Chart courtesy of Stockcharts.com
上記の米国30年債イールドの日足のチャートでは、2月3日の記事での予想とは異なる展開となったが、本日発表の米国GDPが弱かったことと、ウクライナ情勢の雲行きが怪しくなりつつあることから、来月以降の取引で淡いオレンジの長方形で囲まれた部分のヘッドアンドショルダーのネックラインと思われる3.59%からのブレイクダウンが発生すると予想している。
このヘッドアンドショルダーから算出されるターゲットは3.46%付近で、早い場合で来週中に到達する可能性もあると考えられる。ヘッドの部分から算出されるターゲットは3.16%で、4月までにウクライナ情勢が解決を見ない場合で、米国の雇用統計が伸びない場合にこのターゲットに到達する可能性があると考えている。
中国のシャドーバンキングの問題も再度、取りざたされるかどうかにも注目すべきと思われ、中国経済の減速懸念が台頭する場合でも、米国長期債に買いが入る可能性があり、イールドが下がることになると考えられる。