塚田國之の独り言

信州の山奥に隠棲する自称・枯れ仙人の独白

指導層の劣化・・日本を考えるシリーズ(21)

2010年07月19日 03時12分14秒 | 日記
各地で「梅雨明け宣言」がでているようですね~。
仙人の住む山麓庵も、昨日は、快晴、暑かったです。
毎日、畑で「採れすぎる」ようになった、ナス、キュウリ、ズッキーニ、ピーマンばかりを食べていたら、体重が5kも落ちました。
もともと、80kもあり、空を飛ぶことができる「上仙」を目指すには、不向きだったのですが、これで、ひょっとして、上仙の仲間入りを目指せるかも・・との欲が出てきました。


*さて、腹が減って、少々、ふらふらする頭を捻って、今日の話題に行きます。

変化を嫌い、競争を忌避し、明日も今日と同じような平穏な日々が続くことを願う社会は停滞する。平和ボケになる。

勝海舟は米国から帰国し、幕府に呼び出されて、幕閣から「日本とアメリカのもっと大きな違いはなにか」と問われとき、「かの国の役人は地位の高さに相応して賢い」と答え、幕閣を鼻白ませたという。

二百数十年間も固定した身分制度に守られて、家柄だけで、幕府の要職を占める人々の無能ぶりを、さり気なく、ある意味では、強烈に皮肉った言葉であろう。

太平洋戦争敗北から60年、長い自民党単独支配の中で生まれた日本の指導者も世襲が増えてきた。

最近までの日本では、安倍、福田、麻生、鳩山と世襲首相が4代続いた。そしてそれぞれの政権が1年前後しか持たなかった事実に世襲の限界が見える。

戦後の惚け放題の平和で、日本社会全体が安穏な江戸時代の鎖国的な心境に向かっていると推測される。

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