SWITCH!

ちょっと気になるNEWSな話 since 2010

「SWITCH」は あすから夏休みに入ります…

2010年07月25日 | 日記
 6月1日の開設以来、私の書き下ろしエッセイを毎日みなさんに提供してきた当ブログは、ハワイ旅行のため、あすから8月4日まで更新をしばらくお休みします。これまで当ブログを訪問して下さったみなさんに心から感謝します。

 当初は、ハワイにもノートパソコンを持ち込んで、現地で更新を続けることも考えていましたが、せっかくの海外旅行なので、旅行中はパソコンのことは忘れ、しっかりとバカンス気分を味わうことにしました。現地で身も体もリフレッシュし、新たな気持ちでブログの更新を再開します!

 私のような無名人の雑文を読んで下さる人がいるのか? 記事の更新を続けることができるのか? 記事内容について文句が出たらどうしよう?……など、さまざまな不安の中で始めた当ブログは、驚くことに開設当初から多くの人たちに閲覧していただいており、思っていたよりも反響が大きく、私としては一応「成功した」と思っています。特に、私が主な読者層に定めている同世代とみられる人たちの書き込み(コメント)が見られるのは嬉しいことです。

 これまで投稿した記事は、70を超えました。自分でもよくこれだけ書けたなぁ…とビックリです! 私はなるべき多岐にわたるテーマの記事を書こうと努めてきましたが、ざっと振り返ると、好きな分野の話題に偏っていて、実に私らしい内容になっていることに気づかされます。その内容については読む人によって様々な意見があるでしょうが、当ブログでは私が書きたいことだけを記事にすることにしていますのでご理解下さい。ただ、来月以降、これまでとは違った展開もあるかもしれませんので楽しみにしていて下さいね。

 これからもブログ「SWITCH」をよろしくお願いします!

完全移行まであと1年・・・「地デジ」の準備はお済ですか?

2010年07月25日 | 日記
 みなさん、「地デジ」(地上デジタル放送)の準備はもうお済ですか?
 テレビのアナログ放送の停止とデジタル放送への完全移行まで24日でちょうど1年を迎えました。石川県珠洲(すず)市では全国で先駆けて、きのうの正午から完全移行したそうです。
 都内のホテルでは総務省や放送局の関係者ら約700人が集まり、記念イベント「日本全国地デジカ大作戦」が開催。原口一博総務相は「地デジ完全移行は、国民の限りある重要な資源である電波の有効活用につながる。断固としてデジタル化を推進していく」と述べ、完全移行の重要性を強調しました。その後、イメージキャラクターであるタレントの草なぎ剛さんらが銀座の目抜き通りをパレードし、国民に地デジ移行を呼びかけました。

 総務省によると、地デジ対応受信機の世帯普及率は3月時点で約83・8%と、普及ペースは目標をやや上回っているとか。低所得者層への対応や地域による普及格差や、都市部に多い「ビル陰」による受信障害への対策の遅れなどもあり、100%達成は容易ではないようです。このため、同省では、コールセンターや相談窓口の人員を増強するほか、日本郵政の協力を得て、郵便配達員による声掛け運動なども展開することにしました。

 我が家では地域でデジタル放送が始まる前から地デジ対応のテレビに変え、4年ほど前から地デジ放送を楽しんでいますが、まだまだ周りにはアナログテレビしか持っていない人も少なくありません。なぜ地デジに取り換えなければいけないのか、そもそも「地デジ」って何なのか分からない人もいます。特に高齢者は、地デジの必要性(メリット)を認識していないようです。 

 でも、地デジ放送とアナログ放送は全く違います。画質も写真のように鮮明で、慣れてしまえばもうアナログの画面は見ることができません(唯一の欠点は、人の顔のシワやシミもはっきり見えること! 憧れだったスターが老けて見え、がっかりすることがあります)。また、好きな時に各局のデータ放送でたくさんのニュースや情報を知ることや、双方向ボタンで生放送のクイズ番組に参加することもできます。もはや、地デジのテレビは、テレビも見られるパソコン(情報端末)のようです。
 まだアナログテレビを見ている方は、「まだ1年ある」と思わず、なるべく地デジ対応テレビを購入することをお勧めします!

忌野清志郎さんの知られざる横顔

2010年07月24日 | 日記
 日本のロック界を牽引し続け、昨年5月に58歳という若さでこの世を去った忌野清志郎(本名・栗原清志)さんは、子どものころから絵を描くのが大好きで、歌手になっても絵を描き続けました。その数は500枚にも上ります。昨夜NHKで放送されたハイビジョン特集『ぼくはロックで大人になった ~忌野清志郎が描いた500枚の絵画~』(夜8時~)は、そんな清志郎さんが残した絵をふんだんに紹介しながら、自筆の日記、雑誌の取材テープの肉声など、数々の資料と俳優の三浦友和さん(高校時代の同級生)ら親交が深かった人たちの証言から、清志郎さんの知られざる姿に迫った見ごたえのあるドキュメンタリーでした。
 
 「机に向かう勉強は嫌いだけれど、図工は得意」だった清志郎さんは、進学校に入ったものの、ろくに授業を受けず、教室にいても隠れて漫画ばかりをノートに書いていました。その漫画も紹介されていましたが、かなり本格的なものでした。学校に行くことや勉強することを嫌っていた清志郎さんが唯一心を許したのは、担任教師で美術を教える先生。先生を慕っていた清志郎さんは、朝夕、美術部の教室に通い詰めていました。他の先生は不良に対して厳しいのに、その先生は叱ることなく、いつも清志郎さんをやさしく受け入れてくれました。高校時代にロックバンド「RCサクセション」を結成した清志郎さんは、その大好きな先生を歌にしました。それが「僕の好きな先生」です。

 清志郎さんは絵を描く才能にも長けており、その作品は完成度が高いものでした。鮮やかな色彩で、力強いタッチで描かれています。高校3年生の時の美術教室で書き上げた自画像には、顔のパーツが書き込まれていませんが、それは自分の行く道を固定したくないという心の表れだと指摘されています。彼は亡くなる前年までいくつもの自画像を描きました。

 メッセージ性の強い歌をたくさん作ってきた清志郎さん。反戦や反核・反原発を歌った曲やロック調に歌った国歌「君が代」を収録したアルバムが発売禁止に追い込まれそうになりますが、彼は決して「納得できない圧力」に屈することはありませんでした。清志郎さんは自分が正しいと思うことは最後まで貫き通し、等身大のありのままの姿をみんなに見せてきました。

 残された絵画からは、そんな彼の熱いハート、実直な心の内がにじみ出ています。

海へ来なさい

2010年07月23日 | 日記
 きょうは「大暑」。1年のうちで最も暑い日とされる日です! 今年も文字通り、全国各地で猛烈な暑さを記録しました。

 いよいよハワイ旅行まで3日に迫り、私は荷物の最終確認に追われています。荷物は3カも前から少しずつ旅行バッグに詰めているのですが、念には念を! きのうになって急きょ、水着も持っていくことにしました。これまでの旅行は観光&ショッピングづくしのタイトスケジュールでなかなか海やプールで泳ぐ時間がなかったのですが、今回は8日間の日程なので泳げるかもしれないと思ったからです。その水着は前回の旅行時に買ったもので、一度も使うチャンスがないまま箪笥に眠っていました。。。

 ハワイにはホテルに必ずと言っていいほど大きなプールがいくつもあって、プールで泳ぐのも気持ちがいいのですが、やっぱり海で泳ぎたいですね。ワイキキビーチとかで、海からダイヤモンドヘッドや高層ビル群をゆったり眺めるのは最高です! 海の中に入ると心が癒されます。海には神秘的な力があるのかもしれませんね。

 今週のNHK「SONGS」の久保田利伸partⅡを見ていて、驚いたことがあります。それは、日本にR&Bの礎を築き、今やアメリカで大活躍している久保田さんの歌手としての原点になる曲が井上陽水さんの「海へ来なさい」だったことです。「世の中にこんなにすばらしい歌詞の歌があるのか!」とひどく感動した久保田さんは、自分もこんな歌詞を作りたいと挑戦してみましたが、到底できないことに気づいて断念したといいます。「海へ来なさい」は陽水さんしか作れない名曲だったのです。番組の中で久保田さんは「海へ来なさい」を歌いました。

 ♪ 太陽に敗けない肌を持ちなさい
   潮風にとけあう髪を持ちなさい
   どこまでも泳げる力と いつまでも唄える心と
   魚に触れる様な しなやかな指を持ちなさい .....

 この歌は陽水さんが自分の娘(歌手の依布サラさん)のために作ったもので、大きくなったらこんな人間になりなさいという父親としての強いメッセージが込められています。でも、陽水さんによれば、この時、まだ子どもは生まれていませんでした。この歌詞は陽水さんの大きなイマジネーションによって紡ぎだされたものです。

 「海へ来なさい」は、私も大好きな1曲。久しぶりに耳にして、海へ行ってみたくなりました。。。

うなぎ料理で暑気払い!

2010年07月22日 | 日記
 毎日、暑い日が続いています。みなさんは食欲が落ちたりしていませんか? 私は食欲が落ちるということは胃が痛い時以外にはめったにありませんが、たまに食が進まない時があります。こんな時には、素麺や冷麺など冷たい料理、スイカなどが食べたくなります。でも、“丼もの”もいいですね~♪

 親子丼や牛丼もいいけれど、やっぱり好きなのはうなぎ丼! カロリーが高い料理なので年に数回しか食べませんが、私は子どもの頃からうなぎ丼・うな重が大の大好物です!! 昨夜、久しぶりに食べましたが、香りから味、触感までなんとも絶妙で、心底おいしいと思いました。卵焼きの千切りや卵とじを絡ませると、おいしさが倍増。ぜいたくな気分に浸ることができます。。。

 時代・歴史小説家の池波正太郎さん(1923~90)は、『鬼平犯科帳』『剣客商売』など、戦国・江戸時代を舞台にした作品を次々に発表する傍ら、美食家としても知られ、食に関するエッセイも数多く書き残しました。池波さんも「うなぎ」が好物だったようで、日本橋高島屋の特別食堂「うなぎ・五代目 野田岩」によく通っていたといいます。私は昔、池波さんのグルメエッセイを読んで、その年を感じさせない瑞々しくて分かりやすい文章に感動したのですが、池波さんは、同店のうなぎ料理について次のように書き残しています。

       前に、上品な味付けと書いていたが今日、気が付いた。
       上品さの正体の一つは、香ばしさである。
       焼いた香りが非常に、よく、これが、上品な感じなのである。
       ここが、他のうなぎ屋と、違うところである。


       また、うなぎだけ食べた時と、飯と一緒に食べた時と
       うなぎの味が違うように感じる。
       飯に染み込んだタレの味が作用するのであろうか、
       飯と食べたときにどんな味になるのか、
       当然、計算しているのであろう。
                                「銀座日記」より

 確かに、池波さんのおっしゃる通り、うなぎとご飯はよく合います。うなぎのかば焼きだけでも美味しいけれど、やっぱりアツアツのご飯と一緒に食べたいものです。少し甘めのタレがじわ~っとしみ込んだご飯は最高です!
 
 もうすぐ土用の丑の日(7月26日)。私は待ち切れずにその前に食べてしまいましたが、みなさんはうなぎはお好きですか? インテージ社が15歳以上の男女を対象にした最近の調査によると、全体の78.3%が「好き(どちらかといえば好きを含む)」と回答したそうです。
 今年は稚魚の不漁で、国産うなぎの値段が高騰しているそうですが、やっぱりうなぎは食べたいもの。うなぎを食べて、スタミナ満点! 暑さも吹き飛ぶかもしれませんよ! とはいえ、私はクーラーのよく効いた部屋で食べましたけど……。

各地で連日「猛暑」…熱中症にもご用心!

2010年07月21日 | 日記
 太平洋高気圧に覆われた日本列島ではきょうも午前、東日本を中心に各地で最高気温35度以上の猛暑日となりました。東京都心でも35.6度まで上がり、2008年8月以来2年ぶりの猛暑日を記録したそうです。きのうは群馬県伊勢崎市で38度を記録。こうも暑くなると、クーラーなしでは生きていけませんね。私の家もきのうから一日中、エアコンをつけています。

 近年の暑さは尋常ではなく、あまり我慢していると死に至ることも少なくないそうです。事実、熱中症による死者が連日のように相次いでいます。60歳以上で熱中症になった人の6割が特にスポーツや仕事をしているわけではない日常生活の中で発症していることが、日本救急医学会の調査で分かりました。高齢者は重症化しやすいため、エアコンなどによる室温の管理や十分な水分補給が欠かせないそうです。
 症状を3段階に分けると軽症では、めまいやこむら返りが起こる。中等度は頭痛、嘔吐、倦怠感。重症の場合は意識障害や肝、腎機能障害など。重症の198人のうち4割の81人が60歳以上だったといいます。
 なぜ高齢者が熱中症になりやすいのかというと、高齢者は暑さに対する感覚が鈍く、若い人より体内の水分量が少ないので体温が上昇しがちだから。だから、屋内でも発症するのです。
 予防策は、のどの渇きを感じなくてもこまめな水分補給をして、エアコンや扇風機を使って定期的に室温を下げること。これは決して高齢者だけでなく、一般の人たちにも必要なことで、私も寝る前に冷えた水が入ったペットボトルを枕元に置いています。

 ロシアでは130年ぶりという記録的な猛暑が続き、暑さをしのごうとして溺死した人の数が1000人を超えているとか。ロシアでは6月中旬から猛暑が続き、気温は摂氏40度を記録。熱中症や日焼けによる炎症を起こす子どもが増えており、また心臓疾患や糖尿病の患者も合併症に苦しんでいるようです。

 猛暑は人間の命も脅かしています。。。

村上龍× ソフトバンク 孫社長

2010年07月20日 | 日記
 作家の村上龍さんが日本で活躍している経済人と本音トークを繰り広げるテレビ東京系「カンブリア宮殿」(毎週月曜夜10時~)に2週にわたって、ソフトバンク社長の孫正義氏が登場しました。これまで語られることがなかった「経営者としての孫正義の現在と未来」にクローズアップした先週に続き、「エピソード2」と題した今週は、孫のあらゆる活動に長期密着し、新型ケータイ開発の舞台裏や次なる「300年構想」、さらには創業30年の成功と危機を徹底取材。MCの村上さんと小池栄子さんがベールに包まれた孫社長の正体に迫っていて、なかなか興味深い内容でした。

 いまや売上高およそ2兆7600億円、営業利益で国内3位の企業グループに成長したソフトバンク。最近では、米アップルの「iPhone」、「iPad」の国内販売や、ツイッター(つぶやきサイト)での孫自らのつぶやきが話題をさらっています。
 1957年、佐賀県に生まれた孫氏は、韓国籍であることから幼い時から差別や困難に苦しみ、在日韓国人であることに追い目を感じながら生きてきました。そんな孫氏がパソコンソフトの卸売業を始めたのが、1981年。資本金1000万円の時期に見本市への出展に800万円を投じるなど、その経営手法は当時から型破りでした。攻めの投資・買収で、インターネット事業や固定電話事業に相次いで進出。2006年には1兆7500億円で携帯電話の英ボーダフォン日本法人を買収し、総合通信会社の一角に躍り出ました。孫氏の名前が世間で有名になったのは、1996年にテレビ朝日の買収に乗り出した時です(結局、朝日新聞の猛反発で失敗)。

 時代の変化を巧みに読み取り、ソフトバンクを一代で巨大グループに育て上げた孫氏。彼は日本企業のトップリーダーとして訓練することになりましたが、困難続きの連続で、今も会社はライバル他社と比べて“弱点”ばかりを抱えている(最大の弱点は他社よりも電波が弱く、通話障害が起きやすいこと)と語っていたのが印象的です。

 孫氏の社長としてのモットーは「消費者代表」。常に消費者の目線で商品を作り続けることです。番組では、携帯電話の夏の新機種発表会の準備に追われていた孫氏に密着していましたが、実際にサンプル商品を使って見て、使い勝手が悪い点を若い開発者やデザイナーに容赦なくダメ出し。高齢者向けの簡易携帯に対しても「デザインがダサい」「使い勝手とファッション性は両立すべき」と厳しいコメントをつけていました。販売する商品についてギリギリまで改良を指示し、一切妥協を許さない孫氏の姿勢に、経営者としての情熱を感じました。

 番組では近日中に「エピソード3」も放送される予定です。この番組で1人の人物についてシリーズで取り上げるのは異例なこと。それだけ、ソフトバンクの孫社長は今、日本で最も注目されている経営者なのでしょう。

夏風邪にご用心!

2010年07月19日 | 日記
 あ~、うだるような暑さ。きょうも朝から青空が広がり、各地で猛暑日になりました。大分で36.8度、東京で36.4度を記録したようです。3連休最終日の「海の日」。みなさんはどこかへ遊びに行かれましたか? 絶好の行楽日和になりましたね。

 私は家の中で、クーラーもかけずに汗を流しながら休日を過ごしています。なぜなら、少し風邪気味。朝から鼻水が続いたからです! どうやら、夜間のクーラーと扇風機によって夏風邪を引きかけているようです。といっても、クーラーも扇風機も1~2時間タイマーできちんと切っているのですが……。

 最近、巷では百日咳とともに「夏風邪」も流行っているようです。風邪といっても年々性質が悪くなっており、一度引くとなかなか治りにくいとか。ただの風邪だと思って油断していると、すぐにぶり返してしまうそうです。私の周りにも夏風邪を長く引いている人が見られます。

 夏風邪の主な症状は、発熱、のどの痛み、胃炎や下痢のほか、目の充血・目ヤニ、発疹など。私はまだ咳は出ていませんが、激しい咳が出るのも特徴みたいです。ほっておくと、咽頭結膜炎や咽頭炎を起こす場合もあるとか。また、夏風邪は腹部がウイルスにやられやすいのも特徴です。
 夏になると暑さによる睡眠不足と食欲不振で体力が弱って、風邪を引きやすくなるので、十分な睡眠と栄養をとることが最善の予防策のようです。

 ハワイ旅行まであと1週間を切ったというのに……。この1週間は、暑くてもできる限りクーラーを控えて、早く体調を整えたいと思います。

猛暑日・・・友人とランチを食べに行きました!

2010年07月18日 | 日記
 きょうは西日本から東日本の広い地域にかけて各地で30度を超える猛暑日になりました。群馬県・館林では最高気温が36.3度まで上昇し、全国で最も高い気温を記録しました。ほかに気温が高かったのは、島根県益田市35.7度、佐賀市・福島市35.6度、兵庫県豊岡市・福岡県久留米市35.3度など。主要都市の最高気温は仙台市31.6度、東京都心31.7度、名古屋市32.2度、大阪市32.8度、福岡市33.2度。西日本と東日本では今週、内陸の一部を除いて全般に晴れるみたいです。

 私は市内のホテル最上階にある自然派レストランで、同世代の友人たちと久しぶりにランチを楽しみました(男性は私1人だけ)。無農薬野菜・有機食材をふんだんに使用し、旬の味を生かした家庭料理をバイキング形式で自由に食べることができる人気店で、360度ガラスに囲まれた店内からは北九州市の景色が山から海まで展望できました。この日は快晴だったので、見晴らしは最高でしたよ。

 野菜料理を中心に、コロッケや鶏の唐揚げ、オムレツ、パスタ、ピラフ、スープなどから各種スイーツ(かき氷もありました)まで店内には50種類の家庭料理とさまざまなドリンクがずらり。私たちは大人のバイキングコース(昼の部は1500円)を選びました。
 天ぷらやしゃぶしゃぶなど、新鮮な野菜を使った料理はどれも美味しくて食が進みましたが、「りんごカレー」は味が薄くてイマイチ。牛肉料理がないのも残念でした! 
 バナナケーキ、プリン、シャーベットなどのスイーツは美味。この店の名物「有機コーヒー」はまろやかで喉越しがよかったです(なんとなく)。

 でも、やっぱり肉料理が食べたかった!

 私たちは、今度は肉が食べられる店に行くことを誓い合って別れました。

 

〈特別編〉 読み切り創作小説 「晴れた日曜日には海へ行こう」

2010年07月18日 | 日記
 みなさんはどんな日曜日をお過ごしですか? 連載小説「海辺のオルゴール」が好評だったので、きょうは〈夏の特別編〉の第2弾として 読み切りの創作小説「晴れた日曜日には海へ行こう」をお届します。。。
                                    
 七月に入って二週目の日曜日。俊介と詩織は、食事もとらずに朝早くから車に乗り込んで、海へ泳ぎに出かけた。
 二十四歳の俊介と二十二歳の詩織。職場でめぐり合った二人は、付き合い始めて一年半足らず。今年の春から、詩織は俊介の住む小さなアパートに同棲するようになった。
 海までは、アパートから車で三十分ほどのところにある。県内でも有名な観光ビーチがあり、毎年夏になると大勢の人たちで埋め尽くされる。詩織は夏になる前から、俊介に海に行きたいとねだっていたのだ。
 日中は日差しが強くて蒸し暑いが、朝の風はまだ涼しく、俊介は車の窓を全開にして走った。
 
 「私たちが海に泳ぎに行くって、初めてのことね。きょうは思いっきり楽しみましょう」
 助手席から詩織は、運転する俊介に向かって微笑みかける。俊介のサングラスは、日差しに反射して金色に輝いていた。
 「向こうに着いたら、まずは何かを食べよう」
 ハンドルを握る俊介は、前を向いたままの体勢で詩織に言った。街を抜けて、国道の海岸線に出ると、風が磯の香りを運んできた。
                   ×       ×       ×
 俊介と詩織は車を降りると、ビーチに並ぶ一軒の「海の家」の売店で簡単な食べ物と缶コーヒーを買い、自前のビーチチェアに座り、並んで食べることにした。目の前には真っ青な海が広がり、気持ちよかった。
 「こんな景色を見ながら食べると、何でもおいしく感じるわね」
 詩織は俊介に声をかけるが、俊介はそれには答えず、目を細めながら、ビーチにいる水着姿の若い女性たちを見詰めている。目線を追うと、大学生風のグループが女同士で笑い声をあげながら、はしゃいでいる。その中の一人は、超ハイレグなピンクのビキニを身につけている。
 「ねぇ、聞いてるの? さっきから他の女の子ばかりに目をやって・・・・・・。あなたはもう一人身じゃないのよ。私と一年以上も付き合ってるじゃない! なんで、他の女の子に関心を示すのよ。私じゃ、物足りない?」
 詩織は俊介をなじった。しかし、俊介は物怖じする様子を見せず、
 「そんなことはないさ。オレはお前のことは好きだよ。でも、世の中の女性たちにも関心があるし、かわいくてきれいな人がいれば、心が惹かれる。それは男にとって、どうすることもできないんだ」
と、目線を彼女たちから離さずに言い放った。  
 「でも、私は、あなたが自分の目の前で他の女の子を興味の目で見ている姿は見たくないわ。だって、私たちは恋人同士なのよ。どうして、あなたは私だけにかまってくれないの?」
 詩織はふくれっ面で、俊介をにらんだ。
 「せっかく、私たち、こうして海に遊びに来ているのに。……私、あなたと海へデートに来る日を本当に楽しみにしていたの」 
 詩織の沈んだ声を聞いて、俊介はやっとビーチの彼女たちから詩織の方へ目を向けた。
 「ごめん、悪かった。詩織の言うとおりだよ。俺たちは今、海でデートをしているんだもんな。不快な思いをさせて、本当に悪かった。コーヒーを飲み終えたら、さっそく俺たちも海に入ろう」
 俊介が優しく声をかけると、詩織はなんとか機嫌を直した。
                   ×       ×       ×
 朝の海はまだ冷たかった。しかし、俊介と詩織はすぐに夏の海に溶け込んだ。詩織は、白地にブルーの花柄をあしらったセパレート水着にパレオを巻いている。そんな彼女を見て、俊介の胸も高鳴っていった。
 しかし、俊介の詩織への興味は、すぐに奪われた。俊介は、目の前を通り過ぎたピチピチの水着姿の女の子に引き付けられた。見ると、その娘のバストは水着からはちきれんばかりだ。
 「もーう、いいかげんにしてよ! そんなに他の女がいいなら、私、一人で帰るわ」
 詩織はそう言って、しくしく泣き始めた。そして、それは嗚咽へと変わり、詩織の目からは、涙のしずくが止めどもなく流れ続けた。
 「本当に悪かった。謝るから、そんなに泣くなよ。周りがこっちを見てるだろ?」
 詩織は泣くのをやめない。
 「そういえば、今晩、友達と食べる約束をしてたじゃないか? それまでに機嫌を直しておかないと……」
 「もう、きょうは誰にも会いたくないわ。こんな気分になっちゃって……。きょうはサイテーな日。ケータイで友達に断らなくっちゃ……」
 詩織は、海から上がると、俊介を置き去りにしたまま、荷物を入れている海の家のロッカーまで小走りに走って行った。
 
 俊介は、そんな詩織の後ろ姿を見ながら、なんてかわいらしい女だろうと、一生手放さないぞと心底思った。
                                                     (おわり)