ＡＮＶＩＬ・リップスのフライングＶシェイプギター

「映画」という形で思わぬ再ブレイクを果たしたアンヴィル。
メタルやロックが嫌いな人でもこの「アンヴィル・夢を諦めきれない男たち」は
お勧めの映画ですよ～。

そのアンヴィルが０９年ラウドパーク09に出演しましたが
私はアンヴィルが出演する前の日、ジューダスプリーストや
メガデス、アークエネミーが出演する初日に観に行ったので
アンヴィルは観れなかったのですが

このボーカル＆ギターのリップスが長年使っているフライングＶシェイプの
ギター・・・・赤と黒がありますが、８４年のスーパーロックでも
弾いていた、大切なカスタムメイドのギターのようですねぇ。
ワールドツアーの長距離移動でギターが傷んで引退・・・という
大御所バンドとは違う路線で、とっても大切にしているんですね。

で、この黒のＶシェイプ（元は白だったそう）
実は、ホローボディーで、目指すようなサウンドが
箱物ギターでロックするテッドニュージェントのような方向性を
狙っていたそうです。

このＶシェイプは主にリードギター用で
そのホローによるロングサスティンが目指すところだったよう。
しかも、このギターを作った人は
ＴＯＰとＢＡＣＫ、ブリッジ用のブロックにメイプル材を採用し
ネック、指板はマホガニー、ＰＵはリアにギブソン４９０ＴのＰＵを付けている
ＥＳ３３５とストラトシェイプ的なサウンド
硬質な材と柔らかい材を組み合わせたＶネックのギターだそうで
ある意味驚きです。
このリップスは以前ＥＳ３３５を弾いていたそうですが
テッドニュージェントの真似になると、このギターをオーダーしたそうな。

彼の目指すトーンやプレイはテッド、リッチーブラックモア、
そしてマイケルシェンカーだったそうです。
（そのマイケルに冷たい扱いをされても浮かれまくりだったリップスが最高！）