前にもお話ししたことがあったと思いますが、この季節のご参考に
ふたたび…。
「かくやのこうこ」ともいいます。漢字で書くと「覚弥の香々」に
なります。「こうこ」というのは「おこうこ」つまり、漬物のことで
「香々」という字をあてます。いつのころからか「おしんこ」
(お新香)ということのほうが多くなって、いまでは「おこうこ」
「おみおつけ」というような呼び方がなつかしいものになってしまい
ましたね。
さて、それでは、その「かくや」というのはどんなもの?
糠漬けを出し忘れてしまい、そのままではしょっぱくて食べられなく
なったキウリやナスなどを薄く刻んで水に放し、しばらくおいてから
絞り、そこへ、ごく細切りにしたショウガ、ミョウガ、大葉などを
加えて供するものです。ほんの少し醤油をさすと風味が増します。
(あまり長く水に放しておくと味がなくなってしまいます…)
この「かくや」、江戸時代の初期に徳川家康の料理人・岩下覚弥が
考案して家康に供したところ、その意にかなったのがきっかけで後に
庶民の間に広まったという説があります。ほかにも諸説あるようです
けれど、わたしはこれが気に入ってます。
氷水に放して絞り、冷たい「かくや」にすれば、暑さで食欲のない
ときなどにはもってこいですね。(もちろん、ビールにもぴったり…)
でも、これは、べつに夏限定ではないので一年中いけます。
糠漬けの出し忘れのときは、ぜひ、お試しを。
ふたたび…。
「かくやのこうこ」ともいいます。漢字で書くと「覚弥の香々」に
なります。「こうこ」というのは「おこうこ」つまり、漬物のことで
「香々」という字をあてます。いつのころからか「おしんこ」
(お新香)ということのほうが多くなって、いまでは「おこうこ」
「おみおつけ」というような呼び方がなつかしいものになってしまい
ましたね。
さて、それでは、その「かくや」というのはどんなもの?
糠漬けを出し忘れてしまい、そのままではしょっぱくて食べられなく
なったキウリやナスなどを薄く刻んで水に放し、しばらくおいてから
絞り、そこへ、ごく細切りにしたショウガ、ミョウガ、大葉などを
加えて供するものです。ほんの少し醤油をさすと風味が増します。
(あまり長く水に放しておくと味がなくなってしまいます…)
この「かくや」、江戸時代の初期に徳川家康の料理人・岩下覚弥が
考案して家康に供したところ、その意にかなったのがきっかけで後に
庶民の間に広まったという説があります。ほかにも諸説あるようです
けれど、わたしはこれが気に入ってます。
氷水に放して絞り、冷たい「かくや」にすれば、暑さで食欲のない
ときなどにはもってこいですね。(もちろん、ビールにもぴったり…)
でも、これは、べつに夏限定ではないので一年中いけます。
糠漬けの出し忘れのときは、ぜひ、お試しを。