Dream Gate ( 中野 浚次のブログ )   

本日はようこそ開いてくださいました!お芝居のことグルメを語ります!


          

窓から港が見えりゃいい    みなとみらい コンチネンタルホテル

2008-06-29 | ホテルライフ
 

 



 誰にもじゃまされることなく、ひとりの時間を快適に過ごしたい!

 横浜のグランドインターコンチネンタルホテルに泊まってきました!

 泊まった部屋は25階にあるハーバー・スイート(←フ ンパ ツ しました!)。
 
 ホテル先端に位置した、この部屋からだとベイビューと、横浜市街や大観覧車の
 イルミネーションが美しいナイトビューの両方が堪能できるんです。

 画像は、ベイブリッジや横浜港が一望できるベイビュー側から撮りました。

 
 昼間の景色よりも夜景の方がスバラシイのですが、夜は関内にある馴染みの鮨「はま田」
 でチョイとお酒をいただき過ぎたようで、ホテルに帰ったのが午前サマ(笑)。
 鮨「はま田」は、イチローに似た若いご主人と元宝塚女優の奥さんの二人だけでやってる
 ごく家庭的なお店です。
 ちなみにご主人の浜ちゃんは、祇園の「まつもと」のご主人と大の仲良し。


      はやりの歌など なくていい
      
      時々霧笛が 鳴ればいい
 
 
 八代亜紀さんの『舟歌』に、こんな歌詞がありましたよね。

 翌朝、ベットでのお目覚めは、アラームではなく、霧笛でした。
 
 今日は、赤レンガ倉庫でヒップホップの大会があるんです。
 
 でも、これ以上書くと”若いですね”と言われそうなのでこの辺で
  
 止めます。


 
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美輪明宏ワールド      『 黒蜥蜴 』

2008-06-24 | 演劇

もし、あなたが友人のバースデーパーティに招かれたとします。会場に入ると卓上

に飾られた巨大で華麗なデコレーション・ケーキが、きっとあなたの目を奪うでしょう。

でも、よく見るとケーキのまわりに、いっぱい蛆虫が巣食っています。

さあ!それを見てあなたならどうしますか?

舞台『黒蜥蜴』とは、そんなお芝居なんです。

江戸川乱歩の探偵小説(死語ですよね)から三島由紀夫が自由奔放に翻案。三島好

みの歌舞伎の手法をふんだんにとりいれて、退廃味を、デカダンスを強調 して耽美

世界、美的恐怖恋愛劇に仕立てた舞台です。


今回で何度目の再演になるのでしょうか。

初演こそ見逃 しましたが、今までに8~9回 は観ています。

断っておきますが、美輪明宏のファンでも、おっかけでもありません。


『黒蜥蜴』の舞台を観ると、色もシェリーより薄く、香りの高い、きりっとした辛

口の白ワインを飲んでいるような、気持ちがスカッとするというか、ある種の懐か

しさと、心の落ち着きをもたらしてくれます。


パッケージされた商品だけに囲まれている現代。常に「快楽」と「快適」という

"ぬるま湯”に浸っている現代。それを失うまいとすればするほど、日常は平板で、

浅くなっていきます。

だからこそ、美への偏執的なまでの憧れと、思い入れがあるのではないでしょうか。
 
主人公黒蜥蜴は、美への執着がおそろしいほど強い。

だからといって、ブランドモノを次々と漁る現代女性とはちがう。

黒蜥蜴は単に美しいものを手に入れることではなく、美そのものと交わることなん

です。つまり彼女が求めるのは、自分の眼にかなった、自分にふさわしい美術品だ

けでした。


皮肉なものです。彼女の前にあらわれたのは、美術品ではなく、切れ味の鋭い、気

品と感性の持ち主である、一人の青年でした。明智小五郎です。

悲劇のはじまりです。

 
明智:あなたの御一家はますます栄え、次から次へと、贋物の宝石を売り買いして、この世の春を謳歌なさるでしょう。

岩瀬:え?贋物の宝石だと?

明智:ええ、本物の宝石は、もう死んでしまったからです。

一枚の絵のような幕切れです。



世界でもっとも美しいのは、宝石類や美術品などの物質ではなく、人の心、つまり

愛であることを、暗示してくれています。

美輪明宏の噴出する悲劇的感性で、観客のこころをわしずかみにするという壮麗な

テクニックは圧巻です。


だから、美輪ワールドに魅かれて、懲りもせず劇場へと歩が向くのです。

                       2008・6・20 
                      梅田芸術劇場・メインホール所見


                      
                      
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最近のお買い物  ロゴの変遷       

2008-06-21 | お買い物



最近の買い物ですが、モンクレールの半袖のポロシャツが欲しくて、原宿のユナテ

ッド・アローズに行ってきました。


ところがです!今シーズンはデカゴロなんです。それも左袖のど真ん中に貼り付

けてある。しかも太めのブルーラインの 上なんです。たしか昨シーズンは小さめ

のロゴだったんです。一昨年はデカゴロ。年ごとに変わります。         


ゴロは貼りつけたモノだから、胸もとに貼替え可能ですが、ボク的にはデカゴロ

は好きではありません。それに袖のブルーのラインは貼替えられません。


ならば來シーズンは小さめのロゴになるのでしょうか?ロゴだけではありません。

襟もとのパイピングも細くなっつた り、太めになったり。 ロゴの大きさは、

どうして毎年こうして変わるのでしょうか?理解に苦しみます。



これとは別に、今年はレモンイエローなアイテムがヒットしているらしいですが、

ケ・ド・バルミというブランドのベルトを買いました (画像/左)。見た瞬間ちょっと

一歩引くようなアイテムですが、デニム用に買ったのですが、少し細めなので

普通のパンツに愛用しいてます。お値段は二万五千円ぐらいです。


後日、DKNYでカーキのポロシャツ(画像/右)を買っちゃいました。半袖です。

写真のように、ごくフツーのポロなんですが、衿腰にオレ ンジラインがあり、

ウエ ストの両サイドがシーム・オープンになっているところ にも同色のライン

があしら ってあります。さりげないオシャレな演出が気に入り ました。白めの

ジャケットのインナーとして活躍してくれそうです。お値段は一万五千円程度。


ところで、カラーのカーキのことなんですが、カーキとは、ペルシャ語なんです。

もともとインドに駐留していたイギリス軍の軍服に採用されて から派生したらしい

です。大陸の岩や土埃にみられる、くすんだ黄色。つまり陸軍の迷彩色として

普及したんだそうです。


カーキといえば、大分前にセオリーで 買った<しわ加工>のデニム。これがカー

キで迷彩色なんです。頻繁に活躍しています。だけど最近メタボになっちゃいま

して、ジーパンが似合わなくなりました。困ったことです。ほんと!


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初めての三ツ星レストラン

2008-06-15 | グルメ

やっと予約がとれて、東京・白金台のレストラン「カンテサンス」に行って来ました。

店内は撮影禁止で,残念ながら料理の品々をお見せできませんが、ランチコースで

7品程度。お店のポリシーで、すべておまかせなんです。予約の時に苦手な食材を

あらかじめ言っておきます。ワインは豊富で600種程度からチョイスします。
 
幸いホテルマンのY君と一緒だったので、ワインは彼が選んでくれました。

どれも口当たりが爽やかで美味しかったです。

 「これはフランス南部の─」

ウエイターの料理の説明も殆ど耳に入りませんでした。緊張してたんですね。

私なんか場末の居酒屋の方がお似合いです。

でもメチャ美味しかったです。全部頂きました。
 
帰り際には、シェフ自ら客の一人ひとりに挨拶。当たり前のことかも知れ

ませんが、このお店のコンセプトには学ぶべきものがあります。


「腹のことを考えない人は頭のことも考えない」とサミュエル・ジョンソン

が喝破したけれど、この店はその原則を貫いているようです。



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一途に想いつづける大切な人がいますか   舞台 「蝉しぐれ」

2008-06-11 | 演劇

爽やかさと、若々しさと、飾らない生々しさと。

いってみれば、清涼飲料水を一気に飲み干したような気持ちだった。


父の切腹に端を発する牧文四郎の挫折と成長を描いた藤沢周平の『蝉しぐれ』の舞

台化は二度目である。今度は等身大の若手俳優の起用と、ベテラン陣が脇を固めて

一級の娯楽作品に仕上がった。


主人公牧文四郎には福士誠治。誠実に、熱血に,真摯に取り組んだ。文四郎を取り

巻く若者には、崎本大海、内藤謙太。二人はすでに『わかば』で明治座の舞台を経

験している。次世代を担う若手俳優だが、ベテラン勢に混じって、親友との篤い友

情を、臆せず、真剣に演じた。花道での芝居に稚屈さは否めないが、かえって好感

がもてる。七三よろしく決まってほしくない。嫌味になる。


二幕の文四郎と矢田淑江が出くわす熊野神社の境内では、詩情と哀感が伝わる。

矢田淑江を演じた舞川りらは宝塚出身。ふしだらな女でいて、武士の妻である気品

を見せた。


脚本は金子成人。「凛と聳える青竹を連想して、このドラマを書いた」と作者は筋

書で述べているが、それが今回の作品のバックボーンにリンクした。
 
ひと言でいえば、まだ硬いが、強風にもしなりながら踏ん張る青竹。そんな舞台だった。

 
苦言を一言。商業演劇の装置は、飾りすぎ。これも観客へのサービスなのか。

それと映像畑の役者さんが多いせいか、「出」と「引っ込み」の芝居がおざなり。

もっとも国太郎の青木孫蔵がうまいのはさすが。

                      2008,5,28 明治座・昼の部所見




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