日蓮への路

日本を愛していた日蓮を偲んでのブロクです。

悟りについて

2005-07-10 21:23:30 | 日蓮について
悟りって、何でしょうか?

まずは、一般論として意味を調べてみましょう。三省堂提供「大辞林 第二版」より

悟り(覚り)
(1)さとること。知らなかったことを知ること。気がつくこと、感づくこと。
「―が遅い」「―の悪い男だ」
(2)〔仏〕 迷妄を去って、真理を会得すること。また、その真理。開悟。菩提。覚。
⇔迷い
「―を開く」「―の境地」

迷い
(1)迷うこと。また、迷う心。
「気持ちの―がある」「―を断つ」「気の―」
(2)〔仏〕 欲望や執着などの煩悩(ぼんのう)のはたらき。悟りが開けないこと。また、成仏(じようぶつ)のさまたげとなる死者の執念。
(3)まぎれること。はっきりしないこと。まぎれ。
「霧の―は、いと艶にぞ見えける/源氏(野分)」
(4)混乱。騒ぎ。騒動。
「荒かりし浪の―に住吉の神をばかけて忘れやはする/源氏(澪標)」
(5)(髪・糸などの)乱れ。ほつれ。
「末まで塵の―なく/源氏(椎本)」


迷いについて、迷妄や煩悩と表現していますね。

煩悩
〔仏〕 人間の身心の苦しみを生みだす精神のはたらき。肉体や心の欲望、他者への怒り、仮の実在への執着など。「三毒」「九十八随眠」「百八煩悩」「八万四千煩悩」などと分類され、これらを仏道の修行によって消滅させることによって悟りを開く。染(ぜん)。漏。結。暴流(ぼる)。使。塵労。随眠。垢。
――あれば菩提(ぼだい)あり
煩悩と菩提とは表裏一体で別々に離れたものではないということ。煩悩則菩提。
――の犬は追えども去らず
煩悩が人につきまとって離れないのを、犬がまといつくのにたとえた言葉。

迷妄
物事の道理を知らず、誤りを真実と思い込むこと。心の迷い


悟りを示す言葉として、真理を会得する、開悟。菩提。覚とありましたね。

真理
(1)正しい道理。だれも否定することのできない、普遍的で妥当性のある法則や事実。
「不変の―」
(2)〔哲〕(価値を慮外にして)事態の真相。真。その基準については諸説ある。(1)思想と事物の一致、すなわち判断や命題が存在と正確に対応すること(対応説)。(2)ある命題(思想)が他の諸命題と矛盾せず整合性があること(整合説)。(3)プラグマティズムでは、ある思想が有効な働きや結果を示すこと。
⇔偽

開悟(かいご)
(名)スル
悟りを開くこと。


菩提(ぼだい)
〔仏〕
(1)〔梵 bodhi〕修行を積み、煩悩(ぼんのう)を断ちきって到達する悟り。一般には仏の悟りをいうが、声聞(しようもん)・縁覚(えんかく)の悟りをいうこともある。「覚」「智」「道」とも訳す。
→阿耨多羅三藐三菩提
(2)死後の冥福のこと。
――を弔(とむら)・う
死者の冥福を祈って読経などをして供養する。



調べてゆくと、いろいろな言葉にめぐり会います。

この広い宇宙にあって、いったい何が起きているのか、よくよく考えてみると、そこに真理があるのかもしれない・・・と諭される思いになります。それでも、いろんな意味で難しく、理屈でわかっていても、悟りの境地を得がたいのは凡人ということでしょうか。

それゆえに仏教は、仏の教えなのでしょうね  。



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