突破力~完全復活までの記録~

この局面をどう乗り切るか
さあ、復活はすでに始まっている

◆6月13日 術後7か月定期診察 『人工芝用のスパイクで練習を始めてください。但し対人プレーはまだです』

2013-06-13 23:49:05 | 経過

右膝前十字靭帯再建手術から約7ヶ月が経過した。
6月13日 主治医であるM先生の定期診察の日だ。

父親である私は仕事の関係上、診断には立ち会えない。
診察が終わった後、私の携帯電話が鳴った。母親からである。
「経過は順調です。コウスケはサッカーの復帰の許可が出るように、かなり粘ったけど、やっぱり本格復帰はまだダメって言われて、ちょっとショげてるみたい。でもキックは全面的に解禁。そして、スパイクを履いての練習が許可されたよ。」
至極、想定通りの連絡だった。


M先生が完全復帰を許可しない理由は、大きく分けて2つあったようだ。
1つは”絶対的時間経過不足”つまり、全治の問題である。
靭帯の再建というものには、あまり”個人差”が無いようで、あくまでも標準的な時間の経過が必要である。
これは、手術前から説明を受けていた通りです。
「コウスケ君がプロならGOサインを出します。でも彼はまだ中学生でこれからのアスリートです。再断裂の可能性はかなり低くなりましたが、まだ危険は回避すべきです。」
もう1つは”周りに与える影響”であることが初めて分かった。
つまり、こんな意味のようだ。
「GOサインを出してコウスケ君に何も起こらずスムーズに復帰できるかもしれない。この段階で復帰できたとしたら、コウスケ君が一つの”ものさし”になってしまいます。同じケガを負ったサッカー仲間や後輩が出てしまったら、コウスケ君がこのスパン(時間的経過)で復帰したので、当然ボクもこのスパンで大丈夫だろう思ってしまいます。
コウスケ君はかなりの影響度を持っているので、このケガにとって”好ましくない事例”となってしまいます。」
こんな感じだ。



診察を終えたコウスケはクラブの練習に参加した。
人工芝用のスパイクを履いて(スパイクを履くのは実に約8ヶ月ぶりである)アップやキックの練習をした。
そして自ら志願して、カテゴリーが1つ下である2年生のフィールドで練習した。
接触プレーをしないポジションで、フィジカルコンディションを整え、ゲーム感覚をつかみ取るために。
2年生のコーチはコウスケの練習参加を大いに歓迎して下さった。
彼の技術やプレーは良いお手本になるようだ。
こうやって、再生していく。








父親の私が勝手に考えたことだが・・・・・
3年生の中で同じような練習もできた可能性は高い。
でも、焦ったり、無理したり、遠慮されたりしたくなかったんだろうと思う。
2年生の練習参加は、彼の”決意の強さ”ではないのだろうか。
また、すこし大人になったようだ。

焦ることはない。じっくりと。時間はすべての人に平等に経過する。
あと90回寝たら、彼は本来のピッチに立っている。


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4 コメント

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復帰おめでとうございます! (潤父)
2013-06-14 20:08:08
経過良好で本当に良かったですね。

高校選手権、
ボールタッチが良くてもゲームに繋がらない
タレント選手が多かったです。
周りを使う頭が成長してませんね。

これから、復習しながら、考え
ゲームを創れる
クレバーな選手に成長しましょう。

お父さんは、もう一度
コウスケくんの成長を楽しめますね。
更なる高みを目指して。
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復帰はまだですが・・・ (ブログマスター)
2013-06-15 11:57:54
潤父さんへ
メッセージありがとうございます。
本格的な復帰とはいきませんが・・・・
それでも”しても良いこと”が増えました。
コウスケの表情が明るくなりました。

今は、”足元”と”頭”を鍛える(といっても、ヘディングではありません)ように言っていますが・・・・
暑さとともに再構築するよう頑張ります。

では、近いうちに・・・
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復帰おめでとうございます (JPAPA)
2013-06-18 08:23:13
復帰おめでとうございます。この前は久しぶりに再会できて嬉しかったです。忘れないでいてくれて有難う。オヤジ様ともお話しすることができて楽しかったです。わが子は一足早く復帰していますが、まだ骨が付いていないようです。おっと、秘密でした(笑)。
では、完全復帰まであと少し。頑張ってください。
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もう少し我慢です (ブログマスター)
2013-06-18 19:31:33
JPAPA様
こちらこそ。久々にお目にかかれて嬉しかったです。
お子さんも秘密裡(?)に頑張っているようで、彼のプレーする姿を見て、嬉しかったと同時に励まされました。
ただ、くれぐれも気を付けるようにしてあげて下さい。

さて、コウスケは順調に回復していますが、当初の予定どおり、まだ完全復帰はできませんが、それに向けて頑張っています。いろいろなジレンマと闘いながら、日々を過ごしているのが判るので、出来るだけ最適な状態で復帰させてやりたいと思っています。
プログレスリーグの最後と、高円宮中国予選でチームのための”本来的な戦力”になって欲しいと願っています。

では、また、サッカー場で。
そしてまたブログへご来場下さい。
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