今年コンペ部門を設ける香港国際映画祭事務局は昨日
期間中に開催される「第1回アジア・フィルム・アワード」
のノミネートリストを発表した。
映画祭主席王志偉氏は「受賞者の発表は3月20日。日程は
(4月20日の)金像奨と近い が影響はないと信じている」と賞の成
功に対する自信を見せた。
ベネチア、カンヌ国際映画祭のトップのほか17人の国際最高級の
映画人からなる審査団を結成し受賞者を決定する。香港から呉思遠が
代表を務める。
受賞部門は作品、監督、男優、女優のほか、脚本、撮影、美術、音楽
編集、視覚効果の10部門。
香港からは撮影賞に《傷城》、美術賞に《夜宴》と《父子》、
編集賞に《父子》、そして音楽賞に《伊莎貝拉》がノミネートされている。
《傷城》が撮影賞にノミネートされているアンドリュー・ラウ(劉偉強)
監督は香港で亞洲電影大獎を開催することが香港映画の復興につながると
思うかと感想を聞かれ、「金像奨は毎年予算がなく、政府の補助も多くない。
(なのに国際映画賞を設置するとは)”外強中乾(見掛け倒し)”だと感じる」
とコメントしている。
その金像奨の主席だったマンフレッド・ウォン(文雋)は昨日辞任を発表して
いる。
(明報、東方日報、蘋果日報等より)
<2007年度アジア・フィルム・アワード ノミネートリスト>
最優秀作品賞
《滿城盡帶黄金甲》 (香港/中国)
《放.逐》 (香港)
『グエムル-漢江の怪物』韓国)
『武士の一分』 (日本)
《オペラジャワ》 (インドネシア/オーストリア)
『三峽好人』 (中国)
最優秀監督賞
ホン・サンス 《浜辺の女》 韓国
ジャ・ジャンクー(賈樟柯) 『三峽好人』 中国
ジャファル・パナヒ 《オフサイド》 イラン
ジョニー・トー(杜峯) 《放.逐》 香港
ツァイ・ミンリャン(蔡明亮)『黒い眼のオペラ』台湾/フランス/オーストリア
アピチャポン・ウィラーセッタクン《世紀の光》 タイ/オーストリア/フランス
最優秀男優賞
チャン・チェン(張震) 《呉清源》中国
チョン・ジフン(Rain(ピ))《サイボーグでも大丈夫》韓国
シャー・ルク・カーン 《Don》 インド
アンディ・ラウ(劉華)『墨攻』 日本/香港/中国/韓国
ソン・ガンホ 『グエムル-漢江の怪物』韓国
渡辺謙 『明日の記憶』 日本
最優秀女優賞
コン・リー(鞏俐) 《滿城盡帶黄金甲》香港、中国
キム・ヘス 《いかさま師》韓国
イム・スジョン 《サイボーグでも大丈夫》韓国
宮沢りえ 『花よりもなほ』 日本
中谷美紀 『嫌われ松子の一生』日本
チャン・ツィイー(章子怡)《夜宴》香港/中国
最優秀編集賞
マニ・ハギギ 《メン・アット・ワーク》イラン
ホン・サンス 《浜辺の女》韓国
大石哲也/ 金子修介 『DEATH NOTE – the Last Name』日本
ソン・ジェゴン 《甘い、殺伐とした恋人》 韓国
プラープダー・ユン 『インビジブル・ウェーブ』タイ/オランダ/韓国/香港
張承/嶽小軍/寧浩(ニン・ハオ)《クレイジーストーン》香港/中国
最優秀撮影賞
キム・ヒョング 『グエムル-漢江の怪物』韓国
アンドリュー・ラウ(劉偉強)/ライ・ユウファイ(黎耀輝)《傷城》香港
廖本榕 『黒い眼のオペラ』台湾/フランス/オーストリア
サヨンプ・ムクデップロン 《世紀の光》タイ/オーストリア/フランス
王 《呉清源》中国
最優秀美術賞
チョ・グニョン 《淫乱書生》韓国
桑島十和子 『嫌われ松子の一生』日本
パトリック・タム(譚家明)/何劍雄 《父子》香港
ワダエミ 《呉清源》中国
ティン・イップ(葉錦添) 《夜宴》香港/中国
最優秀オリジナル音楽賞
チョン・ヨンジン 《浜辺の女》韓国
ピーター・カム(金培達)《伊莎貝拉》香港
リム・ギォン(林強) 『三峽好人』 中国
ラハイユ・スパンガ 《オペラジャワ》インドネシア/オーストリア
寺島民哉 『ゲド戦記』日本
最優秀編集賞
チャタメティクン 《世紀の光》タイ/オーストリア/フランス
キム・サンミン 『グエムル-漢江の怪物』韓国
アンジー・ラム(林安兒)『ドッグ・バイト・ドッグ』日本/香港
パク・ゴクチ/チョン・ジニ 《卑劣な通り》韓国
譚家明 《父子》香港
最優秀視覚効果賞
Angela BARSON/鍾智行《滿城盡帶黄金甲》香港/中国
Digital Tetra Inc. 《中天》韓国
大屋哲男 『日本沈没』日本
The Orphanage 『グエムル-漢江の怪物』 韓国
柳川瀬雅英 『嫌われ松子の一生』日本
★各紙の記事を読んでからノミネートを眺めると香港で人気者出演、
審査員に関連する作品、香港映画でバランスをとった感がぬぐえ
ないなぁ。アジア映画賞としては歴史ある(けど地味な)アジア太
平洋映画祭があるし、今年は香港での開催がきまっています。
監督のおっしゃるとおり!でございます。
期間中に開催される「第1回アジア・フィルム・アワード」
のノミネートリストを発表した。
映画祭主席王志偉氏は「受賞者の発表は3月20日。日程は
(4月20日の)金像奨と近い が影響はないと信じている」と賞の成
功に対する自信を見せた。
ベネチア、カンヌ国際映画祭のトップのほか17人の国際最高級の
映画人からなる審査団を結成し受賞者を決定する。香港から呉思遠が
代表を務める。
受賞部門は作品、監督、男優、女優のほか、脚本、撮影、美術、音楽
編集、視覚効果の10部門。
香港からは撮影賞に《傷城》、美術賞に《夜宴》と《父子》、
編集賞に《父子》、そして音楽賞に《伊莎貝拉》がノミネートされている。
《傷城》が撮影賞にノミネートされているアンドリュー・ラウ(劉偉強)
監督は香港で亞洲電影大獎を開催することが香港映画の復興につながると
思うかと感想を聞かれ、「金像奨は毎年予算がなく、政府の補助も多くない。
(なのに国際映画賞を設置するとは)”外強中乾(見掛け倒し)”だと感じる」
とコメントしている。
その金像奨の主席だったマンフレッド・ウォン(文雋)は昨日辞任を発表して
いる。
(明報、東方日報、蘋果日報等より)
<2007年度アジア・フィルム・アワード ノミネートリスト>
最優秀作品賞
《滿城盡帶黄金甲》 (香港/中国)
《放.逐》 (香港)
『グエムル-漢江の怪物』韓国)
『武士の一分』 (日本)
《オペラジャワ》 (インドネシア/オーストリア)
『三峽好人』 (中国)
最優秀監督賞
ホン・サンス 《浜辺の女》 韓国
ジャ・ジャンクー(賈樟柯) 『三峽好人』 中国
ジャファル・パナヒ 《オフサイド》 イラン
ジョニー・トー(杜峯) 《放.逐》 香港
ツァイ・ミンリャン(蔡明亮)『黒い眼のオペラ』台湾/フランス/オーストリア
アピチャポン・ウィラーセッタクン《世紀の光》 タイ/オーストリア/フランス
最優秀男優賞
チャン・チェン(張震) 《呉清源》中国
チョン・ジフン(Rain(ピ))《サイボーグでも大丈夫》韓国
シャー・ルク・カーン 《Don》 インド
アンディ・ラウ(劉華)『墨攻』 日本/香港/中国/韓国
ソン・ガンホ 『グエムル-漢江の怪物』韓国
渡辺謙 『明日の記憶』 日本
最優秀女優賞
コン・リー(鞏俐) 《滿城盡帶黄金甲》香港、中国
キム・ヘス 《いかさま師》韓国
イム・スジョン 《サイボーグでも大丈夫》韓国
宮沢りえ 『花よりもなほ』 日本
中谷美紀 『嫌われ松子の一生』日本
チャン・ツィイー(章子怡)《夜宴》香港/中国
最優秀編集賞
マニ・ハギギ 《メン・アット・ワーク》イラン
ホン・サンス 《浜辺の女》韓国
大石哲也/ 金子修介 『DEATH NOTE – the Last Name』日本
ソン・ジェゴン 《甘い、殺伐とした恋人》 韓国
プラープダー・ユン 『インビジブル・ウェーブ』タイ/オランダ/韓国/香港
張承/嶽小軍/寧浩(ニン・ハオ)《クレイジーストーン》香港/中国
最優秀撮影賞
キム・ヒョング 『グエムル-漢江の怪物』韓国
アンドリュー・ラウ(劉偉強)/ライ・ユウファイ(黎耀輝)《傷城》香港
廖本榕 『黒い眼のオペラ』台湾/フランス/オーストリア
サヨンプ・ムクデップロン 《世紀の光》タイ/オーストリア/フランス
王 《呉清源》中国
最優秀美術賞
チョ・グニョン 《淫乱書生》韓国
桑島十和子 『嫌われ松子の一生』日本
パトリック・タム(譚家明)/何劍雄 《父子》香港
ワダエミ 《呉清源》中国
ティン・イップ(葉錦添) 《夜宴》香港/中国
最優秀オリジナル音楽賞
チョン・ヨンジン 《浜辺の女》韓国
ピーター・カム(金培達)《伊莎貝拉》香港
リム・ギォン(林強) 『三峽好人』 中国
ラハイユ・スパンガ 《オペラジャワ》インドネシア/オーストリア
寺島民哉 『ゲド戦記』日本
最優秀編集賞
チャタメティクン 《世紀の光》タイ/オーストリア/フランス
キム・サンミン 『グエムル-漢江の怪物』韓国
アンジー・ラム(林安兒)『ドッグ・バイト・ドッグ』日本/香港
パク・ゴクチ/チョン・ジニ 《卑劣な通り》韓国
譚家明 《父子》香港
最優秀視覚効果賞
Angela BARSON/鍾智行《滿城盡帶黄金甲》香港/中国
Digital Tetra Inc. 《中天》韓国
大屋哲男 『日本沈没』日本
The Orphanage 『グエムル-漢江の怪物』 韓国
柳川瀬雅英 『嫌われ松子の一生』日本
★各紙の記事を読んでからノミネートを眺めると香港で人気者出演、
審査員に関連する作品、香港映画でバランスをとった感がぬぐえ
ないなぁ。アジア映画賞としては歴史ある(けど地味な)アジア太
平洋映画祭があるし、今年は香港での開催がきまっています。
監督のおっしゃるとおり!でございます。