秀楽のつぶやき

将棋教室と駒製作と、ちょっとした思いを。

木のぬくもり

2009-06-04 22:04:20 | Weblog
5月6月の日曜日はほとんどが将棋大会で忙しい。とは言っても選手として出るわけではないので気楽といえばいえる。そこでちょっとした変化を見つけた。
随分前の大会は将棋盤といえば木のものを使っていたが、ビニール盤が出てからはとんと見なくなっていた。最大の理由は持ち運びが大変なこと。その点ビニール盤は5枚くらい重ねても1センチの厚さくらいにしかならず、かさばらない。主催するほうは大変楽になってありがたかい。
2年ほど前に九州で指導員会議があったとき、このビニール盤に駒台がほしいという要望があった。大会では駒箱をひっくり返して使っていたが、完全に間に合わせであり、裏を使うほうは汚れているし、表を使うほうは将棋駒などの文字が入っている。さらに盤より駒台が上にある。主催者は楽だけど、選手は指していても味気がない。
ところがことし、薄くはあるが卓上盤を使用している大会があった。やはり木の指し味というのはいいものだと気づいたのかな。駒台は覚えていないがこれも揃えてやりたいものだ。ぜいたくいうなら駒だってつげ駒だね。
まじで大会には1寸くらいの木の将棋盤と駒台を揃えようかと思っている。駒はプラスチックで勘弁してもらうとして。でも、いい駒をお持ちなら大会に持ってこられて使ってもらいたいな。マイ駒を大いに使いましょう。駒は使えば使うほどいい輝きが出てきます。ちなみに秀楽のマイ駒は古いので40年使っています。食べられませんがいい味を出しています。