高岡早紀さん主演で映画化された作品です。
結構前に、本屋さんで、だんなさまも私も この文庫本を手にしていたという作品。(買ったのは1冊ですよ)
だんなさまの部屋に置いてあったので、奪って読み始めました。
会話が多いので 読みやすいデス。
とても醜い容姿をした主人公が 嫌われ、疎まれ、傷つけられて、辛い日々を過す、思春期に恋心からある事件を起こしてしまい、モンスターと呼ばれ、街から追われるように出て行くことになるのです。
そして、東京に出て、そこでも辛い日々を送るのですが、美容整形を繰り返し、美貌を手に入れる。それも、絶世の美女に。
そこで、彼女は 故郷の街に戻る・・・
といった話です。
女性の美に対する気持ちがストレートに描かれていて、とても男性作家とは思えない心理描写です。
こうすれば、魅力的にみえるとか、男性はこういう仕草に弱いなど へえーと思うことばかり♪
美容整形に関しては、否定するつもりはないので、
綺麗になって行く過程は読んでいて気持ち良いです。
ラストも こうくるのねという展開です。ここは、ちょっと男性的というか、女性作家だったら、ラストは心中だし、モンスターという表題も違うなって思いました。
あっという間に読めた作品です。
百田さんは、読み易いですね♪