つけ麺やろおじ@鞠小路今出川上ル

去る7月7日にオープンした新店。7月19日実食。
「鞠小路今出川上ル」と聞いて「ああ、あそこね。」とすぐに場所をイメージできる人は少ないだろう。もう少し詳しく書くと、百万遍交差点を西に一筋行くと、南西角に思文閣美術館、東北角にラーメン「たく味」がある交差点から80mほど北進したところ。電車だと、出町柳の駅からでも少し歩けば行ける距離だ。
お店の駐車場はないが、斜め向かいに結構大きなコインパーキングがある。この周辺には京大関係者も多いだろう。
まるで小料理店か割烹店のような、ほぼ一間間口の目立たない店舗でなので、何も知らないで行くと、どこにお店があるのか見つけにくいことだろう。

店先にある御触書のような立て札。
「佇」を遵守すべし。

店内に入ったところにある券売機。押したボタンは「味玉つけ麺400g」。麺の目方は300gと同じ値段なので、つい400gの方を選んでしまった。

カウンター席から道路側に見える窓には一升瓶が並べてある。てっきり日本酒か焼酎かと眺めると、ラベルに書いてある「本みりん」や「料理酒」が笑いを誘う。

麺は「高倉二条」と同じ全粒粉のものだが、「高倉二条」は大阪の梅が枝製麺所の麺なのに対し、ここ「ろおじ」では自家製麺なのだそうな。太さや感触は違った印象。
「高倉二条」の二号店としてオープンしたのがここ「ろおじ」だが、訪れた日にカウンターの向こうにいたのは、「高倉二条」創業時の厨房にいたあの二人だった。ステンレスの器はなんだか味気ないようにも見えてしまうがこれにはワケがある。麺の器は内側がザル状で、程よく水分が切れるようになっていること、つけ汁の方は、目の前の電磁加熱器で温め直すことが出来るようにしてあるのだ。さらに電磁調理器には小さな砂時計の一分計が置いてあり、温め具合の目安にできる。
というように、つけ麺を楽しむための新しい工夫がこらされてるのが面白い。豚骨魚介のスープや極太のメンマ、チャーシューの仕込み方、濃いオレンジ色でトロトロの黄身の味玉等は高倉二条のそれとほぼ同じだが、随所に新たな面白さを感じることが出来るお店になっている。
以上のように、単なる高倉二条の二号店ではない。むしろ、「高倉二条」のラーメンやつけ麺の味を知っている人にこそ、さらなる面白さが楽しめるお店だ。
...麺を食べ終えたころにつけ汁のスープ割りを頼んむと、煮干しの香りを味がぶわっと満ちた味だった。
券売機にあった「鯛ぶぶ」「鰯ぶぶ」も気になるところ。

なんにしても、これは流行るだろうなー。

営業時間は11:00~15:00と17:00~21:00で不定休、麺売切れ次第終了。

ところで、ふつうのラーメンはどうなんだろ...?

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