Vermont 徒然

米国Vermont州在住のCardiology Fellow(循環器科フェロー)のブログです。日々の出来事を徒然と...

EP Rotation、ボストン

2009-01-31 02:57:46 | 徒然と・・・
EP(電気生理学)のローテーションも3週間終了しました。残すはあと1週間です。期待していたほどには手技に入ることは出来ていませんが、コンサルト能力、および心電図を読む力はついていると思うので、まあ良しとしましょう。

先週末は妻がボードレビューコース(専門医試験の準備のコース)を受けに行くのに乗じて家族でボストンに行ってきました。

妻は水曜日の夜にバスでボストンに行き、木曜日から日曜日まで授業。私は木曜日当直をこなし、金曜日に子供二人を連れて車でボストンまで行きました。木曜日の当直がかなり忙しく、あまり眠れないままにボストンに行くことになりましたが、何とかたどり着くことが出来ました。かなり肉体的に厳しい旅程でした。後から考えるとかなり無謀な計画でした。

ボストンでは、おいしい日本食を食べたり、少し物事がわかるようになった息子(とまだよくわかっていないように見える娘)を連れて博物館へ行きました。

今回行ったのは
Harvard University Museum of Natural History
Museum of Science
でした。

ともに息子は楽しんでいたようです。

また、ボストンにいる友人にも会ってきました。

まず、妻の昔からの友達の夫婦と夕食を食べました。
ボストンの空の下というブログをされています。教えてもらったので早速リンクに付け加えました。

日曜日には最近結婚した後輩のJ夫婦にも会ってきました。Jは相変わらずボストンで頑張っているようで、私も刺激を受けることが出来ました。

それにしても、ボストンはこぢんまりした町で、かつ、日本食も手に入り、BSO-Boston Symphony Orchestraなどの文化的活動もあり、非常にいいところだなあと行く度に思います。あと1回くらい行く機会があれば、と願っています。

今週からEP(電気生理学)です

2009-01-13 03:34:36 | 徒然と・・・
今週から電気生理学(EP)。

病棟がメインになる事と思いますが、よりpatient careを効率的に出来るようになれば、と思います。手技にも少しは入りたいです。

昨日は日曜日当直。日曜日朝から24時間の当直でした。

最初の患者さんをレジデントにあげたところ、
"We are capped(私達はこれ以上入院を取れません(入院を取ることの出来る人数の上限を超えてしまったため))."と言われました。まだ当直は始まったばかりでしたが。。。

結局私が一日中循環器の入院を一手に引き受ける事となりましたが、そこまで忙しくはなく、勉強になる症例も多々来たので良しとしましょう。私自身は将来もこの様なことをしていくわけですから。繰り返しの効能か、入院を取るのがどんどん早くなっている気がします。臨床1年目のとき、1学年上のフェローを見て、「なんて効率よく患者さんを診ているんだろう!」と思ったものですが、ひたすら同じようなことをやっているとどんどん早く効率的になって来るようです。

気になるのは、研修医の循環器へのexposureの少なさ。土曜日朝に来た循環器研修医当直チーム、私が全てのワークアップをした患者さん1人を取ったのみでした。彼らは内科ICU(集中治療室)も昼間はカバーする事になっているので何か仕事はしているのでしょうが、循環器の新入院を診ない事には循環器の経験、面白さ、コツ、などが分かるようにならないと思うのですが…。良い研修は何か、考えさせられます。アメリカでは、最近Institute of Medicineの研修医の勤務時間に関するレポートも出て、より研修医を守る方向に向かうようです。患者さんの安全のためにはこの様な方策も必要なのでしょう。NEJM Volume 359:2633-2635 December 18, 2008

遅ればせながら、、、

2009-01-10 14:51:03 | 徒然と・・・
遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

さて、新年に入り、休暇後の1週間は"digital"ローテーションでした。

心筋シンチを毎日読んでいました。

この心筋シンチ、今回のローテーションに入るまで余り好きではない分野だったのですが、やってみると結構面白いことが判明しました。少しはまりました。

アテンディングが読む前に自分で読影しておくのですが、しばしアテンディングの読みとかけ離れることあり!まさにこれこそトレーニングですね。失敗から学ぶ、と言うことでしょうか。