お多津@笠岡駅から徒歩3分、料理旅館「三洋」内:笠岡ふるさと中華そば

「おっつぁん」を訪れたあと、積年の思いが募るこのお店に訪れる。料理旅館「三洋」の中にある日本料理店であり、上掲画像のノレンはその旅館のロビー側エントランスのもの。

さらに、外側のエントランスには違うノレンがかかる。

...日頃から当ブログをご愛読いただいている諸兄にはその扱いに困る全くどうしようもない真性ラヲタも多いようだが、実はけっしてそんなヲタクばかりではない、と承知している。そこで敢えて解説的に書こう。
このお店、前述のように、もともとは笠岡駅前にある料理旅館の中にある日本料理店である。その店主が、コレまた全国の同志とも交流の深いたいへんなラーメン自作マニアであり、趣味が高じた結果、ある時期から不定期に創作的なラーメンを自店で隠しメニュー的に提供するようになった。その告知はインターネットを通じて全世界に発信された結果、全地球規模...とは大げさかも知れないが、少なくとも我が国全国各地から、そのラーメンを求めてやって来るラーメン好きの間でその名が知られるようになっていった。そうこうするうち、とある笠岡ラーメンの老舗が店を畳むことになったとき、その味をここ「お多津」で引き継ぐかたちでレギュラーメニュー化した結果、これまで不定期限定だった「お多津」のラーメンが、営業している間はいつでも味わえるようになった、という経緯があるそうな。


店内の黒板メニュー右端にある「笠岡ふるさと中華そば」そのレギュラーメニュー。先ほどの「おっつぁん」の印象が脳裏に残る中、コレを注文。

器の柄、スープの中に見える麺の整え方、きれいに整えた盛りつけ方、洗練された感。また、やって来た時に漂う香りの高さ。

あっさりすっきりとした中に、鶏といりこの奥行きの豊かさは先ほどの「おっつぁん」で味わった印象と共通しながらも、より上品な感。それに加えて、糸唐辛子由来も含め、ほんのりとした辛さによるキレ、鶏油と白ゴマの香りが特徴的。また、煮鶏のよりカチッと締まった感が非常に美味い。メンマのサクポリ感もしっかり。

中細のストレート麺、少し固めの茹で上げ。しっかりとしていてスープとの相性もいい。

すでに何度となくココを訪れている同行者は「油そば」を注文。コチラも出来上がって来るやいなや、ふわぁ~と醤油ダレと牛脂の組合わさった高い香りが漂ってくる。

ようく混ぜ込んだところをちょこっと味見させてもらった。
チキンラーメンの太目バージョンみたいな麺の食感が独特。

いずれにしても、ここもまた是非再訪したいお店だ。
ところでこの10月から、店主監修の「笠岡ふるさと中華そば」チルド麺がクラタ食品から発売されているそうだが、コチラ関西でも入手できるんだろうか?あ、ネット販売もやっているようだ。
http://www.fukuyama-ramen.com/49/130/ 


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【お多津】
 11:30~14:00 17:30~20:30
 水曜日定休
 0865-62-3101
 岡山県笠岡市中央町20-4 三洋旅館 1F

お多津割烹・小料理 / 笠岡駅
昼総合点★★★★ 4.5

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コメント
 
 
 
お取り寄せ (散髪小僧)
2012-10-20 20:51:04
いつも楽しく拝見しています。
記事を読ませて頂き、いてもたってもいられず早速注文しました。
ストレートタイプで送料も入れると1食約1000円とどうしても値が張ったしまいましたが、期待以上の美味しさでした。
交通費を考えれば…ですもんね。

鶏ベースの優しい味のスープはもちろんでしたが、何より気に入ったのが歯ごたえのある鶏チャーシュー!

それに味のしみこんだ食感の面白いメンマも初めての体験でした。

途中から店主オススメの「S&Bテーブル胡椒」がこれまたよく合いました!

ボクの住む名古屋からはちょっと遠方ですが、機会を作り是非実店舗おじゃましたいですね。

これからも精力的なレポ楽しみにしています。
 
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