで都市ガスの復旧は二三週かかった。プロパンは被害状況と業者次第でやや早い。震災直後はガス漏れが発生して消防や消防団が避難所を回って注意喚起していた。ガス漏れによる被害はなし。復旧後のトラブルも特に聞かない

→カロリーそのものは足りた。1ヶ月近く風呂と調理ができないことを想定して除菌ティッシュやサプリ・タンパク質と野菜系缶詰は事前に準備が必要かもしれない。商店が開いても入荷せず買えないものがある。指定避難所で救護所の設置は早かった。処方のいらないクスリはもらえる。避難するとき携帯電話と財布、歯ブラシと処方のいるクスリと保険証は持って出た


まずは避難所まで無事たどりつくこと。家が火災や立入禁止でない限りなんとかなる

カンペキでなくとも構わない。自分がどんなに可哀想かを訴えてもしょうがない。自ら立とうという気持ちのある人へたくさんの手が差し伸べられました。驚くほど(藤田)

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