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12月21日で喜寿になりました。

まだまだ、元気で働いています。朝練は毎朝5時から、約40分歩きます。

「旧芝離宮恩師庭園と増上寺・花見散策

2005-12-27 07:41:04 | Weblog
    「旧芝離宮恩師庭園と増上寺・花見散策」

 前日のテレビでは、晴れて最高気温がニ十度になる、との予報だったので、これはおあつらえ向きの花見日和になるだろうと予想した。
 そこで、都営地下鉄の「櫻めぐり」という広告に出ていた、「浜離宮恩賜庭園」と「増上寺」の櫻見物に出かけることにした。
 その日もいつもどうりの日課で、五時からの朝練が一日の始まりだった。前日までの三日間は低温が続いたせいか、外にでたら霧で周りがぼんやりかすんで見えた。
 空が明るくなっても、霧は晴れるどころか、ますます濃くなっていった。家に帰りつく頃は、あたり一面に濃霧が立ち込め、十メートル先も見えないほどになった。そんな朝霧のなかで、鶯が「ホケキョー・ホーホケキョー」と四・五度も鳴いた。
 今年、鶯の鳴き声を聞くのは四回目で、例年にない出来事であった。
朝食を済ませ、新聞を読んだり、雑用を片付けていたら、九時頃になった。家内も、洗濯を終わって出かける準備も整ったらしく、水筒を部屋に持ってきたので、それをリュックに詰めこみ出かけることにした。
 本八幡駅で一日乗車券を買った。都営の地下鉄・バスは何回乗り降りしても
七百円の一枚のキップで用が足りるから、便利であり、かつ経済的である。
 馬喰横山で都営浅草線に乗り換え、大門駅で下車した。道路に面した出口を上がると、右手遠くに増上寺の正門が見えたので、「浜離宮恩賜庭園」は左手斜め前方と見当をつけ歩き始めた。
 街角を左・右・左・右とジグザグに進んでいつたら、JRの浜松町駅に突き当たった。
 目的地は駅の向こう側なので、迂回するよりは駅構内の歩道橋を渡って向こう側に行くほうが近道と考えて、歩道橋を渡った。
 ところが、庭園は高い鉄柵に囲まれていて、入り口が分からない。近くで水撒きをしていた人に道順を尋ねると、入り口は庭園をほぼ一周した西口とのこと、ようやく正門を見つけ入園した。
 入り口で貰ったパンフレットをみると「旧芝離宮恩賜庭園」とあった。「浜離宮」の名称が変わったのかな、と思ったがどうも庭園の広さが「浜離宮」より
狭いことに気づき、地図を見ると「浜離宮」は道を隔てた北側にあることが分かった。
 庭園には、櫻も数本植えられているし、人も殆ど居ない静けさが何よりであった。パンフレットには次のように書かれていた。
 「都心のビル群を周りにひかえ、今に残る大名庭園としては、最も古いものの一つで,江戸庭園の典型である回遊式築山泉水庭園、昔は東京湾の波打ち際でしたが、江戸時代の明暦の頃埋め立てられ、延宝六年(一六七八)時の老中大久保忠朝が四代将軍家綱から下屋敷として賜り、約八年ぐらいの歳月で作庭され、「楽寿園」と命名した。
 庭園はその後数氏を経て、有栖川宮家のものとなり、明治八年に宮内庁が買い上げて、翌九年に芝離宮となりました。大正十三年昭和天皇のご成婚記念として、東京市に下賜され「旧芝離宮恩賜庭園」として公開されました。」
 庭園を散策するには、庭園の中心にある、約九千平方メートルの広い泉水を
周遊することになる。昔は海水を引き入れた潮入りの池だったが、現在は淡水の池となっている。西湖の堤(中国杭州にある西湖の堤を模した石造りの堤)が、池の中央に横たわり、二分している。また池には大小三っの浮島が点在している。入り口近くに藤棚があり、藤の木の樹齢は約二百年といわれる。
 五月の初旬には、紫色の大きな花房がさがり、芳香を放つそうである。
池の縁にあるベンチに腰掛け、持参した弁当を広げて、早めの昼食にした。
 庭園にいる間に、入園してきた人は僅か十数人で、静かで景観に富む庭園でのんびりと時間を過ごした。
 外に出て二十メートルも歩けば、浜松町駅である。都会の喧騒の中に踏み出した、という感じである。
 バス停があったので、芝公園までバスで行くことにした。「東京タワー」行き
のバスが来たので乗車した。
 御成門駅で降り、増上寺まで歩くつもりだったが、東京タワー行きなので終点まで乗ることにした。
 展望台に上がる切符売り場には大勢の人が並んでいた。東京タワーには二度ばかり来た記憶がある。一度はタワー完成の一・二年後だから昭和三十五年頃、二度目は長崎からの客を案内して来たように思う。これも昭和四十年頃だから
遥かに遠い昔のことである。
 東京タワーは今日の予定コース外であったが、せっかく三十数年ぶりに来たのだからと、展望台まで上がってみることにした。
 展望台は東京名所の一つだけあって、大勢の人波で混雑していた。ぐるりと一回りして、下りエレベータで降りた。
 増上寺までは、歩いてものの五分とかからない。本堂脇の入り口から入った。
沢山の人垣が出来ている中を見ると、満開の桜の下で、子供達の「和太鼓」演奏が行われていた。
 小学生から中学生くらいの男女十数人が揃いのはっぴにねじまきをきりりとしめて、堂に入った太鼓の連打をしていた。
 「和太鼓」演奏が終わると、大きな拍手が沸き起こった。
増上寺は花見客のため、本堂正面の広場に仮設の板敷きをこしらえており、その上で、三々五々弁当を広げたり、酒を酌み交わして、沢山の人々が昼間の宴会を楽しんでいた。
 本堂にお参りして、正門をくぐって満開の桜に包まれた増上寺を後にした。
帰路は、御成門駅から都営三田線で神保町まで行き、新宿線に乗り換えて帰宅の途に着いた。
 今日は一日乗車券を有効に使っての花見見物となった。「浜離宮庭園」と「芝

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