第18話「その 新しい自分に…」
夏の暑さにバテ気味の灯里たちのために、晃さんがバーベキュー大会を開催。
お肉や海産物、野菜もいっぱい。
灯里は藍華の髪型がいつもと違うのに気付く。
夏の陽射しを受けキラキラ輝く綺麗な黒髪。
アリシアさんにも褒められ、藍華は有頂天。
「綺麗よ。女神様みたい。」
なぜなら、その髪にはとある願いが込められていた。
願掛け。
うかれている藍華ちゃんに、
「願掛けしている暇があったら、その分、実力を磨け!!」
晃さんがキツイ一言を放つ。
その後、どこか藍華ちゃんの様子が少しおかしくなる。
ぼーぉとしている。
ついに惨事が起こる。
願掛けしている髪に、炭の火が燃え移ってしまう。
晃さんが、すぐ火を消してくれますが・・・
みんな藍華ちゃんに、かける言葉が見つからない・・・。
藍華ちゃんは、平然を装いとりあえず立ち去る。
灯里ちゃんとアリスちゃんは、藍華ちゃんが心配であとを追いかける。
とりあえず、藍華ちゃんの部屋に行く。
藍華ちゃんの髪をこの二人が切る。
大丈夫かよ～？
きり終わったところで、願掛けの髪がなくなってしまったことを実感する藍華ちゃん・・・。
ここで願掛けの内容を話してくれる。
アリシアさんみたいに髪を伸ばし、アリシアさんのような素敵なウンディーネになりたいと・・・
「アリシアさんみたいになりたいなんてはじめから無理だったのよ。」
願掛けを失敗し落ち込む藍華ちゃん。
「そんなことないですよ」
と慰める灯里ちゃんとアリスちゃん。
そこに
「いや、無理だね!!」
と横槍が入ってくる。
入れたのは、晃さん。
「お前が、アリシアになろうなんて無理に決まってるだろ。」
「藍華。すっきりしたじゃないか。お猿のようで、かわいいぞ!!」
藍華
「いま、なんて言ったんですか!!」
「おサルのようでかわいい。」
「その前です!!」
「お前がアリシアになろうなんて無理だ!!」
「言っただろ。願掛けなんて意味ないんだって!!」
「意味ないですか・・・」
「あー。意味ないね。」
「どんなに願たって、おまえがアリシアになれるわけないんだからな。」
「何度でも言う。お前は、アリシアにはなれん!!」
「晃さんなんか・・・大嫌い!!」
「藍華!!」
立ち去ろうとする藍華ちゃんの行く手を足で塞ぐ。
迫力ありすぎ・・・
「よく聞け!! お前はお前にしかなれないんだ!!」
「いいか。アリシアになれるのは、アリシアだけだっつーの。」
「他の誰も真似できない、ネオ・ヴェネツィア史上最高のウンディーネになりゃいいんだよ!!」
「以上!!」
心にしみた藍華ちゃんでした。
そんでもって、昨日のバーベキュー大会をやり直す。
今度は、藍華ちゃんのおごりらしい。
で、登場した藍華ちゃん!!
さらに、バッサリきっちゃいました。
藍華ちゃん、可愛いです。
今日から新しい藍華ちゃんのスタートです。
アリシアさんにも
「その髪型、とっても藍華ちゃんらしいわね。」
って褒められよかったね。
次回
第19話
「その 泣き虫さんったら…」
「その 乙女心ってば…」
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