気象庁は10月30日、
冬の訪れを告げる「木枯らし1号」が
関東、近畿地方で吹いたと発表しました。
木枯らし1号は冬型の気圧配置で、
最大風速が8メートル以上の
北寄りの強い風が吹いた際に気象庁が発表しているそうです。
「木枯らし」は冬型の西高東低の気圧配置の象徴で、
この頃から山の木々では「紅葉」が進みます。
◇
「紅葉」は
山の木々、植物が地上部の生長を停滞させ、
根や茎に「貯蔵糖分」を蓄えはじめたサインといえます。
動物の冬眠同様、「貯蔵糖分」は植物にとって、
”冬越し”の栄養となり、”春の芽出し”のエネルギーとなります。
山の木々は「貯蔵糖分」を充分蓄えたら、「落葉」し、冬を迎えます。
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スポーツターフ(芝草)にとっては
「貯蔵糖分」が多ければ、多いほど
乾燥しにくく、凍りにくいので
”乾燥害”や”凍害”、”擦り切れ”を抑制できます。
来春の”芽出し”も充実します。
冬にためる貯蔵糖分の最大量が多ければ多いほど
夏期へ残される貯蔵糖分も多い傾向にあり
”夏越し”にとっても有利です。
いわば、スポーツターフにとって、「1年の計は晩秋にあり」ですね。
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太平洋側のコースでは
10月は雨・曇りが多く、
日照不足傾向で、
光合成による炭酸同化作用と貯蔵糖分の生成が
不足していたと思われます。
特に、休眠前のコーライ芝にとって、
重要かつ、必要な
10月の光合成による炭酸同化・貯蔵糖分の生成
が不足した事は気になります。
是非、この先12月上旬頃までの晩秋の肥培で、
不足した貯蔵糖分を充実させて下さい!
◆
10月の日照不足はターフの活性を鈍化させ、
今は、肥料へのくいつきが鈍いかもしれません。
晩秋の肥料吸収のきっかけをつくる
オススメの資材があります!
下葉を代謝させ、活性と
肥料へのくいつきを向上させる鉄系資材
「エクストラアイアン(6-0-0)」です。
主成分は
硫酸鉄(クエン酸キレート)10.0%
硫黄 4.0%
尿素 6.0%
グリーン面はもちろん
テイー、フェアウエイでも 0.5cc/m2でも
充分、晩秋施肥への食いつきを向上させる資材です。
◆
是非、お試し下さい!
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