第2112回 上からマリコ 西からさしこ

さしこ　握手会で笑顔引きつる

2012年6月18日（月）07:59　日刊スポーツ

　ＡＫＢ４８からＨＫＴ４８への移籍が決まったＡＫＢ４８指原莉乃（１９）が１７日、千葉・幕張メッセで行われた「真夏のＳｏｕｎｄｓ　ｇｏｏｄ！」劇場盤大握手会に出席した。

　握手したファンによると、指原は元気そうに振る舞っていたが、やつれた様子で笑顔も引きつっていたという。移籍は、週刊文春で過去の男性との交際が報じられたことがきっかけで、秋元康総合プロデューサーが「イエローカードの１つ」として通告。この日、指原は報道で失望した一部ファンから心ない言葉も浴びせられたようだが、それを心配するファンには自ら「全然、大丈夫だから」と話しかけていたという。

　もっとも大半のファンは温かい目を向けていた。千葉市の会社員（２４）は「記事がうそだと思っているので、左遷とかそういうのではないと思ってます」。長野県の会社員（３３）は「仕方ないと思ってます。今までと処分の仕方が違うので、ちょっと驚きましたが、福岡のＨＫＴで頑張ってほしい」とエールを送った。

むかしむかし。
三原修という人がいた。
現役時代ずっと巨人でプレーし、
終戦後すぐに巨人の監督になった。
監督在任中に２度の優勝を果たしたものの、
旧制中学時代からのライバルだった水原弘に監督の座を奪われた。
形ばかりの総監督の椅子を蹴った三原は、創立２年目の西鉄ライオンズの監督になるべく、
福岡へと渡った・・・。

その三原が作り上げた最強野武士軍団・西鉄ライオンズの活躍ぶりは、皆様ご存じのとおりだ。

さて、さしこである。
メディアというのはどうしても東京中心にものごとを考えがちなので、
ＨＫＴに移籍することをマイナスにとらえてしまう。
「左遷」などという文字も躍っているようだが、そういうトーキョー目線でこちらを見るのはやめてほしい。
巨人の選手がソフトバンクに移籍したら、それは「左遷」というのか。

指原莉乃という女の子のことは、オジサンよく知らない。
でも九州に来たことを、決してマイナスにとらえてはならない。
逆により大きく羽ばたくチャンスだと解釈してほしい。
くだんの三原修だってそうだし、
足利尊氏だって九州に落ち延びてから天下人としての第一歩が始まった。
九州はそういうところなのだ。
九州出身のアナタなら、そのへんのところはわかっているでしょ？

だからここはひとつ、九州のために大いにがんばってもらいたい。