人間観察、それは竹おじさんの趣味。
趣味の世界でも夜遊びエリアでも仕事でもそれは変わらず、人の反応って見ていると面白いと素直に思う。
見た目から分かる反応も面白いけど、一番興味をそそられるのはその人が何を考えているのかを考える事。
そして推測が当たっていると、面白い(笑)
趣味や遊びでの例え話をするといろいろとNGワードが出ちゃいそうなので、仕事関係での例え話でもしましょうかね。
うーーんと、例えばスタッフ間の連携プレイが必要な売場ってあるじゃないですか。
むしろ個人経営の単独プレイ以外のお店だと多かれ少なかれ連携は必要で、連携を取るために必要な事ってありますよね。
具体的には情報の共有とか。
立場によって知っているべき事なんてのは決まってきますから、上から下まで全てのスタッフが同じように知っている必要は全く無いのだけど、立場に応じた必要な情報の共有って必須ですよね。
で、情報の共有を確実にこなすには当然の事ながら関わる人間全てに、その情報が伝わり理解させる必要があります。
生き物を扱うお店であれば、お世話しなきゃ生き物の健康を維持できないのだから当然管理面での連携はかなり重要になって来ますよね。
でね、良く言われる理想の形としてはメールや紙面、それに口頭での託で、関わる人間に伝え理解させる事。マニュアルを配布して実践させるのもこちらの部類に入りますな。
それ以外だと、売場を主導するメインスタッフが優秀な場合、その子が連携に必要な手段を考え、他の子の役割を決め実行させていき結果的に連携プレイを再現していくパターンもあります。
この場合は、メインスタッフに現場での人望と信頼、それに仕事をする上で当然頭に入っている数々の常識が必要。そのどれかが欠けていると長続きはしないですな。
逆に続いているなら、、その子はもっと自信を持てばいいと思う。
そしてその両方にも当てはまらない売場は・・・・・・・残念です。
最近おっさんが見て感心している情報の共有手段としては、関わるスタッフ全員が出勤後に見るノートを製作し有効活用しているお店さん。
小さな事ですが、「ミドリフグの調子が悪そうなので、塩を入れました」とか
「○○の入れ物に入っている金魚の調子が良くないので、バックヤードに移動しました。コンディションチェックを忘れずに!」とか、その日売場の水槽で起きた事をいろいろと書いてあります。
で、読んで理解した人は自分のサインやハンコ押して確認した事を書き手にも伝えている。。。。
アホウにこ~ゆ~ノートを与えると、自分の仕事を翌日に誰かにやらせる便利帳ぐらいにしか使えないのでアレですが・・・・・・使いこなすために常に仕様変更しながら、みんなで意見を出し合い成熟させている。
その結果、連絡事項の発信者に各々が理解した事を伝える癖が付き、社外のおっさんが発信した事にもサインで応えてくれていた。他の人がどう思うかは知らないが、少なくとも竹おじさん的には自分が発信した事にしっかり反応してくれるのは嬉しいし、よりいっそう頑張ろうって気になる。
暖簾に腕押しだと・・・・・・・切ないよね(笑)
先ほど書いた、「ミドリフグの調子が悪そうなので、塩を入れました」って一言でも、新人で魚の管理が右も左も分からん状態の新人でも「何かあるんだな!?」ぐらいには理解しますよね。
そこそこ馴れたスタッフなら、「白点出ちゃったかな?」とか次なるステップを予感しますよね。
知った上で水替えするから塩の量も考えて入れるだろうし、何も知ら無い状態でミドリフグの不調を見つけた時に、ただ単純に塩を入れるだけだと、もしかしたら前日に誰かが既に入れていてミドリフグの限界塩分濃度まで上昇するかもってリスクは避けられる可能性が高い。
そう、一つ一つは小さな事に見えて、全ては良い結果に向けて進んでいるのであ~~~る。
ちなみに優秀なメインスタッフが主導する売場の場合は、そもそも他の子が投薬したり塩を入れる事が無いように(水替え時に入れる分は除く)連携をしているので、それはそれでありです。
何かあれば連絡して~~って事にしてあって、いざ連絡があれば何をすれば良いかその子が判断して指示する。この方法も良いと思います。
一番怖いのは、「ほうれんそう」に始まる連携が取れない売場ですよね。
先ほどのミドリフグの話と同じ状況になった時に、抱えるリスクが明らかに多い。
その結果、悪い方向に動くのは当たり前なのです。
とまあ、そんな訳でおっさん的には常に観察して「きっとこ~ゆ~ふうになって行くだろうな~」とか思っている訳ですが、連絡帳を使いこなしているあそこの売り場には良い意味で期待を裏切られてますな~~。
いったい何が違うんだろうか。。。
とりあえず、目で見て耳で聞こえる明らかな違いとしては、一人がいらっしゃいませ~と言ったら、全員が続けてご挨拶できる店と、無視する店。(正確に言えば聞こえないフリする頻度が高い、もしくは凄く凄く小さな声で言ってる売場?)
やはりこの差はデカイな。。
まあ、おっさんが知ってる中で最低クラスともなると、お客さんに魚掬ってと頼まれたらスタッフがなぜか逃走するお店もありましたから、そのレベルに比べればまだまだ良いのかもしれないが・・・・・・・・(笑)