デイドリームをつかまえて

裕樹の日記PART?

ジレンマ

2006年04月29日 02時33分46秒 | LIFE EXPERIENCE
最近、小田急に乗ってると、車内でよく流れるアナウンス。

「ヘッドフォン等をしているお客様は音漏れにご注意ください。」

まあ、確かに音漏れは迷惑ですよね(僕はけっこう人がどんな音楽を聴いてるのか興味があって音漏れを聴くの好きだけど)。

でも、ちょっと思うんだ。



音漏れするほど音楽聴いてる人ってアナウンスも聞こえてないんじゃないか、と。

たぶん、これ、みんな思ってるんだろう。
なんていうか、これは小田急のジレンマなのかな、と。
つまり、「隣の人の音漏れがうるさかったんですよ」って苦情が来るとする。
でも、苦情が来たときには当人は電車を降りた後だから、もう駅員さんだって注意できない。

これ困った。

だから、せめて「私たちはお客様の苦情に耳を傾けてますよ。」って姿勢を示してるんじゃないかな、と思うんです。

「どっちだよっ」て突っ込みたくなるコレ↓も、銀行のジレンマなんだろうね。

SUICA買いました!

2006年04月26日 14時02分55秒 | LIFE EXPERIENCE
なんていいますか、SUICAって僕の中で都会の象徴といいますか、僕には一生縁の無いものだと思ってました。
もともとJRを使うことがあまり無かったってのもあるけど、なんとなく敷居が高かったんです、僕の中で。
真の都会人しか持っちゃいけないんじゃないか、と。
神奈川の端っこに住んでいる僕なんか、恐れ多くてきっと駅員さんに断られるんだ、と。

「SUICA、買えばいいじゃん。便利だよ。二千円だし。」
劇団で知り合った友達に甘い言葉でささやかれ、その足で新宿駅自動券売機に行き、SUICA購入までかかった時間は20分。
早っ!
ゆうき、都会人っ!!

今では真の都会人となった僕の財布の中で緑色のカードが気持ち良さそうに眠っております。
でも、僕の財布分厚くて(外がね)いまいち改札くんの反応良くないんだよなぁ。

読書と睡眠

2006年04月16日 22時32分59秒 | LIFE EXPERIENCE
僕は、電車の中では、だいたい読書をしているか眠っているかのどちらかだ。
最近は春のせいか、ぽかぽか気持ちよくて、読書をしている最中に眠ってしまうことも多い。

今日、バイト帰りに電車の中で、「ヘラジカの胸」だか「オオカミの角」だかいう本を読んでいたのだが、うとうとと眠くなってしまった。
眠い意識のなかで、果たしてどっちの題名だったか気になって、目をあけてみたら、現実の僕の手には何も乗ってなかった。
そんな本など最初から読んでなかったのだ。

電車が横浜に到着するころ、またうとうと眠っていた僕の右手を誰かがつねったせいで、ぎりぎり乗り過ごさずにすんだ。
いったい誰がつねったのか見てみたら、右手に重ねていた自分の左手だった。
どういうことなのかよく考えてみたのだけど、左手が僕の意識とは別のところで頑張ってくれたのだろう、と納得した。
じゃあ、なんでいつもそうやって起こしてくれないのか、とも思った。
少なくとも今の僕の左手の独立意識は眠っているかのように僕の指示に従っている。

あ、読書、ぜんぜんしてないじゃん。僕。

消えた切符

2006年04月11日 01時57分17秒 | LIFE EXPERIENCE
最近読んでる脳の研究の本がすごく面白い。

「進化しすぎた脳」池田裕二著

脳の研究がどこまで進んでいるのか、とか脳がどこまで行動を支配するのか、とか。そんな話なんだけど、ただ単純に「体は脳の入れ物だ」みたいな論じゃない脳と体の相互関係なんかをすごく分かりやすく説明してくれている。
えーっと、例えば、知ってました?人間って自分の正面で見えているもの以外は色を認識できないらしいんです。じゃあ、脇で見えている色はどうやって認識しているのかというと、脳が補っているらしいんですよ。
そういう話だけじゃなくて、ねずみをラジコン化する話や、視覚野を破壊された人間がどうなるかの話とかも、すごく興味深い。

僕も自分の脳のことをけっこう考えるようになりました。
で、気付いたんです。
僕の脳、かなり欠陥品です。
ほら、よく人やモノにぶつかるし、ダンスの振りを覚えるのマジ遅いし。
そしてまた一つ、今日、自分の脳の欠陥に気付きました。

僕の脳ははときどき、活動停止するんです。
そんなまさか。とは思うんだけど、明らかに記憶の無い時間帯がある。
いや、時間にすると10秒くらいなんだけどね。
直前まで何をしていたのかさっぱり思い出せない。
映画「メメント」や「バタフライ・エフェクト」ってそんな話だったけど、たぶん僕の場合、きっと何もしてないんだろう。
いや、口をあけて涎なんか垂らしてたり、する。たぶん。

昨日もありました。
電車に乗ろうと切符を買って、ふと気付くと切符をどこにやったか思い出せない。
電車から改札に行くまで、ほんの数秒ですよ。
そのあいだにもう切符をなくしている。
これ、おかしいよ、明らかに。記憶なくしてるよ。

いつも入れている右側のポケットには無いし、手には財布を持っている。
あれー?おかしいなぁ。確かに買ったはずなんだけど、手に持ってないし、ポケットに入れた記憶もないし、それどころか切符を買ってから俺何してたっけ?
↑気付いたときにはこんな感じ。
で、切符を取り忘れたのかも、と券売機の方に戻ってみたり、ポケットの中を一生懸命探したり、立ち止まって思い出そうとしてみたり。

すると、さっきから、なんだか可愛らしい女の子が僕のことをじっと見てるんですよ。
おやおや?
もしかして、これって恋の予感??そりゃ春ですもの。
なんでそんなに僕のことをじっと見てるんだい?


女の子;「あの、切符、あそこに落ちてますよ。」

ああ、なんてことない、切符は僕の空白の10秒のあいだに、手からすべり落ちていたわけです。
ああ、恥ずかしい。
ああ、もう恋なんてしない。

どうか、舞台の上で、記憶なくしませんように。
台詞も忘れませんように。





稽古初日

2006年04月06日 16時49分04秒 | 稽古日記
昨日は、あの、つかこうへい劇団のダンスレッスン初日だった。


20分遅刻しました…。

いや、聞いてくださいよ。
間違えて田端にある稽古場に行ってたんです。
前日に手紙が来て初めて知った稽古だし、なんていうか、そっちの地図が同封されてたんですよ!そりゃそっちに行くでしょうって話です(僕以外の誰も間違えてなかったんだけど…)。
おかしいなぁ、とは思ったんですよ。一時間前から田端文士記念館の前に立って待ってたのに、20分前になっても中は閉まってやんの。
うーん…、俺が間違ってるのか…、と考え始めたのが20分前。

ちょっと待て。

俺が間違ってるじゃん!!

手紙をもう一度チェックしてみたら、「稽古場は北赤羽にあります。」と一行書いてある!おいおい嘘だろ!!
地図ぐらい載せておいてくれーーー!!

で、僕はダッシュでJRに乗りなおして、北赤羽に向かった。
携帯で調べた案内情報によると、稽古開始時間ギリギリに北赤羽に着くようになっている。
乗り換えで急ぐか、稽古場が駅のすぐ近くにあれば間に合うはずだ!!

赤羽の乗り換えで走って、やった!案内より一つ前の電車に乗れた!これで間に合う!僕にもまだ運が残っている!!

そこに車掌さんのアナウンス。
「次は、武蔵浦和、武蔵浦和です。」

え??どゆこと?
これ、通勤快速じゃん!!
運、残ってないよ!!全然運が残ってない!!

今、僕は確かに北赤羽にいた。
でも、止まれない…。
ああああああああああああああああああああああああああああ。
ものすごい勢いで北赤羽が過ぎ去っていくぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!

武蔵浦和ってどこだよ!東京じゃねーだろ絶対!

うわぁぁっぁぁぁぁ…。俺、最低だ…。

えー、これが僕が20分遅刻した理由です。
劇団のみなさん、ごめんなさい。