新陰流テクニカル投資術

「カナダ株式投資記録」の続編です。

ECA エリオット波動修正、既に第④波動内?

2009-06-30 05:46:53 | エリオット波動理論

Chart courtesy of StockCharts.com

残念ながら、上記のECAの日毎のチャートでは、14日の記事でのターゲットまで上昇せず、エリオット波動の読みに修正を加えることになった。現在の上昇波動は、インパルス波動として読むことにしているが、週ごとのチャートで見る場合、コレクティブ波動内であるので、コレクティブ波動として動く可能性を忘れてはならない。

インパルス波動である場合、現段階は第④波動のB波動として読むことになり、上記のチャート内でのオレンジ線と緑線に囲まれた部分が下向きのメガフォンパターンとして完成するかどうかが焦点になる。この場合、ECAの株価の上昇は10月末まで上昇が継続することが予想されるが、原油価格の上昇が継続するかどうかは疑わしく、天然ガス価格の上昇を予想する方が妥当と思われる。

この予想に基づく場合、原油価格の大幅なコレクションを期待することは難しく、HOU、HEU、HMUは保有を継続する方が賢明との判断になる。

FXE 第5波動のターゲットは $146

2009-06-29 00:25:29 | エリオット波動理論

Chart courtesy of StockCharts.com

3月4日の記事に遡ると、上記のFXEの日毎のチャートで。2月18日の底値から16週間をC波動の期間として予想している。6月2日の高値は15週間目に該当し、この高値を第5波動の完了点と読むことは可能であるが、期間的な予想から、第3波動と読む方が妥当であると考えられる。16週間で完了しない場合、18週間、20週間のいずれかでC波動は完了すると考えられ、今週の取引が20週間目に該当するので、今週の取引でFXEの第5波動が完了する可能性は非常に高い。

Fibonacci級数による計算では、$146が第5波動の完了点になる可能性が最も高く、仮に今週の取引で$146に到達し、原油価格が$78に到達すると、HOUは利益確定売却となる。

その後に、2-4トレンドラインをブレイクダウンする場合、Fibonacci級数による算出で$125を僅かに下回る可能性が高くなり、この下落波動の波形がターミナルインパルスとなる場合、米国株式市場で3月の底値を下回る可能性は低くなると考えられる。

US㌦インデックス 第5波動のターゲットは77.5

2009-06-28 00:37:51 | テクニカルアナリシス:インデックス

Chart courtesy of StockCharts.com

上記のUS㌦インデックスの日毎のチャートではC波動の第5波動の完了点に近づきつつある。ターゲットは現時点では77.5を予想しており、Fibonacci級数による判断では、7月1日頃に到達可能である。しかし、現実的には独立記念日以降にずれ込む可能性が高くなっており、株式、資源市場で堅実にいくなら、休日以前の売却、ぎりぎりまで待つなら、7月の決算発表直前の売却といったところになる。

その後の動きで89を超えるかどうかが焦点となるが、決算発表が予想以上に悪く、GDPの上昇が見込めない場合、89を超えることを予想することになり、決算発表の内容が良好な場合、89を超えないことを予想し、株式市場の3月の底値が新たなエリオット波動の開始点であることを確認することになる。

金価格のチャートから判断すると、10月末ごろの$1,300の予想は的中する可能性が高くなっており、US㌦インデックスは89を超える可能性が高い、すなわち、債券イールドが下がる可能性が高い、と現段階では考えている。

FXY  トライアングル? リバースヘッドアンドショルダー??

2009-06-27 05:45:24 | エリオット波動理論

Chart courtesy of StockCharts.com

突然ではあるが、上記のFXYの日毎のチャートでは、$106が非常に重要なレジスタンスラインとなる。現段階では、エリオット波動の第波動内と読んでいるため、緑線とオレンジ線に囲まれたトライアングルパターンを予想しているが、ここに来て、2月23日以降の取引でリバースヘッドアンドショルダーになる可能性も出ている。$106を超える場合は、リバースヘッドアンドショルダーが成立することになるので、円高を予想し、$106を超えない場合、トライアングルパターンが成立するので、円安を予想することになる。

6月8日以降の取引では、上向きのチャンネルパターンになりつつあることから、現段階では円安になる可能性が高いと予想している。

日経平均 第波動の継続

2009-06-26 05:51:37 | テクニカルアナリシス:インデックス

Chart courtesy of StockCharts.com

上向きのウェッジパターンを形成するかと思われた日経平均の日毎のチャートでは、上記の青色のサポートラインが示すように、上向きのチャンネルパターンに変わりつつある。ベアリッシュシグナルであることに変わりは無いが、第波動の完了時期がずれると予想することになる。エリオット波動理論によると、次の2週間から5週間のいずれかで第波動が完了すると予想することになり、10,500~11,700の間でトレンドリバースになることが予想される。

現在、下落基調内にあると思われるUS㌦インデックスの動き次第でターゲットは変わると考えられ、次の5週間US㌦インデックスの下落が継続する場合、日経平均が11,700に到達する可能性は高くなる。しかしながら、当初の予想どおり、7月の独立記念日以前に10,500に到達すると、利益確定売りが出ると予想することになる。

S&P500 ヘッドアンドショルダーパターン?

2009-06-25 07:20:41 | テクニカルアナリシス:インデックス

Chart courtesy of StockCharts.com

まず初めに、本日の取引で金価格が$930を超える動きとなったため、HBDの損きりを実行したことを宣する。HBDのチャートは基本的にHBUの逆位相となるので、二日連続で同じチャートを検証してもあまり意味がないと思われるので、HBDの取引記録は省略させていただく。

上記はS&P500の日毎のチャートで、6月9日の記事の2段楽目の予想の展開となっている。6月の第1、第2週の間に3度、955付近で売りに転換しており、トリプルトップと呼ぶべきパターンになっており、ベアリッシュシグナルが出ていることになる。更に、赤色の長方形で囲まれた部分は、ヘッドアンドショルダーと呼ばれるベアリッシュパターンになりつつあり、次の上昇波動で950を超えない場合、ベアリッシュトレンドとなることを覚悟しなくてはならない。

675でサポートするかどうかが焦点となるが、ヘッドアンドショルダーが出た後にベアリッシュトレンドに変わる場合、675でサポートせず、更に下落を継続する可能性が高くなる。

HBU 再購入、HBDの売却は保留

2009-06-24 05:39:46 | 番外編:取引記録

Chart courtesy of StockCharts.com

明日のFOMC会合後のバーナンキ氏の発言まで待つことになると思われるが、金価格の日毎のチャート、4時間ごとのチャートの双方において、ブリッシュパターンが現れていることから、HBUの再購入に踏み切ることにした。30分毎のチャートで見る場合、$912.6に到達後の上向きの波動がインパルス波動になる可能性が高く、上記の日毎のチャートで6月2日以降の下向きのチャンネルパターンのアッパートレンドラインをブレイクアウトすると、3月2日以降の取引でリバースヘッドアンドショルダーパターンになる可能性があり、$1,000を超える可能性が高くなる。

しかしながら、HBDは保有を継続しており、ブレイクアウトと同時に損きりする予定でいる。HBDの保有を継続している理由は、4時間毎のチャートでみる場合、現在の上昇波動が第⑤波動の第波動の可能性が高く、第波動で$880を下回る可能性が残っているためである。

上記の日毎のチャートに話を戻すと、2006年2月以降の取引で非常に大型のリバースヘッドアンドショルダーパターンが完成したと捉えられ、ネックラインが$976とすると、$1,300のターゲットへの到達はほぼ確実、ということになる。

週毎のチャートに切り替えると、第Ⅳ波動のC波動として下落している可能性が存在し、$880を下回る可能性がるので、HBUで含み損を抱える可能性があることになるが、HBDでの利益がほぼ確実となるので、一定期間の含み損は我慢できる程度である。

TSE インデックス サポートは9,170??

2009-06-23 05:57:29 | テクニカルアナリシス:インデックス

Chart courtesy of StockCharts.com

おそらく明日の取引で確認されることになると思われるが、TSXインデックスの日毎のチャートにおいて、第波動は12日の高値で完了したようである。忘れてはならないのは、US㌦インデックスで上向きのチャンネルパターンが現れており、原油価格が再上昇する可能性が残されていることである。原油価格が$78へ到達する可能性は残されているが、可能性は低いと考えられ、TSXインデックスが12日の高値を超えることは難しいと考えなくてはならない。

現在の波動が第②波動のA波動である場合、タイトルどおりに9,170付近にサポートがあると考えられ、次の数セッションで一気に到達する可能性がある。US㌦インデックスの第⑤波動の下落がいつ始まるか、期間はどれだけになるか、果たして存在するかどうかが気になるところである。

原油価格 ターゲット$78へ到達は30日?

2009-06-22 00:27:00 | テクニカルアナリシス:原油価格

Chart courtesy of StockCharts.com

7日の記事での予想に反し、原油価格は$60付近まで下がらず、第4波動の期間は短期間で完了し、上記の原油価格の日毎のチャートで、原油価格の現時点は第波動の第5波動の第五波動と考えることが可能である。何度か述べてきたとおり、第波動のターゲットは$78で変わらないが、到達時期の予想が30日付近になる可能性に注目すべきである。原油在庫統計は水曜日に発表されるので、テクニカルトレーダーがこの在庫統計以前に利益確定売却を出す可能性が高い。

第波動内の動きのみで考えると、$78以外にも、$87、$89のターゲットが算出され、7月4日の独立記念日以降、原油価格は上昇を継続する可能性は十分にある。しかしながら、ネットへのアクセスが容易でない地域に旅行に出かける予定であることから、HOUは保有数全てを、30日以前に$78に到達する場合、もしくは$78に到達していない場合でも30日付近で売却する予定でいる。

この場合のHOUのターゲットは$12.8付近であり、仮に原油価格が$87か$89まで上昇する場合は、HOUは$15付近まで上昇することが考えられる。チャートを見る限りでは$78で止まる可能性が高いと考えられるため、$12.8付近での利益確定でも満足のいく結果となるはずである。

その後の動きは、青色の-トレンドラインをブレイクダウンする動きになる可能性が高いことと、US㌦インデックスの動き次第では、可能性は低いが週ごとのチャートでの大型のリバースヘッドアンドショルダーを形成する可能性があることから、HODの購入も考慮している。

金価格 US㌦インデックスとともに下がるか?

2009-06-21 00:55:30 | エリオット波動理論

Chart courtesy of StockCharts.com

6月1日以降の取引で、金価格、およびUS㌦インデックスの日毎のチャートを比較すると、US㌦インデックスの上昇とともに、金価格が上昇するダイバージェンスの関係にある。来週以降、US㌦インデックスの下落が予想され、金価格は上昇に転じるかと予想されるところである。

しかしながら、日毎のチャートでは見づらいが、4時間毎のチャートに変換すると、15日以降の取引がトライアングルパターンとなる可能性を示しており、来週以降も金価格が下落を継続する可能性がある。米国30年債イールドが既に下落基調にあるのであれば、US㌦インデックスの下落と同時に発生する長期債イールドの上昇は、絶好の買い時と投資家に捉えられることになり、金市場で売りが継続する可能性がある。

もう一方の読み方では、6月1日以降、下向きのチャンネルパターンであるので、来週以降の取引で金価格は上向きにブレイクアウトすると読むことである。しかしながら、エリオット波動の読みが正しい場合、$975を超えることなく、再び、下落波動に戻ることになる。

次の3週間で、第②波動のC波動が完了する可能性があるため、HBDの売却時期は近いことになる。


FXC 第波動の第5波動開始か?

2009-06-20 07:38:49 | エリオット波動理論

Chart courtesy of StockCharts.com

6月5日記事で既述の通り、FXCの日毎のチャートはは87まで下がることをせずに、上昇を再開した感がある。来週の取引以降、上昇再開となる場合、3月9日の底値を新たなエリオット波動の開始点と考えることになり、トレンドリバース後の下落波動では、この76.5は下回らないことになる。同時に、原油価格も$34を下回る可能性は非常に低くなり、高値($78を上回る可能性が上昇)到達時にHOUを売却し、プルバック時に保有数を倍増することになる。

第5波動の期間は短い場合で2週間、長い場合で5週間の可能性があり、7月第3週までFXCが上昇を継続する可能性が出ている。TSXインデックスも同時に7月第3、もしくは第4週まで上昇を継続する可能性があるが、手堅く行く場合、独立記念日以前に利益確定売却し、その後の上昇は無視する方が賢明と思われる。

穀物価格 反転上昇?

2009-06-19 05:55:18 | エリオット波動理論

Chart courtesy of StockCharts.com

6月4日の記事での予想に近いところで、DJAGRはサポートし、一時的な利益確定は終了したかのようである。US㌦インデックスの日毎のチャートでは、ベアリッシュシグナルが見られ、現段階の予想では75まで下がることになる。注目すべきは、DJAGRの$57がレジスタンスとなるかどうかであり、レジスタンスになる場合、US㌦インデックスのトレンドリバースが考えられる。

US㌦インデックスの日毎のチャートにおいて3月2日以降の取引を、少し強引な読み方をすれば、ターミナルインパルス波形の完了と捉えることが可能で、上昇時に90を超えることが予想されるため、DJAGRの動きはUS㌦インデックスの動きにより、6月4日の記事での予想に反し、下落を継続する可能性が存在することになる。

この場合、含み損を抱えているHAUをどうすべきかであるが、最も有効な方法は逆位相関係にあるHADを購入することと思われる。6月末ごろまで待機し、HADの価格帯によっては購入を実行することになる。


HOU 再購入

2009-06-18 05:19:40 | 番外編:取引記録

Chart courtesy of StockCharts.com

5月30日の段階での予想に反し、原油価格はプルバックせずに上昇を継続したため、HOUの利益確定後の推移は、むしろ上昇を継続する形になっている。6月11日以降の取引でHOUは、小型の下向きのチャンネルを形成しつつあると考えられ、US㌦インデックスのC波動の第⑤波動の開始間近と思われたため、HOUを思い切って再購入することにした。

現在のターゲットは低い場合で、チャート上に示すように$12.8付近にあり、予想通りに原油価格が$78付近まで上昇する場合、到達可能であると考えている。2月18日以降の取引がインパルス波動としての上昇ともコレクティブ波動としての上昇としても捉えることが可能であるため、$12.8付近での原油価格、US㌦インデックスの数値次第で、今回は保有数全てを売却するかもしれない。


米国30年債イールド B波動開始?

2009-06-17 05:48:09 | テクニカルアナリシス:国債

Chart courtesy of StockCharts.com

上記の米国30年債イールドの日毎のチャートにおいて、10日の取引で第Ⅱ波動のA波動が完了したとしている。A波動のa波動の上昇幅とc波動の上昇幅はほぼ同一で、期間はc波動の期間がa波動のおよそ1.618倍になるFibonacci級数の関係にある。

B波動の完了点の予想は現段階では3.8%になるが、場合によっては再度、2.5%付近まで下がる可能性は十分にある。US㌦インデックスがもう一度下がることが予想されるため、急速に米国30年債イールドが下がるとは考えがたく、もう一度、4.75%付近へ上昇、もしくは4.75%を僅かに超える可能性が残されていることに注意しなくてはならない。

3月以降、堅調な上昇を継続してきた株式、資源市場で利益確定売りが出て、割安感の出ている債券市場へ投機資金がシフトする時期が近づいていると判断しており、HEU,HMUの利益確定売却を実行する予定でいる。

天然ガス価格 急上昇の意味は?

2009-06-16 05:51:34 | エリオット波動理論

Chart courtesy of StockCharts.com

原油、金、株式市場で売りが出ているにも関わらず、天然ガス価格は本日の取引で大幅な上昇を見せている。僅か1日で天然ガスの実需給バランスが大きく変化するとは考えがたく、原油の売却で得た利益を天然ガスにロールオーバーしているヘッジファンドが存在している、と考える方が妥当と思われる。

エリオット波動理論では、現段階もB波動として上昇を継続中と考えられ、$4.75が当面のターゲットになる。その後の動きに注目する必要があり、6月3日の記事どおり、第③波動のターゲットは$6.25のままであるが、インパルス波形になるか、コレクティブ波形として推移するかを見極めなくてはならない。