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[テレビドラマ] 「侠飯~おとこめし~」が面白い

2016-07-23 | ドラマ
孤独のグルメ」、「めしばな刑事タチバナ」に続く第三(?)のテレ東 ”夜食テロ” ドラマである「侠飯~おとこめし~」の第二話の放送を見終わりましたが、メッチャ面白いですな

公式サイト→http://www.tv-tokyo.co.jp/otokomeshi/

”就活中の平凡な大学生がヤクザの抗争に巻き込まれ、警察や敵対組織に追われる身のヤクザ組長(とその舎弟)を匿う羽目に陥る”~という、設定だけ見るとかなりハードでバイオレンスが満載な雰囲気なんですが、全くそんな内容ではありません(^0^;)

いや、一応、暗にバイオレンスな要素も随所に出て来るんですけど、基本は ”こんな組長が一家に一人いてくれたら最高!” というw、料理のイロハを懇切丁寧に解説しつつ、”大人” が先行き不安な ”若者” へ至極真っ当な人生指南までしてくれる様を感動的に描写したヒューマンドラマです

「孤独のグルメ」がドラマ要素をおまけ扱いにして、料理の描写と食事中のモノローグに視聴者の全神経を注がせる構成にしている事で、ありとあらゆる視聴者層に訴求するのに成功していたのと比べると、今作「おとこめし」は少々好き嫌いが分れてしまうかもしれません

個人的には、ドラマ要素が登場する料理とキチンと絡めてあるのは非常に好感触ですし、安易にデレた態度を見せたりしない組長のキャラ描写と、ひたすらヘタレな主人公の対比が素晴らしいヽ( ̄▽ ̄)ノ 

柄本時生の絶妙に人をイラつかせる仕草や表情は ”完璧” としか表現しようがありませんしw、これからエピソードを重ねるごとに、生瀬勝久演じる組長によって少しずつ ”一人前の男” として成長させられるのかと思うと先行きが実に楽しみでなりません

”夜食テロ” の真骨頂である料理についてもまさに「おとこめし」の看板に相応しいカンジで、(丁寧に頑張りさえすれば)オレでも誰でも自宅で普通に作れそうなラインを見事に突いてきてると思います(…どこで読んだか聞いたか定かではありませんが、”美味いモノさえあれば大抵の不幸は吹き飛ぶ” 的な言葉がオレにとっては座右の銘に近いくらいの人生訓です)

…とにかく第二話にて ”創味シャンタン” を実名で出して来たシーン、好感度共感度親近感が瞬間的にMAXにまで引き上げられた自炊歴の長いおっさん視聴者としてはもう無条件でこのドラマを礼賛してしまいますよ、ええw



160924追記:
最終回を見終わりましたが、余りのどんでん返しにビックリしてしまいました(^_^;)

例の騒動のせいで(;´Д`)、放送予定が一話短縮されてしまったとの事ですが、このオチ自体に変更が加わったとは考えにくいですし、本来ならもうちょっとじっくりと伏線が明かされてたりしてたのかなあ…

悪徳刑事?役の小沢仁志とか出番が異様に少なくてあれじゃさっぱりワケがわからんかったですよねw

まあでも落とし所としては何の憂いも無く、非常にスッキリと出来たのはとても良かったです

主人公の成長っぷりも見てて気持ちよかったですしね(元々はフェイクだったとしても、そのまま神棚を大事にしてるシーン大好きです)

原作小説はこの後もシリーズ化されてるみたいなので、柳刃と火野のコンビの活躍をもっと見たいなあ


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