記録日記~ステージ4からのがん治療~

父の癌発覚から治療に至る経過を綴っています。
2013年3月よりアービタックスによる治療を行っています。

記録日記

2008年9月。父が癌の診断。 咽頭部癌。stage4。重複癌、リンパ節転移を認める。父を応援する娘の日記。

2008年9月~2009年1月抗がん剤治療。翌2月~4月放射線治療。
一通りの治療が終わりました。

2010年2月に再発、手術入院を経て、現在は2ヶ月に1回の定期通院、服薬と代替医療としてのサプリメント摂取を継続しています。

2011年3月、再発。甲状腺切除手術。

これまでの治療経過とその後の生活を綴っています。

抗がん剤2クール目開始

2008年11月11日 00時11分49秒 | 3 抗がん剤治療2クール目

11月10日(月)

抗がん剤2クール目が開始された。

 9:30~10:00 副作用予防の点滴
10:00       吐き気予防の注射
10:00~11:00 ドセタキセル(抗がん剤)
10:00~15:00 水分の点滴
12:00~24時間 栄養の点滴
12:00~13:00 シスプラチン(抗がん剤)
13:00~24時間 5FU(抗がん剤)
15:00~20:00 水分の点滴
21:00~22:00 吐き気予防、眠れる点滴

これに加え、基本体重オーバーになった父は、
17時頃より利尿剤の注射を2本追加される。

基本体重64.5㎏に対し、夕方の体重65.2㎏だったかな。

500g以上のオーバーということでついにおしおき

今日の差し入れは
・あずき入りみぞれアイス
・緑茶
・本

 

抗がん剤初日はまだ、副作用の自覚症状はないらしく、
食事も普通食。
さすがにおつまみが減っているのは体重を気にしてか?

1クール目は確か3日目くらいから副作用の自覚症状があった。

栄養補助食品の作用で少しでも副作用(特に自覚症状を感じる部分)の軽減を期待したい。
もちろん!癌腫瘍へのさらなる効果も期待したい。

少しして母もお見舞いに来る。
母を駅まで送っていく。

今日は用事があり実家までは送れずごめんね。

さて、闘いが始まりました。

 

デイヴ平尾さん 食道癌で死去。
今年の夏、発覚し、手術を受けたらしい。
そんなニュースにドキッとする。
ご冥福をお祈りいたします。

 

父は闘っている。
65歳。
もうすぐ66歳の誕生日。
誕生日はきっと一番つらいときだね。
生と真っ向から対峙する誕生日。
どんなお祝いをしよう。

 

 

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投与前治療

2008年11月09日 23時43分33秒 | 3 抗がん剤治療2クール目

11月9日(日)

抗がん剤治療を翌日に控え、その前処置がなされる。

水分点滴の増加や、栄養、利尿剤の点滴の追加など。
抗がん剤の排出をスムーズにするために、腎臓を潤すのだそう。

心配していた腎機能の数値(血清クレアチニン)が、
前回の1.27から、
今回は1.1台に下がっている。
目指せ1.0ながら、緩やかな回復。

おかげさまで、明日からの抗ガン剤治療も満度に(量を減らさず)投与されるそう。
それを聞いて一安心。

副作用で食欲不振になる前にと
今日は、お味こってりのたこ焼きを差し入れに持っていく。

においがキツイので病室ではなく食堂で珈琲タイム。
ふたりで食べていると、体重測定の時間になり、看護師さんに呼ばれる。

基本体重64.5㎏に対して、64.8㎏

まずいっ。。 300gオーバー。

基本体重より500g以上オーバーすると、老廃物の排出がうまくいっていないと見なされるらしく、利尿剤注射が追加される。
これはこれで、夜に何度もトイレに目覚めるのがつらいらしい。

父はその注射のことを「おしおき」と、呼んでいた
300gオーバーで「おしおき」は、ぎりぎりセーフ

ちなみに、癌になり、大変な治療をしながらも、ちっとも体重が減っていない父。
食欲、体力は、がん治療に欠かせない力。
お見事です。

 

~今日の差し入れ~

・くだもの(柿、なし、ぶどう)
・生たまご
・ヤクルト
・ミニスティックパン
・珈琲にたこ焼き
・ジャスミンティ
・水
・本3冊
・箱ティッシュ


母が探してきた「玄米酵素」のサプリメントのサンプルを試飲?試食?してみる。
かんで食べるタイプでちょっとモサモサ。父の嗜好には合わないらしい。
「飲むタイプならいいけど。」と、言っていた。

基本的に、もともとサプリメント類を摂る習慣のなかった父ですから、
サプリメントの是非はさておき、毎日継続して飲む、食べること自体が、第一関門。

父の許可?をもらい、私のセレクトしたサプリ(βグルカン含有サプリ)でさえも、
毎日まではいっていないようで、なんとか8割摂っているくらいだし。

例え効果(といういい方は適切じゃないにしても)が期待される食品でも、
父自身が、信頼、信用して、摂ってもらわないと、ある意味効果は半減なわけで。

これもまたコンセンサスといえるでしょう。

 

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がん患者らしからぬお見舞い

2008年11月06日 23時20分44秒 | 3 抗がん剤治療2クール目

11月6日(木)

仕事帰りで、お届け物中心の短時間お見舞い。
今日は

・レッドグロープ
ヤクルトビフィア
・菓子類(ハーベスト、ごませんべい、チョコ)
・補助食品(バランスアップのクッキー)
・水

でした。菓子類複数。

抗がん剤開始まで体を持て余し、元気。食欲旺盛な父です。

腎機能を高めるための食事の配慮について私が調べたことを伝える。

でも、がんがメインだから、
気をつけるのはいいけど、気をつけすぎないようにと伝える。

 

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2クール目開始は来週から

2008年11月05日 22時53分55秒 | 3 抗がん剤治療2クール目

11月5日(水)

夜に病院へ顔を出す。
食後の時間。父は本を読んでいた。

各階の食堂に本棚があるのだが、自分の病棟の本棚をチェックし終えた父は、
他の病棟へ本を物色しに行ったらしい。

昨日Dr.から内視鏡の画像を見せてもらったらしい。

食道がん~だいぶきれいになっだそう。

下咽頭がん~やはり前回の退院前に見たときよりきれいになったみたい。

抗がん剤2クール目の開始は、来週の月曜からとのこと。5日後。

腎臓の機能はまだ低いらしい。

腎臓の機能を高めるためにはどうしたらいいかも聞いたようですが、
特に指示はなく、これまで通り、
「水分をたくさん飲むこと」くらいらしい。

今50台、目指せ60台とかいう数値については、
今日の話では、
今日は1.27、目指せ1.0という別の数値に変わっている。
(これについては、改めて書きます)

ここ数日は、なんだか口が寂しいようで、
なにかしら口にしている。

今日も私がいたのは食後の1時間くらいですが、
口にしていたのは、お茶、リッツ、牛乳、飴など。
本当に食欲旺盛です○

明日、母がお見舞い。
母に、高額医療費控除の申請を依頼すること、
沈まぬ太陽の4,5巻を依頼したこと、等を聞く。

面会時間が終わる音楽とアナウンスが流れる。

「(お見舞い)どうもね」と父。

とんでもない。
せかせかした今の私の生活の中でも、ここは、ゆったりと流れる時間。
そして、父と過ごし、語らえる、幸せな時間。


 

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精神力の強さ

2008年11月03日 23時56分13秒 | 3 抗がん剤治療2クール目

11月3日(月)

お見舞いに行くが、病室にはいない。
メモを見ると15時半にシャワーを予約しているようだ。

差し入れを冷蔵庫に入れ、少し待つ。
すぐ戻る気配がないので、食堂で待つことにする。

と、食堂に父がいた。
リッツを隣に置いて、本棚の雑誌を物色していた。

抗がん剤2クール目がいつ開始するかは決まってないけど、
まだ、点滴のたぐいはしていない。
明日からする様子。

まだ、腎臓の数値は低いみたいで、
今は50台。本当は60以上が正常値らしいが、
一体何の数値なのかが分からない。

腎機能に関係するカリウムは、
前回の退院時にDr.から指摘を受けたけど、
カリウムはもっと下げなくてはいけない数値だったし。

今日の差し入れリクエストは、

・柿
・卵6個
・納豆
・ミルク飴
・ドリップコーヒー

さらに私から、

・コーヒーゼリー
・水
・鮭フレーク
・みそにんにく
・総合医療に関する資料

食欲は旺盛なくらいで、私がいる間でも、
リッツ、コーヒー、なし、コーヒーゼリー、ミルク飴と、何かしら食べている。

そして、
「入院している人たちの中で、俺が一番元気なんじゃないか?」
とさえ、つぶやく。

心も元気な証拠。頼もしい。

抗がん剤の副作用やがん治療によって、
うつや胃潰瘍を引き起こすこともあるってDr.からも説明を受けていたけど、
今のところ、その気配はなし。

がんを治すには、治療も食生活もすべて大切だけど、
病と向きあう本人の精神力も、非常に重要な要素。

がんを告知されたときの父のショックを思えば、
今日のこのつぶやきに至るまでには、いろいろな思いをしてきたに違いない。
そして、それを受けとめ、乗り越えてきたに違いない。
本当にうれしいこと。
前を見ているということ。

次の抗がん剤のつらさも、きっと精神力で乗り越えてくれるはず。

病院内に図書コーナーがあることを父に話す(前にも言ったけど)。
ちなみに今、父が読んでいるのは、私のおさがり?の
沈まぬ太陽(3)御巣鷹山篇

この3巻というのが、23年前の日航機事故をもとにした
半ドキュメンタリーな重い話で。
お互い読む本は違うが、この本なら父も読めるかもと思い、おさがり?で実家に届けたもの。

父はこの本を読み、何を感じるだろう。

 

帰り際、図書コーナーを視察に行かないかと父を誘う。

ふたりで、まだ行ったことのない、新館の図書コーナーのフロアへ向かう。
今日は祝日。
夕方のひっそりとした外来待合室をぬけ、2階へ。

少し行くとそこには灯り。灯りのもとは、機能訓練室のような部屋。
そこは透析室。

父、透析室をのぞき込む。
透析患者向けの資料、ポスターがあるゾーンをきょろきょろしながら歩く。

その奥の突き当たりが図書コーナー。
狭いけど、そこはガラス張りで明るそうな空間。
閲覧しかできないけど、気分転換になるかな。

「(図書コーナーが)開いている時間にまた来てみる。」と父。

一階に下りてそこで分かれる。

父の後ろ姿はしゃきっとしていて、格好いい。


 

 

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抗がん剤投与前の父~体調良好~

2008年11月02日 01時48分34秒 | 3 抗がん剤治療2クール目

11月1日(土)

抗がん剤投与2クール目のための入院。

まだ、抗がん剤治療開始前なので、食欲は至って良好。

差し入れリクエストは

・生卵
・塩辛
・くだもの

でした。

1クール目の入院時(抗がん剤投与以降)は、
食欲減退に悩まされ、
そんな中でも、
がんばって食べられそうなのが果物で。

果物リクエストはありましたが、
できるだけ「少しでいい」と、いつも言っていた。

そんな時期を乗り越え、今は、
「果物ナイフがあるから、1個ままでいい」
とのこと。

今日は母もお見舞いに来ていたようで、
冷蔵庫には、柿、りんご、ばななが、それぞれ1個ずつある。

私が買っていったものから、
柿1個、なし1個、リンゴ1個を取る。

リクエスト外の差し入れは、資料とポットコーヒー。
ふたりでコーヒータイム。

少しして、父は売店へ行き、ミネラルウォーター1本、イヤホン、かっぱえびせんを買ってくる。
きちんとマスクをしていった。よい○。

胃カメラ後のDr.の話では、
「(癌腫瘍が)よくなっている」とのこと。

それって1クール目終了後のカメラ映像と比較してってことになります。
やはり、抗がん剤の効果は、投与終了後も徐々に効き続けているってことになります。
うれしい話。

父の予想?では、次の抗がん剤開始は4日(火)。

腎臓の数値はまだちょっとよくないようですが。
2クール目開始前にどの程度かによって、
抗がん剤の量が決まるのではないでしょうか。

夕食も難なく完食。その上追加で柿を1個。

「食べられるうちに食べとかないと」と父。
その前向きさが心強い。

 

病室斜め向かいの方。
髪も豊富で「初めての入院かな?」などと思っていましたが、
どうやら声帯切除をして、プロボックス手術を受けた方のよう。
なにやら器具をつけて発声している様子が伺えた。

声帯切除はQOLの低下が云々言うものの、
見た目は元気そうに見えるその方に、
また違う勇気をもらった気がする。

 

 

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2度目の入院です。

2008年10月30日 23時46分31秒 | 3 抗がん剤治療2クール目

10月29日(水)

抗がん剤2クール目の治療のため、この日、2度目の入院。

父の癌が判明して、今後どうなるかの見通しももてないままの1度目の入院。
病の重さに圧倒され、不安もいっぱい、受けとめることで精一杯だった1度目の入院。

そんな、何もかも「初めて」だった前回と比べると、

癌を受けとめているだけ、
治療を始めているだけ、
気持ちはこれからの治療と回復に向かっているだけに、
父も、そして、私や家族も、
心の余裕がある。感じられる。

午前~父と母、公共交通機関で病院へ。
母が帰ると、入れ替わりで、父の職場の方々がお見舞いに来る。
(ありがたいし、元気な父でいいタイミングのお見舞い)
そして、私は仕事が終わってから
事前に預かっていた荷物を持って病院へ行く。

今日は入院日で、治療検査はなし。

明日は胃カメラ、その他検査をするらしい。

期待。抗がん剤って?」にも書きましたが、
抗がん剤のこれまでの効果に期待し、明日の胃カメラの結果を気にする。

父自身も、

「治療前にあった、飲み込み時の喉のひっかかり感がなくなった。」

と感じているそうで。そんな言葉は私達に元気と希望を与えてくれる。

 

病室は、前回と同じ部屋でした。
4人部屋。今度は窓側。

お向かいは、父の1度目の入院より前からずっと入院している方。
手術で声帯を取ったようですが(あくまでも推測)、
あの頃と比べ、元気になっていっているのを感じる。

一番交流のあったHさんは、父が入院する日に入れ替わりで退院したそうで。

~それぞれが、自分の病としっかり向き合い、闘っている~

 

 

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期待。抗がん剤って?

2008年10月30日 07時20分17秒 | 3 抗がん剤治療2クール目

抗がん剤って、投与終了して、2,3週間経っても
効果は継続するの?

今日、約2週間ぶりの内視鏡カメラを飲む父が、
Dr.に「前回(投与終了後11日)より(腫瘍部が)きれいになっているかどうかを見る」
といったことをいわれたらしい。

実際抗がん剤の効くタイミングってどれくらいなんだろう?
気になる。

今日の検査に、期待しています。

 

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