gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

☆ 『守』 ・ 『破』 ・ 『離』

2015-01-15 09:36:19 | 日記
「ぶらり車イス紀行」   その541
☆ 『守』 ・ 『破』 ・ 『離』


今年のNHK大河ドラマ『花燃ゆ』が始まった。
舞台は、山口県萩市である。よく考えると、最近やたらと萩の町がCM
に出てくる。これで、やっと、その謎が解けた。
萩の町を知っている人には、一目見ただけで分かる。なぜなら、必ず出
てくる昔ながらの町並みが続く武家屋敷と、その武家屋敷の白壁から顔を
覗かせる夏ミカンに、萩の町民が殿様に遠慮して、湯飲みなどの底に切り
口を入れ、差別化を図ったとされる萩焼である。
 大河ドラマは、明治維新の立役者・吉田松陰の妹・文を中心に進められ
ていく。しかし、ドラマの詳しい内容はまだ分からない。でも、明治維新
の歴史を知っている人は、登場人物の名前ぐらいは知っている。ところが、
どういう役割を担ったのかと聞かれると、首を傾げる人が多い。だから、
この機会に、一年を通じて整理していきたい。
 さて、大河ドラマの中で、長州藩(現在の山口県萩市)の藩校(現在の
県立大学・県立高校に当てはまる)・明倫館が出てくる。その明倫館では、
多くの若者が学んでいる。その教壇の後ろの板の壁に、白い紙に墨で大き
く『守(シュ)』・『破(ハ)』・『離(リ)』と書いて貼ってあるのが、
目に入った。 
 この言葉は、武道の修行をするときの順序を表す言葉で、武道に限らず、
修行と呼ばれるものは、師(先生)の流儀(やり方)を習い、励み、他流
(他のやり方)からも学ぶことを重要視した教えである。
『守』とは、師から教えられたことを正しく守り、それをしっかり
身につける(修行)こと。
『破』とは、師からの教えを身につけ、他のやり方も自らの特性に
合うように修行する(研究)こと。
『離』とは、自己の研究を集大成し、何事にもとらわれない自らの
境地を編み出す(開拓)こと。
この言葉こそが、明治維新に導いたのか。
                      たかし  でした。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿