風極の岬 えりも 法光寺住職の「善き人々に出逢う旅」

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記念日にはとっておきのお酒を=八海山「金剛心」

2021-02-10 20:17:40 | 日記
本日は家族の○○歳の誕生日でした。
2月10日誕生花は沈丁花、花言葉は「栄光」「勝利」強い運気です

えりもには残念ながら沈丁花は入荷していませんでした。
(もしありましたら、活けようと思っていたのですが)
代わりに町の花屋さんに、アレンジメントを届けて頂きました!
左側です。

さて、乾杯のお酒は、何にいたしましょう?
大事な記念の日なので、思い切って開封しました。
八海山の「金剛心」知る人ぞ知る、銘酒です。
箱を開けるときから、期待が高まります。

 ➡  ➡ 

中には説明書が、入っていました。
「金剛心」の字の篆刻は、有名な方の作のようです。
「そのまま額装しても良いものです」と、書いてありました。

お寺にあるお酒は、殆ど到来ものです。布教の縁を頂いた方のお土産等。
「葷酒山門に入るを許さず」と、お寺の門には書かれているのですが~
どういうわけか、お酒をたしなむ方が多い(~人の事は、言えませんが)
拙僧もお伺いした時には「年なので、ほんの少し頂きます」と申しています。
するとどういうわけか、お土産や、時節句に送ってくださる方があります。
(呑兵衛と思われるのでしょうか~本当に量はそんなに飲まないのに 笑)
何年かにわたって頂いたお酒の空き箱

今回のお酒もお正月に頂戴したものですが、少し格が違うようです。
家族四人で乾杯!!!

確かにおいしいです。きりっとした中にも芳醇な甘さが残り、後味にも余韻が残るような大吟醸です。
常温で頂戴しましたが、ぬる燗にしても美味しそうです。
後片付けした後に、こっそりもう一杯頂きました。ほろ酔いですね。









お馬の親子は仲良し

2021-02-09 19:17:41 | 日記
しばらくぶりで、心が安らぎました!

お檀家様の牧場に伺った時のことです。
親仔馬が見えましたので、カメラを構えました。
と、何かを察したのか親馬が離れて行き、仔馬が後を追いかけます。

いい加減離れたところで、声をかけると、また戻ってきます。


また、カメラを向けると離れて行きます。勿論仔馬もついて~
これを数回繰り返しました。
ゲームのようです。
私が遊んでいたつもりですが、どうも私が遊ばれていたようです!

『おうまのおやこはなかよしこよし
 いつでもいっしょに 
 ぽっくりぽっくり歩く』
『おうまのかさん やさしいかあさん
 こうまをみながら
 ぽっくりぽっくり歩く』(唱歌『おうま』作詞、林柳波)





コロナ渦中で大切なこと=『正見』(しょうけん)~仏陀の教えです

2021-02-07 14:23:59 | 日記
 2月6日 夜は晴れて、星空も見えました。
春の夜にみえる、北斗七星を「春北斗」と呼びます。
夜風はまだ冷たいけれど、空気が澄んで透明感が増します。
<春北斗いのち光れと掌を合わす>俊也
コロナに感染された方は、減っている傾向ですが、死者は増加です。

2月7日 今日は朝から晴れ、無風、穏やかです。
さて、コロナ禍で大切なことは「正しく恐れる」ことと言われます。
専門家や政治家は、よくエビデンスとおっしゃいます。
しかし、「本当に正しいことは何でしょうか」と、私は疑います。
ウイルスについては「わからないことの方が多い」と、良心的な専門書には書かれています。
一方的な情報を鵜呑みにせず、多方面から学び判断するのが、科学的な態度でしょう。

最近読んだ本では、この二冊がおすすめです。
ウィルスは敵でもあり味方でもある 
                 「エマージングウィルス感染症」この系譜を学ぶ事を教えられました

「正しく恐れる」としたら、原理を学び、そしてその実態を良く見て、万一感染した時にそなえ万全の対処をする事です。
たとえば、最近多くみられるようになってきた医療機器。

 パルスオキシメーターです

血中酸素濃度を、測る機器ですね
                  正常
昨年春に求めたのですが、安すぎたので一年で壊れ今は二台目です。
自治体によっては、自宅療養の方に貸与して、数値を日々測り、重篤化に備えていただいているようです。
しかし、廉価でもしっかりしたものが多く出回ってきましたので、一高齢者がいるお宅には、一つあっても良いのではないでしょうか。

物事の正しい姿を見真理を学ぶ法を、仏教では「正見」と言います。
拙寺廊下にちょうど、宗門から配布されたポスターがありました。
 拙僧の著書も少し並べています

『正見』
お釈迦さまが悟りに至るための実践の修行として説かれた八つの道「八正道」
その第一が「正見」です。そして残りの七つもすべて「八正道」を目指します

正しい情報を見極める、情報に流されず自分の目と心で判断する。
この「正見」を心がける中に、他者に対する優しさや思いやりが
深く生まれるのです。
「正見」を心がけてまいりましょう。





コロナ渦の不自由さの中で=行雲流水を夢見る

2021-02-06 18:57:24 | 日記
2月も、はや6日です。
寒さはもう沢山ですが、春まだ遠いえりもです。

えりも町と、隣の様似町の境を流れるニカンベツ川。
こういう字をかくのですが、元々はアイヌ語です。


未だ氷が解けず深く眠っています。
                  今日は終日曇りで雲も動かず~


気温はやや上がっていますが、天気はどんよりと澱んでいます。
まるで暗く重苦しい、今の世相のようです。
春が待ち遠しいのに、なかなか春に近づくことができない!
<政治も混乱、人はスティホームを要請され、閉塞感が色濃い日々>

2日まで転ばぬように歩いていた、寒托鉢が終わり気が緩んだのか?
3日にはこんなつまらぬ句が浮かびました。
<寒開けや夢を見ぬ日の昼さがり>俊也

禅僧は本来一所不住で、一か所に留まらず修行を続ける存在でした。
まだ見ぬ境地を求めて、師を尋ね、托鉢の日々を続ける姿なのです。
『行雲流水』と言われるように、「行く雲の如く、流れる水の如く」

長い間、布教の旅を続けてきた一昨年までの拙僧。
それが今は、「住職」(住持職の略)に固定化されています。
一か所に落ち着いて修行をするのも、勿論大事なのですが~
また、自由に旅ができる日を夢見たいと、思うのです。

早くコロナ明けの春がやってきますように!!
皆さまが自在に交流して、自由な日常を取り戻せますように!!!
切に、切に、願わずにはいられません。



コロナ退散を祈る~アプリ「ココア」の不具合に怒り、「あまびえ」を書いてみました

2021-02-04 15:59:11 | 日記
2月4日 数日間強風が吹き荒れましたが、今日は穏やかです。

昨日のニュースには、驚き、怒り、あきれました。
それは、厚生労働省が、昨年導入していたアプリ『ココア』のニュース。700万以上ダウンロードされていたというandroid版が、昨年九月から機能していなかったということです。

感染者との接触があったら分ると~

 6月21日以来導入してました!

結構出かけなければいけない仕事があります。頻繁にチェックして、まじめに取り組んでいたつもりですが~(馬鹿にされたように感じた方は多い筈です)

担当大臣の言によると「9月以来機能しておらず、最近それがわかったと~」
何のため導入をしていたのですかね。
これを作った目的は?
途中での分析や、見直しは無かったのか??
ただ、ダウンロード数を増やすことが目的だったのか???
ただただ官邸の意向を伺って、形だけやっている感を出していたでしょうか。
税金を使っての仕事の、あまりの杜撰さに、あきれるばかりです。

さて、気を取り直して。例年は2月3日。今年は2日の行持=節分について。寒の修行を終えた節分の夜は、毎年ご祈祷をして。一年の幸いを祈ります。
今年は、参詣者もお断りして、お寺の者だけで、ご祈祷をしました。
毎年皆様にお配りしているお札です

コロナ退散を願って、下手な絵も描いてみました。
家人からは「あまびえ」というより「太りすぎの河童」と言われましたが(笑)
勿論祈るだけでは、どうにかなる事態ではありません。
しかし、「祈り」から「自覚」へ。
そして「行動」に繋がる道もある筈です。コロナ渦で、苦しんでいらっしゃる人々に、少しでも耳をかたむけ、寄り添う姿勢が、今まさに宗教者に求められていると思うのであります。合掌


拙僧が企画、編集した本『コロナを越えて』(心力舎刊)の表紙
下の方の模様は、マスクをイメージしています。