セイゴオ先生がいっていた「倭人」。古代、中国や挑戦半島の人々は、日本人をそう呼んでいたんだね。実は、「倭」というのは、背の低い小人のことだ。中国の人々から見て、東の海からやってくる文身(いれずみ)をした海の民を「小さな人」とさげすんでつけた名前なんだな。
そんな名前で呼ばれて怒らなかったのかって? その疑問には、古い中国の王族が、戦争を繰り返す文明を捨てて、楊子江の河口から出て、東の島々を治めたという、古い中国の伝説がからんでくる。
もう少し詳しく説明すると、話は、紀元前11世紀、殷(いん)王朝を倒して、中国を統一した周(しゅう)王朝の始祖、有名な武王(ぶおう)の先祖に始まるんだな。
武王の3代前、周を建国したといわれる古公亶父(ここうたんぽ)の長男に太伯(たいはく)がいた。太伯は故国を棄てて、揚子江の河口の呉(ご)の国の王になってしまった。周の使者がたびたび太伯をおとずれて、王位についてくれるよう頼んだが、南方の蛮族の風習だった文身をして、どうしても周の国にはもどらなかったという。
この太伯の子孫が、海をわたり、朝鮮半島の向こうの島々、あるいは揚子江の東方の島国の王になったというんだな。この伝説と「倭人の国」を重ねて考えると・・・倭人の王は文身をした野蛮人のようだけど、戦いを捨てて海へ乗り出した周王家の遠い親戚となるわけだ。
だから中国人は、伝説の倭人にちょっとあこがれももっていたんだな。そこで、日本列島から中国へわたった使節は、自らを“倭人”と言いはじめるんだね。
えっ、まだわからない? つまり、「わたしは、倭人です」というと、「へーっ、あの伝説の倭の国の人ですか」と感心されて、貿易や外交がうまくいったというわけなんだな。
こうして、日本という国は、まず、倭国という名で世界の舞台にデビューしたんだ。
そんな名前で呼ばれて怒らなかったのかって? その疑問には、古い中国の王族が、戦争を繰り返す文明を捨てて、楊子江の河口から出て、東の島々を治めたという、古い中国の伝説がからんでくる。
もう少し詳しく説明すると、話は、紀元前11世紀、殷(いん)王朝を倒して、中国を統一した周(しゅう)王朝の始祖、有名な武王(ぶおう)の先祖に始まるんだな。
武王の3代前、周を建国したといわれる古公亶父(ここうたんぽ)の長男に太伯(たいはく)がいた。太伯は故国を棄てて、揚子江の河口の呉(ご)の国の王になってしまった。周の使者がたびたび太伯をおとずれて、王位についてくれるよう頼んだが、南方の蛮族の風習だった文身をして、どうしても周の国にはもどらなかったという。
この太伯の子孫が、海をわたり、朝鮮半島の向こうの島々、あるいは揚子江の東方の島国の王になったというんだな。この伝説と「倭人の国」を重ねて考えると・・・倭人の王は文身をした野蛮人のようだけど、戦いを捨てて海へ乗り出した周王家の遠い親戚となるわけだ。
だから中国人は、伝説の倭人にちょっとあこがれももっていたんだな。そこで、日本列島から中国へわたった使節は、自らを“倭人”と言いはじめるんだね。
えっ、まだわからない? つまり、「わたしは、倭人です」というと、「へーっ、あの伝説の倭の国の人ですか」と感心されて、貿易や外交がうまくいったというわけなんだな。
こうして、日本という国は、まず、倭国という名で世界の舞台にデビューしたんだ。
倭人は文身をしていたということですが、どういう意味あいがあったんでしょうね。ファッションとしてなんでしょうか、何か呪術的な意味あいがあったんでしょうか、それとも奴隷か何かの目印だったのかなあ。。。
一種のブランドですね。王家の子孫かもしれないというのは、いつの世も尊敬されるんですね。
色々興味深いお話が聞けてとってもうれしいこの頃です!
古代はあまり詳しくないので勉強になります!
No.4の中田文子です。
> 倭人は文身をしていたということですが、
> どういう意味あいがあったんでしょうね。
そうそう。すっごく気になる。
倭人はみんなモンモンいれてた?
それに、
「倭」が小人なんてバカにされた
名前なんて・・・
それで世界デビューって、
ショックやわー
そういえば卑弥呼の「卑」も
「いやしい」やし。
これも・・・?
高校の時歴史の先生は、当時の日本人の1人称「わ」から「倭人」と呼ばれたと言ってました。
「わ」という音で、もっといい意味を持つ字がいくらでもありそうなのにな。「字」の力で周辺国を抑えてたのかな。
No.04の中田文子です。
「倭人」が1人称「わ」って話。
おもしろいですね。
いろんな説があるんですね。
> 「わ」という音で、もっといい意味を持つ
> 字がいくらでもありそうなのにな。
ほんと、そう思う。
「和人」なんて名前で世界デビューしてたら
今でも胸はっちゃう。
(ちょっとできすぎかな?)
> 「字」の力で周辺国を抑えてたのかな。
なーるほど!
それって新鮮!
Z「漢字」ってそういう話かな???
楽しみやわぁ!
taneさん、
> 倭人は文身をしていたということですが、
> どういう意味あいがあったんでしょうね。
> ファッションとしてなんでしょうか、
> 何か呪術的な意味あいがあったんでしょうか、
> それとも奴隷か何かの目印だったのかなあ。。。
★思うに、ファッションっていえば、そうですよね。
お化粧や洋服、アクセサリーなどはシャーマニズムの
意味があるってセイゴオ先生から聞いたことがあります。
だから、きっと文身も呪術的なものだと思う!
どんな模様だったのか気になるなぁ~。
どこにいれてたんやろ。
やっぱり顔かな~。
服飾史やアクセサリーについて興味があるので、参加。
>思うに、ファッションっていえば、そうですよね。
>お化粧や洋服、アクセサリーなどはシャーマニズム
>の意味があるってセイゴオ先生から聞いたことが
>あります。
シャーマニズムだけじゃなくて、実用的な意味合い(?)があったかもしれないなどと考え中。例えば虫よけとか(実行性はともかく)、前述の階級認識用のタグとかね。
>どんな模様だったのか気になるなぁ~。
>どこにいれてたんやろ。
>やっぱり顔かな~。
出典忘れたけど、メイクされた縄文人の顔の土面を見たことあるな~。写真だったか想像図だったか思い出せない。
デザインは阪神タイガースの虎のマークみたいなカンジだった。
今でもファッションで文身(いれずみ)を入れますから、やっぱりそうなんですかね。
文身を入れることによって、自分が強くなったような気になるのは、今の人間も昔の人間も同じ?(笑)俺にかかわるなって意味かな?
たしかにこわいもんね。文身って・・・。
刺青に虫除けの力があるんなら
やっちゃう。全身モンモンにしちゃう。
よく〇〇族とかいうドキュメントでも
刺青している部族がいますね。
やっぱり、taneさんがいうように
強く見せるためなんかな。
あと、この話が投稿で長くなって、ホストのタカハシさんの妨げになると困るんで、parmissionくれる方教えてプリーズ。