老兵は死なず

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ
老兵は死なず・・・余生を楽しく愉快に参りましょう!!!

151 秘書の証言記録から ⑤ 練馬署が「数字が合わない」と発言

2018-02-02 09:19:52 | 日記


 前回ブログでは森秘書が本件事件の捜査開始当日に練馬署に自首した事実を綴り、それは前理事長サイドによって仕組まれた卑劣な「トカゲの尻尾切り」以外の何ものでもないと憤りの記事を綴りました。

(追記)前回のブログで練馬署が捜査を開始した、その日の内に森秘書が同署に自首したと綴りました。捜査の日時は同日の午前中に当方と練馬署の合議で決めたとも綴りました。このことから云えることは森秘書の自首は、練馬署、或いは警視庁上層部から直接前理事長サイドに捜査開始の情報が伝わったことにより急遽行われた可能性が大であると判断せざるを得ません。
 この前理事長サイドと捜査機関との癒着(?)ともいえる関係は憶測であろうと言われることを覚悟の上で云いまと・・この後に続く刑事告発の様々な局面で当方と捜査当局との折衝・協議内容が瞬く間に理事長サイドに伝わってしまうという事実から察して、これは単なる見当違い、思い違いではないことを付言しておきます。

 今回は強引に自首を強いられた同秘書に対し捜査当局が如何なる対応をしたのかという捜査現場の様子、特に練馬署捜査官が森秘書の横領した金の使い道について裏付けが取れないことに混乱を来している様子等につきまして同秘書の悲痛、懸命な証言を綴ってまいります。

 森秘書の証言によりますと、練馬署の捜査は同秘書が自首をしたということもあって初めから森秘書の単独犯と断定した上で尋問が始まったといいます。
 そして当然のことながら同秘書が大学の公金を総額にして1億数千万円着服したとの前提で厳しい取り調べが始まりました。
 しかしながら驚いたことに同署の尋問は僅か4~5回程度実施されただけで次に記すような状況から捜査は一転して暗礁に乗り上げた形で停滞しました。

前回ブログで森秘書が自首をした際の証言の中で次の様な発言がありました。
 ○で、そのお金全部自分が取りましたって言ったの?
 ●でも、あれには書類にはそういうふうにね、書いちゃってあった・・・
 ○でしょ?
 ●うん。

この同秘書の証言は、自身が自首をした際に既に前もって前理事長側が本件横領は同秘書がおこなったものであり横領した金は全て同秘書が着服したとのストーリーを自白供述書に明記してあったという事実を示す証言です。

 こうした経過から練馬署は本件の処理は簡単至極で検察への送致も短期間の間で片がつくと考えていた気配が感じられたと同秘書は云います。
 しかしながら、警視庁・練馬署は森秘書の自首した経過を丸々鵜呑みにして捜査の進展を安易に考えていたようですが、捜査開始早々に森秘書の尋問過程で予想もしていなかった思わぬ展開が続き捜査が難航することとなりました。

 <練馬署が森秘書の自供で数字が合わないと言い始める>
○弁護士だって形をもう作っちゃって、乗せちゃってるから・・でもね、自分のほんとの気持ちがそこになかったんだったら、それは森さん、話すべきことだよ。
○・・警察が緻密にこうやったらね・・今まで使った内容について全部、チェックされるから・・こういうものに使ったっていうのは、その裏付けをね、
●でも、合わない・・、それは・・
○それはそうでしょ。
●合わない。
○誰が?
●警察で・・・

●旅行・カードの使用状況も調べたが、偽造した金額に合わないと警察では言っている。

 ※この「数字が合わない」という捜査官の発言は、同秘書が横領したとされる金額を裏付けることの出来る関連証拠類が整わないという意味です。

 ※捜査がこのような状態になり、捜査官はしきりに同秘書に対して横領した金を使ったと証明できる証拠類の提出方を厳しく迫り続けたと云いますが、横領した金は全て自分が着服したという形になっていても実際はそうではないことから、こうした捜査官の言い分に対し森秘書は全く対応出来ずに捜査は先行きの見えない膠着状態になったと聞き及んでいます。

<練馬署捜査官がトカゲの尻尾切り発言をした事実>、         
 ○・・森さん・・警察の動きなんだけど・・森さんが実行犯であることを決めてかかってとの・・印象がある・・
  ●うん。
  ○・・最初8日に行ったときあたりどうだった?。
  ●いや最初に行ったときは、あ、最初に行ったときはね、・・何か、トカゲのしっぽ切りじゃないかとかって。
  ○はあー。・・警察?
  ●そう、警察がそう言ってんのよ。・・一回目か二回目か、どっちか分かんないそれは。うん、そういうの聞いた・・
  ○もう何度も行ってんの?
  ●うん、・・何度もって、4回か・・それぐらいかな。
  ○うん。

捜査機関は前理事長サイドが仕組んだ「トカゲの尻尾切り」に沿った捜査を開始したものの前述した様な経緯から捜査そのものが行き詰まってしまうという予期しない非常事態に混乱を示し始めました。

こうした練馬署の状況は前述もしましたが、この時点で既に前理事長が警察機構の上層部とコンタクトを取っており練馬署はそうした警察機関のトップの圧力により完璧に沈黙させられながら、本件の実行行為者は本当に森秘書なのか?と疑念を抱きつつ捜査活動が停滞し続けたと云うべきかも知れません。

そして、練馬署は横領した金の使途について裏付けが取れないまま、何としても本件の決着・解決を図るために様々な動きを始めることとなりました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

( 付記 )
 森秘書自身の証言を綴るブログを継続して投稿しておりますが、同秘書の「生の声」である発言をブログ紙面で公にした真の理由を改めて次の通りに纏めましたので御覧下さい。

◎同秘書の証言を公にした理由 (前理事長自身の横領事件を証明する)

①大学改革を目指す学内有志が行った前理事長に対する業務上横領容疑の刑事告発が公明正大、適法に行われたことを証明するため。

②この告発が警察庁元高級官僚の名前を利用した前理事長の卑劣な隠蔽工作によって後日潰えた事実を明白に証明するため。

③前理事長が著述した「奪われた学園」が全くの虚偽にもとづくものであることを明確に証明するため。

③前理事長サイドの断行した「トカゲの尻尾切り」という屈辱的で悲惨な境遇に突き落とされた森秘書の名誉を全面的に回復するため。

⑤前理事長著「奪われた学園」で描かれた小野元之理事の悪玉論を徹底的に指弾し否定し前理事長の存在を城西大学から完全に排斥するため。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

次回のブログでは森秘書が当方との面談の中で突然に「偽造領収書で作った現金は自分も一部分使ったが全てポケットに入れてない・・・」と新しい事実を告白しましたので、このことに関する同君と当方との質疑応答と、もう一つ、こうした森秘書の発言に関して練馬署が捜査の混迷を深める様子を綴ります。