無鉄砲がむしゃら@大和郡山市上三橋町:純とんこつラーメン

春の勢いが一気に加速しそうな気配の土曜日。桜の開花予報は「まだ蕾み」のところが多いが早咲きの桜は満開の様子。これは見に行くべ、と、奈良市内をめざす。正午にさしかかる前にどこかで一杯食べておきたいなぁ...と思いつつ、あの店にしようかこの店にしようかとウロウロしているうちにたどり着いたのが無鉄砲がむしゃら。久しぶりの純豚骨補給モード。幸いなことに外待ち2名。しかも1分待ったか待たないかの間にその2名とともにカウンター席に案内された。ラッキーである。

純とんこつのプラ券を購入。この日の呪文、「チョイアサコナモタレモヌキトンコツダシダケメンフツウネギデキルダケ」。
...つまり、「スープの濃度はちょっとアッサリめで化調も醤油ダレも入れんといて。麺は普通のカタさで、ネギはできるだけギョーサン入れといて」というカスタマイズ。

コナもタレもヌキという注文は、他でもないこの釜の中で煮えたぎる豚骨ダシの、そのままの姿を味わってみたいがためである。

つまりそれは、無鉄砲グループが謳うところの「水と豚骨」のみの、本当に「水と豚骨」のみの姿である。こんなワガママなカスタマイズを平気な顔で作ってくれるのも無鉄砲グループのみではなかろうか。

そして、店主アキちゃんが作ってくれた「チョイアサコナモタレモヌキトンコツダシダケメンフツウネギデキルダケ」。
見た目にはまったく普通の純とんこつラーメン。

前述のとおり、コナもタレもまったく入れてないので、塩気も醤油っけも全くなしである。この「味付け」のない状態で、豚骨ダシの特質をふんだんに味わい、楽しむ。「ちょっとアッサリ」で頼んでもそこはムテのとんこつ、ソレ相応の濃密さは保っており、食べ手によってはどこがちょっとアッサリやねんと思われるかも知れないが、胃に全くもたれることなく、こんなにウマイ豚骨ダシを味わい得るのはやはりムテならではではないか。趣味で料理を作ったりする方にはお分かりいただけると思うが、汁物の料理をするとき、醤油や味醂を足す前に、ダシの加減を味見してみる時、そこにいいダシ加減があれば、とくに味付けしていなくても「美味い」と思えるものだ。ましてや、鶏ガラや豚骨を買って来て、イエでラーメンスープを作ってみようものなら、そういう工程での作業は本当に楽しいものである。コナもタレも抜きは、食べはじめのところでそういう楽しみがあるのだ。もちろん、このまま食べ進めるのではなく、テーブルに置いてあるラーメンタレを少しずつ足しながら、徐々にタレの味を程よいところに近づけて行きながら味わうのだ。
また、タレ抜きの状態は、濃い味のスープの中ではあまり印象に残らないチャーシューの醤油ダレにしみ込んだ感が非常に明確に感じ取れたりするというメリットもあったりする。いずれにしても、豚骨ダシが秀逸であればこそ楽しめる味わい方だと私は思う。
あ、それから、店主アキちゃんが教えてくれたことに、麺はひところの太麺に比して若干中太気味のものに替えているとのことである。
木津の本店で味わうムテのトンコツの標準である「日本めん」仕様とはまた違う麺の主張ががむしゃらの魅力である。

そんなことで、自分好みのタレ加減で、美味しく完スペ。ごちそうさまでした。

このあと、奈良市内に戻って氷室神社の桜を楽しみ、

 関西鐵道大仏線の廃線跡を辿って楽しみ、

これから盛りをむかえる井手町地蔵禅院の枝垂桜の見事な姿を楽しみ、帰り着いた。実に、いい休日であった。



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【がむしゃら】
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 11:00~15:00 18:00~23:00(売切れ次第)
 月曜日定休
 0742-52-6440
 奈良県大和郡山市上三橋町152-1
 P:共同30台

無鉄砲がむしゃら ラーメン / 帯解駅

昼総合点★★★★ 4.5

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